[伊勢神宮]7 二見興玉神社の夫婦岩

伊勢神宮で考えたこと
[伊勢神宮]2 内宮解説
[伊勢神宮]3 内宮解説2
[伊勢神宮]4 おはらい横丁とおかげ横丁
[伊勢神宮]5 式年遷宮
[伊勢神宮]6 広まった理由
の続きです

伊勢神宮のツアーの添乗をします
ということで、伊勢神宮がらみで、二見興玉神社

二見興玉神社
関西人なら、絶対と言っていいほど訪れている夫婦岩

夫婦岩の三角のペナントや、アクリルで固められた文鎮なんかが家のどこかに仕舞われています

行った記憶はあるものの、それがなぜ行くべき重要な場所なのか
今回改めて調べて分かりました。

夫婦岩のある場所にあるのが二見興玉神社

二見興玉神社は、お伊勢参りをするときは外宮内宮へ行く前に訪れるというならわしになっています。
正式には、ここの海水で禊(みそぎ)をしてから。
今は簡略化されて、参拝すれば良い

お祀りしているのが、興玉大神(おきたまのおおかみ)
伊勢神宮がこの地にやってくるより前からの地元の神様です。
興玉大神って伊勢神宮は元々の地元の神様であるがゆえに、とても丁重に扱っています
内宮の正宮の中にも祀られています

さらに、三節祭と言われている伊勢神宮で最も重要な祭、6月と12月の月次祭(つきなみさい)と10月の神嘗祭(かんなめさい)では、興玉神祭(おきたまのかみさい)というのをまず最初にやってから行事が始まります。

そんな興玉大神はどこにいるかというと、沖にある島(二見興玉神石)
ところが、昔はあったんですが、地殻変動で海に沈んじゃった。
夫婦岩って、岩を祀っているんじゃなくて、沖にある二見興玉神石の神様の手前にある鳥居なんです。

鳥居である証拠に、岩の上に小さな鳥居が置いてある

GoogleMapで見ると、うっすらと興玉神石の海の色が変わっているのが分かります

興玉大神は、別名、猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)となっていますが、それには理由があります。
猿田彦大神は元々伊勢に住んでいた。
瓊瓊杵神(ニニギノミコト)が地上に降り立つ天孫降臨(天孫降臨の時、猿田彦大神が道案内を買って出て、高千穂まで行きます。
その後、猿田彦大神は天之宇津女(あめのうずめのみこと)と夫婦になって伊勢に住む
天之宇津女は天の岩戸の前で踊った神様です

時は移って、垂仁天皇の時代。
倭姫命(やまとひめのみこと)が八咫の鏡、即ち天照大御神が安住できる地を探し回っているとき、二見ヶ浦に船を留め、禊(みそぎ)を行った
すると、興玉神石の上に天照大御神が現れ
「この神風の伊勢国は、即ち常世(とこよ)の浪の重浪帰する(しきなみよする)国なり。傍国(かたくに)のうまし国なり。この国に居らむと思う」
と言い、自らここにいたいと宣言
じゃあここにしよう、となったのですが
その前に猿田彦大神が、ここ良いですよ、と倭姫命に進言している。

興玉神石の上に天照大御神が現れるってどういう状況かですが
天照大御神は太陽ですから、興玉神石の上に太陽が昇るって普通に有り得る

夏至の頃、夫婦岩の先に見える富士山の山頂からダイヤモンド富士が昇る

もちろん、昔は島だった興玉神石はその手前の延長線上

ここからは私の勝手な想像ですが
天照大御神が「この国に居らむと思う」と言ったのは、夏至じゃないでしょうか
こんな幻想的な光景を目の当たりにしたら、そう言っている気がしますよね
伊勢神宮に八咫の鏡が移った、即ち天照大御神が伊勢神宮に祀られたのが、紀元前4年の9月17日。
という事は、そのもう少し前に「この国に居らむと思う」と言ったのではなかろうか

無垢鹽草(むくしおくさ)
二見興玉神社には無垢鹽草(むくしおくさ)というお守りがある


これを買うと、二見興玉神社で禊(みそぎ)を受けたと同じ意味になります。
何が入っているかというと、こういう海草(アマモ)

今は海に沈んじゃっている興玉神石にへばりついて生えている海草で、ちゃんと神事を行いつつ取ってきます

浜参宮
神領民と呼ばれる伊勢の地元の人たちは、当然地元の神様、二見興玉神社を大切にしている
伊勢神宮に御参りする前には、二見興玉神社に参拝してから
この事を「浜参宮(はまさんぐう)」と呼びます

20年に1度の式年遷宮ですが、その年だけにお祭りしながらポンと神様が移る訳じゃない
8年もかけて、色んなお祭りをしながら徐々に完成していく
その中で唯一、一般庶民が参加出来るのが御木曳き(おきひき)行事と言われるもの
新しい建物を作るための材料を運び入れるお祭り

なんと、ちょうど今、次回の2033年の式年遷宮のための御木曳き行事が行われています
来週の土日までで一旦終わり
ちょうど、御木曳き行事の日にツアーの添乗なので今から大興奮

一般庶民と言いましたが、誰でも彼でもというわけではない
神領民、即ち伊勢の地元の人だけ
あら、残念

ところが、一つ方法があります
臨時で神領民になれる特別枠
その特別枠に入り込めると、神領民として、御木曳き行事に参加出来ます。
その時は、二見興玉神社で祈祷を受け
浜参宮証明書を発行してもらう

どうやったらその特別枠に申し込めるか
私が知っている限りでは2つ可能性が有る
一つは、神社検定に合格する
やったぜ
こいつぁ何としても合格せねば。
今年の御木曳き行事はもうすぐ終わってしまいますが
来年同じ時期にもう一回行われるんです

もう一つは、神宮奉斎会という伊勢神宮のファンクラブみたいなのの会員になること
入会金高そうと思いつつ調べてみました
もちろんむっちゃ高いのもあったんですが、
一番安い3000円というのがあった。
ひえーっ
3000円ごときで、特別枠に申し込めるかは良く分かりませんでしたが、インターネットで申し込んじゃいました
私はすでに神宮奉斎会の会員でございます。
さあ、どんなお知らせが来るのでしょう
わくわく

[神社]シリーズはこちら(少し下げてね)

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