巫女さん入門シリーズ
今日は、神社の建物について見てみましょう。
神明造りと大社造り
鳥居に、神明鳥居と明神鳥居があったように
建物も、大きく神明造りと大社造りに大きく分かれるそうです。
入口の場所が違うんです。
いやあ、良いこと聞きました。
神明鳥居と明神鳥居だけでも、そのあと行った御嶽神社でどれだけ楽しめたか
[巫女さん入門]鳥居の種類
建物が加わったら無敵ですね。
思わずスキップしちゃいます。
神社の中でスキップしている人を見かけたら、それはでーこんです。
いかんいかん、ここは屈行でと。(屈行の話はまたの機会に)
四角の方に入口があるのが神明造り
三角の方に入口があるのが大社造り
(以下、「神社のいろは」から引用)
「し」んめいは「し」かく
「大」社は三角(大の字の形ね)
と覚えましょう。
神明は神明鳥居で勉強済みですね
天照大御神(あまてらすおおみかみ)の事です。
即ち、伊勢神宮の一派です。
対する大社造りは、大社っていうくらいだから、出雲大社の一派
大国主命(おおくにぬしのみこと)です。
天と地に世界が大きく分かれていた頃
天を治めていたのが天照大御神
地を治めていたのが大国主命
国譲り、という事件が起きて
大国主命は「地」も天照大御神に譲らざるを得なくなった。
出雲大社の一派としては、やっぱり悔しいから
伊勢神宮の建物の作り方とは一緒にはせんぞと
そういうことなんでしょうね。
ああ、面白い。
この二つから、色んな何とか造りが派生していきます。
この前、市ヶ谷で亀岡八幡宮に行ったとき、ここは、典型的な八幡造りですって書いてあって、裏に回ってみたら、確かにもう一棟あった。
おかしいな
今までのは教科書ね
ほんとにそんなふうになっとるんだろうか
過去にいっぱいウォーキングしたときの色んな神社の写真を見返してみました。
どうも、そうなってるというか
なっていないというか
もしかして、こういうこと?
拝殿と本殿
神社の中の色んな建造物には、原則こうという配置があります。
詳しくは、次回お話ししますが
今回、話の都合上、ひとつだけ
拝殿と本殿というのがあります。
本殿って、神様がいらっしゃるところで、我々の目につくところにはありません。
我々が二礼二拍手して拝むのは、手前にある拝殿。
本殿はその奥なんですね。
拝殿って結構こんな感じが多い
四角の前に三角がくっついてる
どうも今までの話は本殿の話の気がしてきた。
どれだけ、撮りためた写真を探しても
グーグルで検索して神社の写真を見ても、ほぼ同じ形
おそらく全部拝殿の写真。
こうなると、現地で本殿を確認しなきゃ。
という意味も含んで
先週末は、神社を二つ行ってみた。
ところが結論は
よく分からん。
頑張って覗くんだけど、見えない見えない。
これは思った以上に大変だ。
現在の仮説、神明造り、大社造りの区別が本殿に限ったことなのかを
確認するためには、結構かかりそうです。
逆に挑戦意欲がメラメラと
よおし、頑張るぞ!