映画、空飛ぶタイヤを見てきました。

カミさんが珍しく、
明日映画を見に行こう

そういう話は有っても
いざ当日になると
やれ、洗濯が間に合わないだ
布団干しがどうたらで
やっぱり、今日はやめとこう、になることもしばしば

そうっとそうっと、その日を向かえることに致しましょう。

当日
午前中にやっているのは、行ける範囲のいくつかの映画館の中で
ひとつしかありません。

そこに行きましょう。
午後には、在宅の仕事とかもろもろで忙しいですから。

朝起きて、案の定洗濯が始まります。
ようやく終えて、干し終えたと思ったら
また、洗濯機が回っております。

えっ、また回したの?

何かと何かは一緒に洗えないとか
私共には理解できない、難しいルールがあるようです。

終わった
さあ行こう

おっと珍しい
やっぱ止めようと言いません。

カミさんは、難しい映画が苦手
既にテレビドラマでやっていて、
多少途中をコックリして見逃しても筋が分かるような
娯楽もの

何とか賞を取ったような、考えさせられる映画とか
外国の展開の早いど迫力のアクションものとかはだめです。
3Dなんてもっての外

空飛ぶタイヤ
今回、空飛ぶタイヤを見ようと言ったのは
随分前からの伏線があります。

本で「空飛ぶタイヤ」の小説を読んだから

映画化が決まってすぐ
誰かに面白いよ、って勧められて

池井戸潤で面白くない訳はありません

半沢直樹の「倍返し」で流行語大賞を取ったように社会現象になっていらい
下町ロケットだ、陸王だ

ヒットの記録作りの帝王ですね

とても安心できるストーリー展開

窮地に立たされつつも
あくまで前向きな主人公は諦めない

いよいよ最後にどんでん返し

やったー

これですよ
今の世の中に求められているもの

到着
ギリギリ
というか、既に予告編は始まっていた
まあ、予告編ですから良いんです

期待を裏切りません。

以前あった三菱自動車の脱輪事故、とそのリコール隠し
それを題材にしたストーリー

主人公の中小企業の社長、赤松運送の社長は
自社の従業員が起こした脱輪事故で主婦を死亡させてしまうんですが

整備不良という幕引きに納得が行かず
独自に調査をしていく中で
巨大企業の隠蔽工作に立ち向かっていく。

良いですね
いつもの池井戸潤ワールドです

頑張れっ

今度は、主人公の知らない内に
大企業内部でも
疑問を持つものが現れて
そちらでも、動きが始まっていく。

ディーンフジオカと高橋一生という
奥様メロメロ軍団を配置し
おおーっ
金かけとるぞーっ

個人的には、深キョン可愛いっ

そして最後は

いつもの
従業員一堂で、大声で

やったーーーっ

大丈夫ですね、これ
ネタバレじゃないですよね

最初から分かってて、皆さん見に行くと思います。
そもそも、題材はニュースになりましたし。

ああ、気持ち良い
絶対、見ているものを裏切らない、池井戸潤

普通、そんなベタベタなストーリー展開ってどうなのよ
と思ってしまうんでしょうが

徹底した直球勝負で、現実に世の中が
強烈に支持している訳ですから
良いです
もっと行きましょう

スカッと一発
池井戸潤

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アガパンサス

花カレンダー始めました

ニホンかニッポンか

「東京ふしぎ探検隊」という本を読んでいると、
はいはい、この話題ね、結局どっちだっけ
という話題が出ていたので、箸休めにご紹介します

日本はニホンかニッポンか
東京の日本橋はにほんばし。
大阪の日本橋はにっぽんばし。
どっちやねん

企業名だと
にほんと読むのが61%、にっぽんと読むのが39%、らしい

元々は
もともとヤマトと読まれていた、国の名前。
7世紀半ばの大化の改新のころから「日本」が成立したらしい
じゃあ、その時は?
初めの奈良時代は「にぽん」か「にっぽん」
室町時代に「にふぉん」
江戸時代に「にほん」
と変わっていったらしい
微妙に色んな説があるみたいだけどね

どっちが正解?
公式の議論でいくと
1934年のNHKの決定。これはにっぽん
同年、文部省臨時国語調査会。これもにっぽんと出たのだが、政府で採択されなかったので、正式には決まらなかった。
1970年、佐藤首相がにっぽんでまとめようとしたが、またしても閣議決定に至らず
ついに2009年、麻生内閣の時に閣議決定されました。

結論は
「どっちでもいい」

お騒がせいたしました。
どっちでもいいそうです。

ちなみににっぽん派のよりどころはおさつに NIPPON GINKO と書いてあるというのがありますが、
NHKで日本銀行を発音するときは「原則は、にほんだが、にっぽんでもよい」
日本銀行自体に聞いてみると「にっぽんとはしていますが、にほんでも間違いではありません」

ちなみに国民にアンケートをとると、6対4でにほんの方が良いという結果に。
思ったより接戦です。
3回アンケートをとったけど、少しずつにほん派が増えているそうです。

ちなみに私は
どっちも言うなあ
その時の気分
これまた失礼しました。

日本橋のローマ字表記
続いて書いてあった日本橋のローマ字表記
nihonbashiが正しいか、nihombashiが正しいか
「ん」は、nなのか、mなのか
駅と道路で違うらしい

あっ、これ知ってる。
mに決まっとる

思い出が甦りました。

私が受験の時です。
いちいち、ひとつずつ英語のスペルを書いて覚えるのが嫌だなと思い、
法則性がないもんかと考えたんです。
「ん」はmとも書くし、nとも書く。
どっちなんやろ。
むちゃくちゃいっぱい調べました。
綺麗に法則性があった。
そのつぎに来るアルファベットが、bかmかpだったらm、それ以外はnです。
stampとstandって感じ。
見事にこの法則に則っています。
私が知っている例外はinputだけ
inとputを会わせたからでしょうね

ついでにもうひとつ、qのあとには絶対uがつきます。
quolityみたいに。
唯一の例外は国名のiraq(イラク)
Qが最後に付いてるからでしょうね。

長女に
これを調べあげたのが自慢で仕方ありませんでした。

随分たって、娘が産まれ、娘も受験期に

お父さんエエこと教えたろか
英語のスペルやねんけどな
bとmとpの前だけがmで、それ以外はnやで

うん、そうよ

えっ、知っとんかい

ヘボン式のローマ字もそうだしね

ええっ、お父さん、自分でどんだけ調べた思てんねん
みんな、知ってるって事?

そうなんじゃない?

それから数時間、娘としゃべらなかった。
娘は悪くないんだけど。

これを思い出したのでネタにしてみました。

シルバーウィークと働き者

シルバーウィークは、全部お休みでした。
ウォーキング同好会のイベントの下見に行ったり、久々に家族と買い物や外食をしたり。
それでも、一日余ったので、今日は、近くのイオンモールでゆったり。

がむしゃらに働くこと
高度成長期の何とも言えない活気づいた感じってとても懐かしい。
長期に渡る日本の経済成長の低迷について、専門家の人が色々分析していますね。
その上で、色んな対策を打って、アベノミクスがどうたらこうたら。
でも、そんな分析の中で聞いたことがない、極めて単純な根本原因があるように思います。

日本人が昔ほど働かなくなった。

もっと働くべしと言いたいのではありません。
確実に価値観が変わってきているということ。
そしてその価値観の変化を多くの人が受け入れている。

まあ、そこまで必死で働かなくても。
そんな感じが日本中をまったりとおおっている。

実は私も、今の感じを悪くないと思っています。

国民の休日
増えましたねえ。
国民の休日。
気がつけば、先進国の中で一番多いってテレビで言ってました。
もちろん、欧米のようにバケーションがやたらに長くある訳じゃないからですが。
それにしても休んでます。

良いじゃない。
日本人は、よく頑張ったよ。
そろそろ経済成長なんて気にせず、ゆっくりしようよ。

でも、私達「シニア」になりかけの人は
昔は、がむしゃらに働いたなあ
あのときは、それはそれで楽しかったなあ
があるけど
若い人は、世間の風潮がどうあれ、一度はがむしゃらに働いた方がトータルでは楽しい人生になる気がするけど。
違うだろうか。

次なる価値観
私の場合、ずっと仕事人間でした。
ダイエットしてから、急に人格が変わっちゃって、アウトドア大好きになっちゃった。
そんな、ベースがあるので、今日のような話になります。
仕事以外の次なる価値観を見つけることが出来た。
今はとてもハッピー。

結論。
人それぞれですかね。

永六輔その新世界が終る

驚きのニュース
今日、次女から聞かされて、とても驚いた。
永六輔のラジオ終わるって本当?
ええっ?
どどどういうこと。
とうとう「その日」が来てしまうのか。
その場で、次女がiPhoneで検索。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150822-00000110-spnannex-ent

とうとう
24年半続いた「土曜ワイドラジオTOKYO永六輔その新世界」は、9月26日で終了。
後番組は、お笑いコンビ「ナイツ」が出演する「土曜ワイドラジオTOKYO ナイツのちゃきちゃき大放送」

以前、書いたことがありますが、私はTBSラジオが大好きです。
中でも、別格なのが永六輔さん。
おそらく、10年以上前から聞いているはず。
昔は、ものすごかった。
この人、バケモンなんじゃないかと思った。
知識の量と幅がとんでもなかった。
話していることが、全て新鮮だった。
芸という世界がそこには有った。
テレビでやっているお笑いとは全く違う、芸人の世界。
落語、浄瑠璃、文楽。
関西人にはなじみの薄い「粋」の世界がそこにあった。
日本全国、行ったことのないところはありません、と言われても永さんが言うんだからそうなんだろうと納得した。

発病後
2010年にパーキンソン病を発病。
それから、あの鋭さは、当時のものとは違ってしまった。
ろれつが回らない。何を言っているのかがかなり聴き取りづらい。
ラジオ番組でそれでは致命傷なはず。
ところが。
日本国民の良識に毎週感動させられた。
みんな永さんのことが大好きだから、一生懸命に聞く。
今日は聞きやすかったね。薬が効いてるんだね。今日は具合がいまいち。大丈夫かなあ。

聞き流すのが基本のラジオであんなに真剣に食い入るように聞く番組はなかなかない。
アシスタントの外山恵理、はぶ三太郎、常連のゲストのピーコや北山修や松島トモ子や豊竹咲大夫(文楽)らが、永さんの言ったことを復唱して、リスナーに伝える。
時には、本番中に居眠りをしてしまう。
リスナーからのメッセージはいつも、今日はお元気そうで何よりです、から始まり、起きててくださいね、が付け加わる。
正直、永さんの話の内容に期待していた以前とは違うかもしれないが、気遣いの美しさを、日本人のやさしさをこんなに感じられる番組が他にあるだろうか。
永さん自身、降板を何度も申し入れているだろう。
ラジオパーソナリティとしての、超一流のプロ。何年も連続して、聴取率トップなのだから。
みんな「その日」が近いことが分かっていつつも、
僕達の方で何とか頑張って聞きますから、最悪、寝ててもらってもいいですから、という雰囲気が番組全体にあふれていた。

あと何回か
あと何回かで、一つの日本の文化が終わりを告げる。
大げさではなく、それだけの意味を持った歴史的区切りになると思う。
インターネットですぐに何でも検索してしまえる世の中。
永さん的な「何でも知っている人」にニーズがなくなってしまった。
でも、そこに永さん的「粋」があるだろうか。
あじわいがあるだろうか。
もう二度とあんな番組はできないだろう。

朗報
と思っていると、すごいいい情報が。
「10月改編で、永さんの新番組(タイトル未定)(9月28日スタート、月曜後6・00)が始まる」
ワイド番組ではないけれど、日本はまだ永さんを必要としているのだ。
「永六輔の新番組」なんとも良い響きじゃないですか。
日本国民、まだまだ捨てたもんじゃありません。