股関節をゆるめる

股関節をゆるめる
・歩き革命の本で、股関節のところを読んだとき、ものすごく面白いと思いました。
・今までの人生で、股関節のかたちを意識することなんてなかったのですが、その形からあるべき動きを解説されていたからです。
・脚って前後に動くから腰の骨にちょうつがいのように脚の骨がついているイメージと思いきや、腰の骨は臼のようで、脚の骨は杵のような形らしい。
・その間なのか周りなのかを筋肉が取り囲んで、骨をつなげていると。
・脚の骨は前後左右上下どのようにでも動くはずと書いてあったのです。
・想像するに、左手をグローブのようにして、右手こぶしをその中でぐりぐりするような。
・でも普通の人は、筋肉がガチガチに固まっているから、一定方向にしかスムーズに動かない。
・その筋肉をゆるゆるにしてしまえば、歩く動きは画期的に変わるのだと。
・なんだかすごいと思ったわけです。
・もっとすごいのが、人骨模型を買いなさいと書いてあったのです。
・実際に模型を動かして試してくださいと。
・ありえますかそんなこと。
・買いましたよ。その辺のことは2014/11/1の日記にも書きました。

・そういわれると、思い当たることが3点ほどあります。
・一つはウォーキングをしていて脚の付け根の筋肉がちょっと奥まったところで筋肉痛になること。
・二つ目は柳沢先生の競歩式最強ウォーキングの本で第三ワークとして股関節を上下に使うのがあります。
・三つめはウォーキング講習会で吉澤永一先生にウォーキングと競歩の違いを質問した時です。
・ウォーキングはどんなに早く歩いても1km8分が限度なのに競歩だと1km4分。どう違うのですかと聞くと、ウォーキングは股関節を前後に動かすまでだが、競歩だと股関節を上下に使うのだと。
・衝撃を受けたのを思い出します。

・股関節のゆるゆるを実現し、股関節を上下に使う極意を体験したいと思ったわけです。

股関節をゆるめる方法
・股関節の場所をしっかり理解し、意識する。
・仰向けに寝て、片方の脚の膝を胸に近づける。
・股関節の周りの筋肉を意識して脱力し、くねくね動かし、「ゆるめゆるめ」と念じる。
・壁に左手で寄りかかって右脚を後ろに折る。
・右足首を右手で持ち、右脚の重さで股関節の周りの筋肉を脱力してほぐし、だらーっと垂れるイメージ。

索引はこちら
[ウォーキング]シリーズはこちら(少し下げてね)

ゆるに近いあれこれ

ゆるに近いあれこれ
・ゆる体操をやっていると、何だかこれはどっかで目にしたことがあるのでは? と思ったりします。
・少なくとも見た目はストレッチに近い。
・例えばgoogleで、「体を柔らかくする」で検索するといろいろな方法が見つかる
・体を柔らかくするという要素はおそらく同じで、ゆるの場合は最終目的である脱力という要素が加わるだけかもしれない。
・筋トレだけはやはり結構考え方が違う気がするので、ここでは取り上げません。
・私としての基準は、自然であること。「体本来の」みたいなことを重視していると病気も逃げていくのではないかと。
・日常的であるかも重要な基準です。
・大体の体操系は、一日5分で大丈夫なんていうけど、なかなかそういう気持ちにならないです。
・歩いている間、電車を待っている間、仕事をしているとき、がポイントです。
・テレビを見ているときに、なんて表現をする体操類もよくあるけど、不思議とこれができない。テレビってぼーっとしたいときにみるので。

ストレッチ
・すぐに思い浮かぶのがストレッチですね。
・ストレッチは可動領域を広げるというのを前面に出しているので、その面はかぶると思います。
・体を柔らかくするということを意識しているストレッチもいっぱいあるので、その面でもかぶると思います。
・静的ストレッチと動的ストレッチがあるそうで、静的は筋肉を伸ばしたところで数秒以上じっとするもの。
・動的ストレッチは昔からの屈伸運動のようなぐんぐんと瞬間的に伸ばすもの
・最近は動的より静的にシフトしてきているようです。
・静的ストレッチはゆるに結構近いかも知れません。
・結局最後の止めるところですね。
・そこで、ぐっと力を入れてしまっては違ってしまうので、最後のところでターゲットとなる筋肉を意識してだらーっと脱力できるのであれば、かなり応用がきくと思います。
・あと、ゆるはゆする行為が多いので、じっとするストレッチとはその点は違うかな。
・筋肉や骨を研究して一番良い動き方をさせようとはしているので、かなり応用なり組み合わせなりができると思います。

柔軟体操
・柔軟というくらいですから、体を柔らかくすることを完全に目的にしていますね。
・ただ、ストレッチとの違いがよくわかりません。
・単純に和訳しただけなのでしょうか。

ヨガ
・急に興味がわいてきたのが、このヨガなるものの存在です。
・東洋というだけで神秘的ですね。
・全く知識がないのですが、目的は何なのでしょうか。
・なんだかすごく体がくねくねの、すごいポーズをとっている印象がありますね。
・力が入って「いてててっ」となってる感じもしないですし。
・呼吸法が絡んでいる気もしますし。
・つぼなんかが絡んで来たら、すごいことになったりするんでしょうか。
・瞑想とかも絡んだりして。
・結局、精神世界みたいなものと絡むと俄然魅力的になってきますよね。
・その分デメリットもあって、うさんくささが出てきてしまうから、いやな人は嫌でしょうけど。

脚をゆるめる

脚をゆるめる
・脚をゆるめるためには、脚をゆすればいい。
・ただ、立った状態では両足が地面についてしまっているため、工夫が必要

脚をゆるめる方法1
・浅目に椅子に座り、できるだけ脚に力が入らないようにする。
・貧乏ゆすりのように、ぷらぷらゆする。
・たとえば、音叉が音を出すとき、波が、行って帰ってきた波ときれいに合わさって増幅され音が出ると思うが、このぷらぷらもイメージとしてはそんな感じ。
・最初は自分でゆすっている感じだが、そのぷらぷらが逆に伝わってきて、自分を気持ちよくしてくれる。
・あくまでもイメージだが、私がこのワークをしているときは、一定時間以上やっているとそんな感じがしてくる。
・私はすわってやる仕事なのだが、このワークは、唯一仕事中にもできるので、ちょっと疲れてきたなと思うと取り入れている。

脚をゆるめる方法2
・腕と同様に脚もぷらんぷらんさせたいのだが、片足は完全に宙に浮かせる必要がある。
・いすを壁の近くに持っていき、背もたれは壁とは逆向けに置く。
・右脚をぷらんぷらんさせたいときは、左脚で椅子の上に立って、右手で壁にもたれてぷらんぷらん。
・左脚ならその逆。
・私の場合は、後ろ方向がかなりギシギシいいます。

腕と肩をゆるめる

腕と肩をゆるめる
・腕と肩をゆるめるのは、ウォーキングの腕ふりと大きく関係する。
・肩こりとも関係するので一番先に習得したい点である。

腕と肩をゆるめる方法
・力を抜くためには、いったん力を入れては抜くことを繰り返す
・こぶしを握り締め、いわゆる力こぶを作った後、こぶしをほどき、腕の力をぬいてだらりと垂らす。
・ぎゅーっと力を入れて肩を上げ、肩の力を抜いて両腕をだらりと垂らす。
・手と手首の力を抜き、ぷらぷらゆすって揺らす。
・肩から腕を脱力し、ぷらんぷらんと前後にふる。
・そのとき、前はすんなり触れるが、後ろ側はそれほど振れないと思う。
・これは人間の体の構造がそうなりやすいから。
・肩のところにちょうつがいがあってそこを支点に振っているといつまでたってもこの構造は変わらない。
・支点を肩甲骨の内側あたりにするような意識をもって振ると、肩甲骨の筋肉がほぐれていき肩全体から柔らかく振れていく。
・そうすると後ろ側にもかなり振れるようになってくる。
・そのためには、上体を前かがみにして腕をふると肩がほぐれやすい。
・いずれにしても、後ろが振れにくいからといってぎゅっぎゅっと無理してふると逆に筋肉は負けまいとがんばってしまい、硬くなってしまう。
・あくまでも脱力している状態でプランプランだらーんと行うこと

緩重垂について
・緩(かん)(ゆるめる)と重(じゅう)(重い)と垂(すい)(たれる)はお互いに深い関係を持っているらしい。
・ゆるめると重く感じる。さらにだらーんと垂れている感じを意識する。

90度ひじを曲げた腕ふりとの関係
・90度ひじを曲げた腕ふりは、確かに早く歩ける。
・しかし、どうしても力が入ってしまうので、肩こりや背中のコリが慢性化してしまった。
・早く歩くというのは目いっぱいである必要があるのか。
・健康が目的なのだから、コリがおきず、疲れもしない方がいいに決まっている。
・ただ、一度早く歩けるのを経験してしまうと、タイムを測ったりするのが楽しくなる。
・少しでも早く歩きたくなってしまう。
・同じ速度では本当に無理なのだろうか。
・以前、90度の腕ふりの前に読んだ本で「でんでん太鼓のように」腕をふると書いてある本があった。
・その方法は、腕が前に振れるとき、前進するスピードに対してブレーキになる気がする。
・90度の腕ふりは明らかに大きく腰がねじれて膝の曲がらない脚の上に胴体が乗りやすい。
・少しずつ「ゆる」の腕ふりのコツが分かりかけてきたが、「肩甲骨の内側」を支点にするのがポイントである気がする。
・そのことで「くねくね」した感じの腕ふりになり、胴体が使われる感じになる。
・少なくとも、「ゆる」腕ふりの最初のころよりは早く歩けるようになってきたから、疑わずに信じ切ってこの方法での歩きを習熟すれば、同じ速度になるかも知れない