五十肩、今度こそ治ったよ宣言

昨年なっちゃった五十肩。
治ったかも、と言ったり
やっぱりダメだったと言ったり

ややこしいわっ

満を持して、この宣言

治ったよ宣言
良いでしょう。今度こそ。

何でかというと、アルバイトを2日間やれたから。
不安だったので、結構迷ったんですけどね

どうして治したか
問題はここです。

五十肩のコラムを書いた時、色々調べると
一年経てば自然と治るケースが多い。

その時いただいたコメント読んでも
一年経つと自然と治ったよ、っいうのが多かった。

まあ、そうなのかもと思いつつ
それじゃ面白くないよねって思った。

色々やってみて、こうすれば五十肩は治るよってノウハウを得たかった。

最初の頃は
いろいろやりました。

大きな方向性としては、
動かさない、より、積極的に動かす、なんだろうなと。

これ良さそう、と思ったのが

いてっ、という所まで肩を上げる
そのままの姿勢でいる
その内痛みが和らぐ。

これを繰り返す。

なぜ治ったか
結論的になぜ治ったのか。

ごめんなさい。
わかりません。

知らん間に治っていた。

それじゃ面白くないと、思っていたことそのまま。

さっき言った積極策は、その時は確かに良くなる
でも、次の日、昨日より良くなったような、悪くなったような

ていうことで、
正直言います。
飽きてきた。

ずっと痛い、というレベルではなく、
腕を上に上げた時とか、通常じゃない動きの時だけ痛い、
というくらいにはなっていた。

日常生活に絶対支障がある訳ではない。

そうなると、
何かした時は痛い、そうじゃなきゃ痛くない。
という状況に慣れてしまう。

不思議なもので、それが普通になると
確かに痛いはずなんだけど
痛いから何として治さねばという、意欲が薄れる
何の努力もしなくなっていく。

そして、2ヶ月程前
ふと気づいた。
あれ? 痛くないぞ

変だなあ
確か、こうした時、あるいは、こうした時
痛かったよな

忘れとった。
治ったっちゅうこと?

五十肩は、一年すると自然に治る
そのパターンか

失敗した。
ノウハウが分からん。

大失敗?
治し方を分かりたい
出来れば、それをコラムに書いて。
という事に関しては、大失敗。

でも、治ったんだし。
失敗というのは言いすぎかな。
まあ、良かったよね。

そして、ひょっとして
そして、これこそが、本質であり、治し方なのかもしれない
って思い直した。

以前に書いた「快癒力」という本。

病気は治そうと思っている間は治らない。
それどころじゃない、ともっと熱中する事がある人は
忘れた頃に治っていると、書いてあった。

まさしく、最も正しい治し方をしたのかも知れない。

見事に忘れてたからね
その間、痛かったのか、痛くなかったのかを覚えていない。

素直に喜ぼう。
ハードな力仕事のアルバイトまでできたんだからね。

やったぜ

イェイイェイイェイ。

睡眠再生工場のための自律神経

睡眠再生工場のための自律神経
睡眠再生工場に活躍するのは、成長ホルモンとメラトニンです。
量として、どれだけ多く出すかという話はそれぞれのページを見ていただきたいのですが、さらに質的な面として、より効果的に働かせるためには、自律神経の問題が関係してきます。
「メリハリ」と「バランス」を整え、夜に副交感神経を活発化させることです。

夜の自律神経
交感神経(イケイケモード)が優位に立つ昼間に比べ、夜は副交感神経(リラックスモード)が優位に立ちます。
特に、睡眠再生工場がよく働くためには、副交感神経の働きは必須です。
副交感神経が優位に働くと、血管が緩み、体の末端にある細い血管も十分に開き、血管全体の抵抗が低下して、血液がよく流れるようになるからです。

血流がよくなると
成長ホルモンやメラトニンなど、分泌されたホルモンが血流にのって体の隅々までいきわたり、体全体で十分に働くことができます。
フリーラジカル(活性酸素等)を無害化する抗酸化作用を行うのも、体の隅々で十分に行う必要があります。
老廃物を外に出すためにも十分な血流があれば、十分なる回収ができます。

夜に副交感神経を優位にするために
メリハリをつける必要があります。
現代社会では昼と夜のメリハリがなくなりがちです。
昼には目一杯活動して、交感神経を優位にし、夜は疲れてぐっすり休む。人間的なメリハリのある生活ではなく、だらだらと一日を過ごしてしまうと夜が寝付けないということにもなりがちです。
そうはいっても現代社会では夜遅くまでこうこうと明かりがついており、どうしても夜も交感神経が優位になってしまいがちです。
やはり、意識して夜、副交感神経を優位にするための対策を講じる必要があります。
自律神経は原則自分の意志ではどうにもならない神経です。

呼吸
唯一の例外が呼吸。呼吸は意識しないと100%自律神経が勝手に制御しますが、意識して、呼吸を整えることで自律神経を整えられます。
腹式呼吸をすること。横隔膜は随意筋と不随意筋のあいの子で、通常意識しないと不随意筋ですが、腹式呼吸をすると随意筋としても働きます。
深く静かに呼吸をすること。これによってリラックスし、副交感神経が優位に立ちます。
吐く息を吸う息より長くすること。
吐く息は副交感神経が、吸う息は交感神経が働きますので、たとえば6対3や9対3などの呼吸法で、副交感神経を優位に立たせることができます。
会社帰りのウォーキングで9対3の呼吸法を行い、副交感神経を優位にたたせるための準備をする。
詳しくはウォーキングの9対3の呼吸法のところをご覧ください

さらにひと押し
夜寝る前と考えると、さらにもうひと押し、副交感神経を優位に立たせる必要があると思います。
おすすめは、瞑想です。
瞑想で睡眠再生工場の準備はほぼ完ぺきになると思っています。

メラトニンでぐっすり。いいことだらけ

前回、睡眠再生工場として重要な成長ホルモンの話をしました。
今日は、アンチエイジングホルモンのもう一つの柱、メラトニンについて掘り下げていきます。

メラトニンの働き
1.眠りを調整して、よく眠れる、いい眠りを作る
2.時差ボケや睡眠障害を治す
3.フリーラジカル(活性酸素等)をなくす抗酸化作用で、老化を防ぐ
4.コレステロール値を低下させる
5.がんを防ぐ
6.免疫力を高める
即ち「睡眠改善作用」「抗酸化作用」「免疫力を高める作用」の3つになります。

サーカディアンリズム
私たちの体の中には体内時計があり、およそ一日を理解できています。
ただ、このおよそ一日が約25時間なのです。これをサーカディアンリズムといいます。
日光を浴びない部屋で数日暮らす実験をすると、起床時間が1時間ずつずれていくそうです。
ではなぜ24時間ごとの生活ができるかというと、「光によるリセット」があるからです。
朝目覚めて光を浴びると、「光によるリセット」が行われ、「ここから始まる」とスタート時点が記憶されます。
そこから始めて約15時間後、6時起床だとするとpm9時にメラトニンが分泌され始め、眠くなってくるということになります。
いよいよ分泌が盛んになると眠りにつき、一番深い眠り(ノンレム睡眠)につくと成長ホルモンが分必されるということになります。
そこから、5~6時間かけて、成長ホルモンとメラトニンに十分に睡眠再生工場の役割を担ってもらうと、健康になれます。

抗酸化作用
鉄は酸素に触れると錆びますね。
実は体の中の細胞も酸素に触れると錆びるんです。
酸素ってものが燃えるときに必要なものだから、エネルギーを作り出す仕組みのうち、有酸素運動という、ミトコンドリアが行う仕組みの中では必要不可欠。正義の見方。
そのために息してるわけです。
ところが、活性酸素という、不安定というか強すぎる酸素の前では、組織がどんどん破壊されていってしまう。
無酸素運動の中だったり、免疫の仕組みの中のリンパ球が死に絶えるときに活性酸素ができてしまう。
でも心配ご無用。
毒なる活性酸素を無毒化する仕組みが人間には備わっている
抗酸化作用とは、その無毒化する仕組みの事。
メラトニンは抗酸化作用の代表格です

免疫力を高める
免疫系に働きかけ、免疫力を高めます
その中で、胸腺という器官を刺激し、リンパ球の内、T細胞をたくさん作らせます。
T細胞は、風邪を予防し、風邪をひいても早く治します。
がんを防ぐことにも役立つ代表的な細胞です。

メラトニンをどんどん出す方法
朝、ちゃんと光を浴びて、およそ15時間後の分泌を体に約束させます。
日光でなくてもよく、3000ルクスあれば大丈夫です。
逆に、夜は強い光を浴び続けると「まだ寝る時間ではない」と錯覚してしまいます。

セロトニン作り
メラトニンをいっぱい出すためには、その材料であるセロトニンをいっぱい作ることが重要です。
ないしはそのさらに材料のトリプトファンを取り入れる。
トリプトファンは食材からとるしかありません。
多く含む食材は、納豆やチーズなど。
セロトニンをたくさん出すためには、朝日を浴びることと、リズムのある運動を行うこと。
一定のリズムを刻む運動でセロトニンは多く分泌されるので、ウォーキングなんかはもってこいですね。
また、「幸せ」を感じた時にもセロトニンは分泌されます。
ないしは、セロトニンが分泌されれば「幸せ」を感じる。
「幸せホルモン」と呼ばれています。

成長ホルモンで、寝てる間に若返り

睡眠中にアンチエイジングホルモン(若返りのホルモン)が働きます。
重要なのが成長ホルモンとメラトニン。
今回は成長ホルモンについて掘り下げましょう。

成長ホルモンの働き
成長にかかわり、子供の体を大きく育てます。
大人になってからは、以下のような働きをします。
1.内臓や器官をつくり、回復させる
2.はりと潤いのある皮膚をつくる
3.筋肉を増強する
4.骨を丈夫にする
5.性的能力を高める
6.免疫力を調整して強化する
7.コレステロールの利用がうまくいく
8.脳の働きをよくする
9.視力を良くする

年齢別分泌
年齢とともに増え、ピークに達するのは20歳ころです。
そこからどんどん減って、40歳では、20歳の半分。60歳では1/4
もちろん、個人差もあり、努力によっても変わるので、若さを保つためには成長ホルモンをより多く分泌する努力をすべきことになります。
「成長ホルモン」はアンチエイジング(若返り)ホルモンの筆頭にあげられます。

分泌される時間帯
睡眠中が約7割。残り3割が起きている間です。
成長ホルモンを出すかどうかは指令ホルモンによって決まります。
「成長ホルモン放出ホルモン」が指令を下垂体に出せば、成長ホルモンが放出されます。
「ソマトスタチン」が指令を出せば、成長ホルモンは出なくなります。
睡眠中には「ソマトスタチン」が出ないので、成長ホルモンが思う存分分泌されることになります。
70%の睡眠中の分泌も、全体的にばらけるのではありません。
一番最初の深い睡眠(ノンレム睡眠)の時にまとめて集中的に分泌されます。
寝入りばなの1~2時間です。
最初にどっと分必された成長ホルモンが一晩かけて、睡眠再生工場としての働きを行ってくれます。
子供と大人では、ノンレム睡眠の眠りの深さが違い、大人になるにつれて眠りの深さが浅くなってきます。
そこで、睡眠中の分泌だけに頼っていると、十分な分泌が得られなくなってきます。
睡眠以外での分泌も有効活用する必要があります。

睡眠以外での分泌のスイッチ
睡眠以外での分泌が促されるときは
1.血糖値が下がっているとき(空腹の時)
2.適度なストレスを感じた時
3.ちょっときつめの適度な運動をした時
です。
いずれも、少し困った状態の時ということになります。
そういった状態の時に、体は成長ホルモンの必要性を感じて「成長ホルモン放出ホルモン」が出ることになります。
成長ホルモンは、数時間は持続して作用するので、夕方以降に放出されれば、睡眠再生工場に役立つことになります。
例えば、会社帰りに一駅手前で降りて、速足で帰る
これなんかは、夜に行う「ちょっときつめの適度な運動」にあたり、十分に役立ちます。
又、「血糖値が下がっているとき(空腹の時)」では間食をやめることが一番です。
空腹を経るだけで良いので、全体の食事量を減らす必要はありません。