[昭和歌謡]19 小さなスナック

昭和ヒット曲全147曲の真実シリーズ

小さなスナック
パープルシャドゥズ
作詞 牧ミエコ 作曲 今井久
(1968年)

♪僕が初めて 君を見たのは
白い扉の 小さなスナック
ひとりぼっちのうしろ姿の
君のうなじがやけに細くて
いじらしかったよ

僕がその次 君を見たのも
バラにうもれた いつものスナック
ギターつまびく 君の指さき
ちょっぴりふるえてつぶやくようで
かわいかったよ

僕が初めて 君と話した
赤いレンガの 小さなスナック
見つめる僕に ただうつむいて
何もこたえずはずかしそうで
抱きしめたかったよ

今日も一人で 待っているんだ
君に会えない さびしいスナック
キャンドルライトに 面影ゆれる
どこへ行ったのかわいい君よ 忘れられない
どこへ行ったのかわいい君よ 忘れられない

物語ですね
彼女はどこに行ったんでしょう
彼女はどんな人なんでしょう。

でーこん流に考えてみました。

小さなスナック
クラスでも目立った存在ではなかった。

どんな方向に行くのか
行こうとして入るのか
自分でも分からなかった。

ただ、小さな頃から、漫画が好きで
ノートの片隅にいつも書いていた。
自分でいられる気がした。

あえて言うなら、もうひとつ
ギターを見よう見まねで弾くことは出来たし
歌も歌えた。
ごく一部の周りの人に評判は良かったけど
自分では、ただ気分転換の域を出ず
とてもうまいとは思っていなかった。

都会に出てみたいと思った。
漫画の仕事をしたかった。

学校を出て、すぐに都会に出て
アルバイトをしながら
漫画のアシスタントをやった。

ほんとの作業に過ぎない仕事だったけど
漫画に携わっていられることが嬉しかった。

少しずつ慣れて女友達も出来て
漫画のアシスタントだけでは食べていけなかったので

友達の紹介で
小さなスナックで歌を歌ったりもした。
友達にも、スナックのお客さんにも
評判は良かったけど
やっぱり自分には漫画しかなかったから
そちらの道に行こうとは思わなかった。

でも、拍手をもらったりすると
素直に嬉しかったし
実はお客さんの中に気になる男性もいた。
一回話したきりだったけど。

仕事にも慣れた。
自分でも、その日のために作品を書いて見ようと思うようになった。

歌手に憧れて上京した女性の物語
いつも見守ってくれている男性の存在。

やがて女性は、デビューすることが出来る。
デビュー曲のタイトルは
「小さなスナック」

そういうと、自分の作品を書く時間が忙しくて
あのスナックにも、全然行けてないなぁ。

久しぶりにギターでも弾いてみようか

♪僕が初めて 君を見たのは・・

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