カミさんの田舎はすごいとこ(電話帳と住所)

電話帳
東栄町は、「町」といっても、実はかなり広いのです。
面積でいうと山手線の内側の倍くらい。
練馬区、板橋区、豊島区、新宿区、渋谷区を足してもまだ足りません。
それだけ広くて、ひとつの町な訳ですからすごいもんです。
さあ、またクイズです。
東栄町の電話帳はどれくらいの分厚さでしょうか

ちなみに、練馬区、板橋区、豊島区、新宿区、渋谷区の電話帳は、いくら分厚くしても足りないのでそれぞれが何分冊にもなっております。
とても10冊ではきかないと思います。

答え
見開き2枚で4ページです。

当然、独立はしておらずどっかの電話帳の片隅に載せてもらってる感じ。
ここから、東栄町
えっ、もう終わり?

世帯数で1600世帯。
電話帳にのせる人の割合を掛け算するとそんなもんなんでしょう。
さっきの東京の区を合わせると、100万世帯ぐらいだから、ゼロが3つちがうということになる。
ゼロが3つちがうとなると多い少ないの範疇を超えて、どうなんかよう分からん。
日本は狭いとよく言うけれど、ほんとは広いんじゃないだろうか。

住所
カミさんの実家には当然住所がある。
そらそうだわね。失礼な。
大字と字が両方付いた長いやつ。

カミさんの実家は、ごく一般的などこにでもあるふつうの名字。
かりにTとします。

なんと、東栄町には、Tは一軒しかありません。
電話帳で調べてもそう。
ということは

愛知県、北設楽郡東栄町
T 様

で郵便物が届いちゃいます。
これがカミさんの自慢。

便利でしょう。
ほんとに届きます。

カミさんの田舎はすごいとこ(ゴミ捨て)

今は違うようなのですが、
カミさんが子供のころの話です。

この話を聞いたときに、おそらく完全にこの人と結婚しようと決めたと思います。
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カミさんが子供の頃は、ゴミ収集車が、回ってきてくれなかったそうです。
とすると、ゴミをどう捨てるかが課題になります。

ゴミの捨て方
燃えるものは庭で燃やします。
生ごみは、庭に穴を掘って埋めます。
問題は、残りのゴミをどうするか。
ちょっと大きめの粗大ごみ的なものです。

分かります?

燃やすことも、埋めることもせずに処分する。
誰かが持っていってくれることはない。

私はどうしても分かりませんでした。
これも、過去にいろんな人にクイズで出しましたが、言い当てられる人はいませんでした。

答え
カミさんの実家のすぐ裏は小川が流れています。

年に一度あるかないかという台風の日をひたすら待ちます。

お母さん、もういいかな。
まだまだ

もういいかな。
まだまだ

もういいよ。
それっ。

そうです。
水かさが増えるのを待って、
裏の小川に投げるのです。

その方法しかないのですから、
当然地域の人は同じ方法を取ります。

あくる日、
小川を見てみると、あちこちに
火鉢がごろごろ、タンスの引き出しがごろごろ

すみません。
下流の方々。
もう時効だから許してやってください。

この話を聞いて大笑いしました。
この人と結婚しよっ

カミさんの田舎はすごいとこ(眠れない理由)

眠れない理由
昨日うるさくて眠れなかったのよ

そういう話があったとして、どういう理由でしょう

暴走族が外でうるさかったとか
隣の部屋がガンガン音楽かけてとか

さすがはカミさんの田舎。
ひと味もふた味も違います。

うるさくて、眠れないことが何度かあってね。
へえ、なんで。

猿が屋根に柿を投げるのよ
えっ

ごろごろ、ごろごろ、うるさいったらありゃしない。

この質問をして、見事に言い当てた人は一人もいません
そもそも、屋根に柿を投げる猿をイメージ出来ませんよね。

猿と言えば
カミさんの実家では、できる範囲で自給自足です。
椎茸もやっぱりそうで、自分達が食べる分の椎茸を栽培しています。

ところが、せっかくの椎茸を猿が食べてしまうのです

猿はすごいです。
椎茸を食べて、軸だけを残す。
その残した軸をきれいに横に並べるそうです。
遊んでるんでしょうね。
たまたま、几帳面な猿だったか。

カミさんの田舎はすごいとこ(学校にまつわること)

閉校の辞
カミさんの自慢は、閉校の辞を読んだ事があるってこと
送辞だの答辞だのは読んだことがある人が周りにひょっとして。
ただ、閉口の辞を読んだことがある人はそうそういません。
どんどん学校が無くなっていっています。
それでもカミさんの次の自慢は複式学級になったことがないこと。
1クラスではあっても、一学年に1つずつはかろうじてクラスがあったらしい。
でも、今はもっと悪くなっていて、○○年以降全く子供がいないっていう状況らしいですが。

小学校といえども、高学年になると異性を意識しますよね。
全く無いらしいです。
クラス変えなるものがないので数人のメンバーがずっと一緒。
友達という感覚すらなく、完全に兄弟のレベルらしい。
当然いじめなんて皆無。
うーむ、どんな感じなんだろう

朝早く行くと
朝早く学校にいくと、校庭に鹿がいたことが数回。
校庭に鹿がいたことってありますか。
奈良公園ではありません。校庭です。
おそらく走ったら負けます。

運動会
小学校の運動会は地域では一大イベントらしいです。
クラス対抗って不可能だから、学年対抗にせざるをえない。
でも、そうなると全ての出し物に全員が出ないといけないことに。
へとへとですよね。

そこで、「小学校の運動会」ではなくすのです。

「地域の運動会」
地域のじいちゃんばあちゃん、みんなが出場。
応援してる場合じゃない。
忙しい忙しい。
パン食い競争とかでみんなで頑張る
地域の皆さんが参加する競技が、たまにあったりするじゃないですか
あれがほとんどだと思ってもらえればいい。
そこに子供も「一緒に」参加する
そんな楽しい運動会です。