東栄町の城山に行ってきました

昨日、東栄町のお葬式の話をしましたね

今日はその翌日の話です。

山の中ですので、とても寒い。
古い家なので、すきま風は自由自在に行ったり来たり
普通に泊まると凍え死ぬので
防寒対策は大がかりになります。

頼りの男手はもういないので
4人も泊まるのはご勘弁
ということで
カミさん以外は旅館に泊まることになりました

千代姫荘
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これも町役場の作った施設です。
早い話が、町で一つくらいは無いわけには行かない施設で
誰もやりたがらないものは、町役場が経営するってことなのでしょう

当然我々だけの貸し切りです。

でもきれいな旅館でしたよ
食事もとても美味しかった
山の幸がふんだんで
鮎の甘露煮も絶品でした

布団の上げ下げも自分
大浴場の証明も自分でつけないといけませんけどね

あくる日は帰るだけですけど
飯田線は、9:40発を逃すと、11:56発しかありません
娘は、どうしても9:40発に乗りたいようです。

せっかく来たのでゆっくり観光してから帰りたかったんですけどね

念のため
風呂にいくとき
フロントの職員さんに
近くで一時間くらいで行って帰ってこれるような
散策スポットはあるでしょうか

大体こういうことを聞くと、
さっと周辺地図が出てきて親切に教えてくれるもんですが

車ですか?

いえ、徒歩です。

歩くんですか
うーん
これこれこうで・・・

ああやっぱり一時間じゃむりだな
じゃあ、城山
どこどこを越えた左に入る坂を入って・・
あっと、違うもうひとつ先かなぁ
すみませんねぇ
ずいぶん行ったことがないもんで

はい
大体分かりました
調べてみます。


朝早く6時に起きれば何とかなるかも

朝食は8時、タクシーが9時

6時に起きました
辺りはまだ暗いままです。

早すぎたか

30分待って、そろそろかな
出発だ
昨日の職員さんがいたので
行ってきますね

ドコモも頑張ってくれました
昔は東栄町全域圏外でしたが
今は電波が入ります。

グーグルマップで調べながら
あの辺かな?

朝焼けがとても綺麗でした
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キョロキョロしていると
横にすぅーっと
軽トラが止まりました
途中まで乗せて行きましょうか
さっきの職員さんです。
気になって来てくれたようです。

こういうところですよね
これが東栄町
旅館という範疇での接客にはハテナがつくとしても
そういうことじゃないですね

ただ、東栄町のひとりの人なんですね

昔は歩いてしか来れなかったんだけどね
あっ、ここまで車で入っていける
後は徒歩ですね

はい
ありがとうございました
大変助かりました

設楽城跡
なぜ城山と言われているかが分かりました
この山に設楽城というお城があった。
お城といっても大阪城のようなお城ではなくもっと昔の時代の山城
平安末期から鎌倉初期

敵の侵入を防げるように堀切があったり、土塁があったり
本丸は断崖の上にあり敵が侵入できないようになっている

以前、古道研究家の宮田太郎さんのイベントに出たとき
感激したけど
宮田太郎さんだと色々解説してくれるだろうなあ
かなりちゃんと跡が残っている
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断崖といっても岩肌が見えているような断崖ではないんだけど
かなり急激な坂
転がり落ちると命はないでしょう
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遊歩道と、矢印が書いてあります。
行ってみましょう
森の中を進みます。

喪服と革靴しか持ってきていないので
そのスタイルで歩いています。

どうかこれ以上険しいところに入っていきませんように!

途中、道が二股に
さあ、来ましたよ人生の分岐点
私の浅い登山経験によると
ここで間違うとえらいことになる

右だっ

尾根づたいの道に出ました
両側がかなり急激な坂
おおおっ
さすがは山城
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途中、遊歩道、と書いてある看板が出てきました
よかったー、間違ってなかった
先に下に降りていく階段
やったーっ大きな道に出たっ
冒険終了

時間にして30分
今から歩いて帰ると7:30過ぎには旅館につけるでしょう
理想的!
来て良かった

こはぜ淵
目の前が旅館
もう少し時間があります。
もったいない

こはぜ淵→、という看板がありました。
ちょっと寄り道しよう

カッパの伝説がある場所で
滝とまでは言わないけど
若干の落差があって、とても良い感じ
ここのカッパはとてもいいカッパで
川で溺れるひとを助けてくれる
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その先にあったのが金淵
深緑の良い色
子供たちが水泳で遊ぶ場所
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カミさんが小さい頃、
泳いでいたのはここではないけど
似たようなところ
ああ、こういうところで泳いでいたんだなあと
感慨深い

帰って7:30過ぎには着けた
やっぱり行って良かった

東栄町のお葬式は、とてもちゃんとしていた

カミさんのお父さん(東栄のおじいちゃん)が一昨日亡くなりました。

カミさんは亡くなったあとずっと来てますが
私は告別式に合わせて今日東栄町に来ました。

東栄町は愛知県ではありますが、もうちょっと先が静岡
さらにもうちょっと先が岐阜県という山岳地帯です

出棺は、12時なんですが
何せほぼ2時間半に1本しか電車がありません
9:59着で東栄に着かないといけません
朝4時に起きて、5:06清瀬発に乗る必要があります。
ギリギリ間に合いました。

おじいちゃん
良いおじいちゃんでした。
寡黙だったけど、いつもニコニコしていた印象しかない

家の天井のハリにロープを通して子供用の椅子をくくりつけ
孫に即席のブランコを作ってくれる
そんなおじいちゃんでした。

田舎の人なので何でも自分でやっちゃう
一番すごいと思ったのは、浴室を自分で作っちゃったこと
タイルを一枚一枚ペタペタ張っていって、とうとう浴室全部を作っちゃった

カミさん
今回、カミさんをかなり見直しました。
おばあちゃんの代わりに、
お姉さんと一緒にセレモニーの切り盛りを何から何まで
気配りがすごかった。

あの人、どこの嫁さんやろ、ってぐらい

お葬式
はじめてでした。
こんなお葬式を経験したのは
田舎のお葬式なので、規模的にはたかがしれています
盛大って訳じゃないんだけど
色んな事を省略せずにちゃんとやる

取り仕切ってくれたのは、東栄セレモニー
経営母体は東栄町
要は、町役場です。

良いところに目をつけました
じいちゃんばあちゃんしかいませんから

出棺
霊柩車に棺を乗せて
先頭を霊柩車が走り
その後ろを車でゾロゾロとついていく

普通の光景
の筈ですが
考えてみれば
この事自体最近あまりやらなくなってませんか?

斎場
四方を山に囲まれた斎場でした
斎場に着いて、
お坊さんがお経をいっぱい唱えて下さり
その間にお焼香

その中での細かいしきたりも
これは、もう今では東栄町しかやっていませんというものがありました。

それが終わって、棺を火葬場へ
ここで、三河地方では、東栄町しか残っていないってものを体験しました
参列者全員に何らかの役割が割り振られます。

私は、棺を押していく役
長女は、遺影を持っていく役
次女は、お米をもったやつをお盆に乗せて持っていく役
みんなが何らかのものを持ってゆっくりゾロゾロと行列していきます。
棺は一番最後

歩き出す前に、長い棒の先に、花が着いた篭みたいなものを持っている人が
ザザザッと振ります。

そうすると、色とりどりの紙切れと一緒に小銭がいっぱい地面にばらけ落ちます。
ちっちゃな子供が寄ってきて、小銭を拾って帰るという儀式。
たまたま、ひとりもちっちゃな子供がいなかったので
長女や次女も拾い役をやりました。

親戚のお年寄りが小さい頃の話をきくと
お葬式があるという話を聞けば出向いていって
小銭を拾い
駄菓子屋に行って駄菓子を買うのが楽しみだったとのことです

次女は
帰りの交通費くらいにはなったよ

火葬場
隣の建物ですからそれほど時間はかかりません
行列は火葬場へ

棺に生花を入れます
さらにここでも、東栄町しか残っていないという
赤い房を使った儀式

そしてその後棺の窓を開けて、最後のお別れ
これ、だめですね
それまで、気丈に振る舞っていたカミさんの目も
涙でいっぱいになりました

私ももらい泣き
自分の母さんの時も思い出しちゃいました。
あの時は後から後から涙が出てきて
自分でもビックリした。
肩を震わせ、声を上げて泣いてしまった。

お骨あげ
お骨になるまで、待合室で会食
2時間かかります

今はどこの火葬場でも、もっと早く終わるらしいですけど
じっくり待ちます

2時間後にみんなで集合してお骨あげ
二人一組になって骨を箸で一緒につまみ
お骨の箱まで持っていく
喉仏と言われている骨を乗せ
頭蓋骨で蓋をして、おこつあげはおしまい

生きていた人が
そのままの形で骨になってくると
ああもう戻ることは本当にないんだなあ、と思いますね

再び
お骨あげも終わったので、もう終わりかなと思うとそうではありません
また、斎場に戻り
お骨を前にお坊さんがお経

みんなにお経集が配られ
お経を一緒に唱える
最初は般若心経
出ました、般若心経
最初の時のお経は全く何がなんだか分からなかったけど
般若心経なら全部分かります

それ以外にも色々お経があって
その間にまた、お焼香

最後に東栄セレモニーの人にバトンタッチして
また、般若心経
般若心経を二回も唱えることが出来ました。

お寺
それが終わると、もう辺りは暗くなっています。
さすがにもう終わりかと思うと、いえいえどうして

今度は、みんなでお寺さんへ
お骨を持っていきます

そこで、位牌堂に入り
ご先祖様代々の位牌を前に持ってきてご報告
ここでまた、般若心経
そのあと、みんなでご焼香

そして和尚さんが
ユーモアを交えて楽しいおしゃべり

ようやく家に戻ります
PM7:30
我々はこれで終わりですが
喪主とカミさんたちは
生花を持って
ご近所にあいさつまわりです。

いやあ、すごかった
朝から晩まで、ずっとお葬式でした。

ぐったりではありましたが
どんどん簡素化されているお葬式ばかりしか経験していない私としては
言葉で言うのは難しいし
あまりに大変なので、どんどん省略されていくのも
当然分かるんですが

あくまでも感覚としてです

こういうのも、いいもんですよ

東栄町。あんたが言うただもんで、打出の小槌買っただよ

カミさんから新しいちっちゃなネタを仕入れたので
久々に東栄町ネタでございます。

おじさん
カミさんの子供の頃の話です。
夏の暑い日、毎年一回、かごをしょったおじさんがやって来ます。

東栄町のおばあちゃんの言葉で言うと

毎年毎年、おじさんが、しょいたご、しょって来るだに

おじさん、汗だくになって来るに
可哀想だもんで
冷たいお茶を出してやるに

おじさん喜んで、お茶飲みながら色んな話をするだら

ほしたら、あんた(カミさんが小さい頃の事です)が
可哀想だから、買ってやりん、買ってやりん言うもんで

しょいたごにはいろんなもん入ってるんで
この、打出の小槌買っただよ

すごいっ
最近ふとした事でこの話をカミさんから聞いて、大爆笑してしまいました。

おばあちゃんは、その打出の小槌を見るたびにその話をするそうです。

夏になると来たでしょう、とカミさんは言うんだけど
それ、いつの時代のことを言うとるのか
少なくとも私の小さい頃、兵庫県の西宮や加古川で
行商のおじさんがかごしょってやって来ることはありませんでした。

しかし、打出の小槌が入っとるというのは
どういう品揃えやねん
何屋さんそれ

そいでもって
そこから打出の小槌をチョイスしたのは
そりゃまた、どういうセンスをしてんねん

カミさんは言います

いや、かごは丸じゃないよ
四角い柳ごうり見たいなちゃんとしたやつ

それ、丸か四角かはどっちでもいいけど

毎年おじさん来て
買うたげたのは、打出の小槌ひとつかいっ

それいくらぐらい?

300円くらいかなあ
そんなに大きくない

どうやって生計立ててんねん

飯田線
聞くと、おじさんは飯田線に乗って山超えてやって来るらしい。

ひと駅ごとに降りては売って回り
飯田線に乗って次の駅に行く

飯田線は2時間に1本しか電車が無いから
最低2時間はそこで頑張らないといけない

暗くなって帰れるとは思えないんだけど
湯谷温泉とかに泊まるのかなあ

カミさんが言うには
子供の頃は、飯田線の電車のドアの近くには
いっぱいしょいたごが置いてあったらしい
だんだんその数が減って行って
しょいたご減ってきたなあと
おばあちゃんと言い合っていたらしい

ほんとに昭和40年以降の話なんだろうか

カミさんの田舎はすごいとこ(読売新聞にのったぞ)

とっても、ひさしぶりでごめんなさい。

カミさんの田舎、東栄町の話題です。

読売新聞で
カミさんがいつものように、読売新聞を読んでいました。

あーっ

とってもでかい声

どうしたの?

東栄町のカフェが新聞に載ってる
いつも東栄に帰ったときに、姉さんと行っているカフェ

そのカフェが、新聞にのってる

そこで、色んなもの売っててね
ほら、そこの花もそこで買ったもの

新聞記事の内容
とってもでっかい記事
2/3の読売新聞、全国版です。
一面の半分くらい。

Nextらいふ、という特集記事
62歳の開店
宮田良子さん 67歳
山村のカフェ 交流の場に
chachacafe
宮田さんは、元々名古屋の人なんだけど、
東栄町を気に入って、東栄町に移住してきた。

東栄町の東栄駅は無人駅
20年ぐらい前だったか、何がどうなったか
急に駅舎がやたらに綺麗に立て替えられた。
花祭りの鬼をモチーフにしたやたらにかっこいい駅舎
無人駅に、なんでまた、こんなものが
嬉しいけど、違和感いっぱい

その中に休憩所があるんだけど
当然、ただガランとしているだけ

でもある日、そこにカフェが出来た
ちゃちゃカフェ
すごいすごいと噂していた。

無人駅だから改札なんてフリーパス。
切符なんて買わなくったって、中に入っていける

残念ながら、はやっているってまでは、いかないんだけど
東栄町の人が作った花瓶とか、いろんなものを売ってくれる
元々、自分の手芸作品を展示していたんだけど
どんどん、東栄町の人たちのコミュニティの場として広がりを見せている
カミさんも色々そこで買ったりしている

その店
その店を始めた経緯が紹介されている

写真もとっても良くって、笑顔がとても素敵な人

いやあ、嬉しいじゃないですか

ホームページはこちら
http://chachacafe.jp