大阪弁、その不可思議なるもの(敬語)

敬語
関西人は、標準語での敬語が苦手です。
(これは、おそらく僕だけ)
なぜなら、大阪弁にはとても便利な敬語があるんです。
どんな動詞だろうがその後ろに「はる」を付けるだけでいい
しはる、してはる、言わはる、来はる
いらっしゃる、だの、おっしゃる、だの言葉ごとの敬語を覚えなくてもよい。
親だろうが天皇陛下だろうが全てこれでOK

敬語が通じていない
東京に出てきて程なく、自分の敬語が相手に敬語として認識してもらっていないことに気付きます。
逆の例としては、昔いた会社で上司が関西から出てきている人だったのですが、お前はいつもちゃんと敬語で話すなあと言われたことがあります。
そうなんです。
使ってはいるんですれどね。

なまじっか通じてしまうが故に、関西弁が抜けない、私のような「東京に出てきている関西人」はとても苦悩します。
敬語を話さないといけない場面のみ、全面的に標準語を話さないといけないのです。
もちろん、大抵の「東京に出てきている関西人」はちゃんと努力するのでしょうが、なんせ日本アバウト党の党首を自認している私の性格、どうにもなりません。

解決策
解決策は一つ。
偉い人には近づかない。

それで「今に至る」です。

出世なんてするわけありませんね

もうちょっと努力せぇよ、という話でした。
失礼しました。反省します。

カミさんの田舎はすごいとこ(学校にまつわること)

閉校の辞
カミさんの自慢は、閉校の辞を読んだ事があるってこと
送辞だの答辞だのは読んだことがある人が周りにひょっとして。
ただ、閉口の辞を読んだことがある人はそうそういません。
どんどん学校が無くなっていっています。
それでもカミさんの次の自慢は複式学級になったことがないこと。
1クラスではあっても、一学年に1つずつはかろうじてクラスがあったらしい。
でも、今はもっと悪くなっていて、○○年以降全く子供がいないっていう状況らしいですが。

小学校といえども、高学年になると異性を意識しますよね。
全く無いらしいです。
クラス変えなるものがないので数人のメンバーがずっと一緒。
友達という感覚すらなく、完全に兄弟のレベルらしい。
当然いじめなんて皆無。
うーむ、どんな感じなんだろう

朝早く行くと
朝早く学校にいくと、校庭に鹿がいたことが数回。
校庭に鹿がいたことってありますか。
奈良公園ではありません。校庭です。
おそらく走ったら負けます。

運動会
小学校の運動会は地域では一大イベントらしいです。
クラス対抗って不可能だから、学年対抗にせざるをえない。
でも、そうなると全ての出し物に全員が出ないといけないことに。
へとへとですよね。

そこで、「小学校の運動会」ではなくすのです。

「地域の運動会」
地域のじいちゃんばあちゃん、みんなが出場。
応援してる場合じゃない。
忙しい忙しい。
パン食い競争とかでみんなで頑張る
地域の皆さんが参加する競技が、たまにあったりするじゃないですか
あれがほとんどだと思ってもらえればいい。
そこに子供も「一緒に」参加する
そんな楽しい運動会です。

とうとう2人だけに

次女が北海道に
今朝、次女が北海道に向かいました。
札幌市役所へ就職するための面接を受けに行きました。
もともと、北海道の大学に行っていて、今回数か月、公務員試験の受験勉強のために、帰ってきていました。
札幌がとても気に入っていて、札幌に住みたいようです。
面接が受かればそのまま札幌です。

札幌市役所に勤めてしまえば、東京方面への転勤は100%ありません。
そのうち、向こうで結婚するとなれば、お相手は北海道の人でしょう。
一生帰ってこないことになります。

長女は既に
長女は既に4月から就職で一人暮らしです。
足立区の綾瀬なので近いのは近いのですが、就職先が塾で、終わる時間が遅いため、電車通勤は不可能です。
全員、各教室のそばに住むことが前提です。
今のところ、極端に忙しいようで、休みの日に帰ってくる余裕も全くないようです。

分かっていたんだけど
分かっていたんですけどね。
やけに静かです。

カミさんしかいません。
このカミさんと、今後どんな人生になるんでしょう。

ずっと一緒に住んでいて、嫁に行っちゃう、花嫁の父的な感じよりは、段階的でいいのかもしれません。
それにしても、静かです。

可愛かった
自分の子供って、なんでこんなに可愛いんでしょうね。
特に3歳くらいまでは、異常に可愛かったですね。
七五三の時の写真。
カミさんが七五三の写真をちゃんと写真館で撮ろうと言った。
なんだかなー。
そう思ったけど、あの時カミさんの意見に従ってよかった。
(カミさんの意見に従わなかったことは今までないけど)
毎日、額に入れて飾ってある、嬉しっそうにニコニコ笑っている2人の写真を眺められる。
お姉ちゃんはドレス、妹は着物を着せてもらって、これ以上ないっていう満面の笑み。
写真屋さんは楽だったろうな。

パパって呼ばれるのだけは絶対嫌だった。
自分が外人じゃないことくらい分かっている。
ずっと「お父さん」と呼ばせた。
すると、長女は面白がってパピヨンだのパッポだの、パのつく言葉で呼んでくる。

あほか、お父さんと言いなさいお父さんと
何でパパよりお父さんがいいの?
漢字が入ってるからに決まっとるがな。

えっ、じゃあ漢字が入ってれば何でも良い訳?
何でもっちゅう訳じゃないけど。
塩鮭でも?
まあ、パパよりは良いな。
紅鮭は?
うーん、塩鮭かな。

それから面白がって
「塩鮭ちゃん」
「何?」
と数か月は会話していたかな。

そんな娘が今はいない。

カミさんの田舎はすごいとこ

カミさんの田舎は、愛知県です。
愛知県と聞くと、名古屋があるので都会っ、と思われがちですが、ところがところが全く逆です。
飯田線というローカル鉄道に乗ってずんずん北に行きます。
静岡県にちょっと入ってその後すぐに岐阜県にはいる県境のあたりに、北設楽郡東栄町があります。
郡と聞いただけで、おおーっと構えますよね。
期待を裏切らないすごいとこです。

田舎自慢
よく、田舎自慢するじゃないですか。
「私、田舎育ちだから」「ええーっ私なんてもっと田舎よ」
そんな話の中にカミさんが割って入ると、みんな黙っちゃいます。
田舎自慢では負けたことがないと思います。

私は、田舎、山、島、と三段階あると思います。
さすがに島にはかないませんが、山は一般的な田舎とは一線を画します。
いまでこそ、すたれていますが、ちょっと前までは、東栄町の主たる産業は「林業」でした。
これを聞いただけでギブアップですね。
林業って教科書で習っただけです。

小さいころの遊び
結婚前の付き合ってる頃、そうまだ幸せだったころ、小さいころの遊びの話をしました。
これこれこういうのでよく遊んだよね。
うううん。分からない。
ええーっ、そうなの、よく遊んだけどね。
忙しくてそれどころじゃなかったもん。
何に忙しかったの?

四季折々で違っていたようです。
春: 山菜取り
夏: 川で泳ぐ
秋: 木の実やキノコ採り
冬: 田んぼに水まいたら凍るからスケート

田んぼで天然のスケート場ってすごくないですか

こんな話を色々聞かされてごらんなさい。
絶対結婚しますよね。
はい

最初に行ったとき
いろいろ聞かされて、最初に行ったとき、期待でわくわく。
豊橋から飯田線に乗ります
2時間に1本の単線。2両編成です。
ここ、要注意です。1本乗り過ごすと2時間待たないといけません。

だんだん期待通りの景色になってきました。
そうそう、こんなイメージ。
でも、ゆうても愛知県。
実はそれ程でもないんじゃないの。
内心そういう気持ちもありました。

あれっ
あれれっ
まだ着かないの?
さっきからずっと山なんですけど。
行けども行けども山です。

ほんとに山だったんだ。
山奥だったんだ。

ずっと言ってたんですけど、って話なんですが。

今後の予告
あまりにも色々面白い話があるので、だんだんに話していきます。
今日は、こんなことを話したいというエピソードのタイトルだけ今思いつくものをあげてみます。

閉校の辞
校庭に鹿
眠れない理由
火鉢ごろごろ
バスの間隔
肉を買うとき
卵からニワトリ

まだまだあります

何だかすごそうでしょう
いきなり「閉校の辞」ですから。
こうご期待です。