[昭和歌謡]79 卒業写真。恐ろしいクイズ付き

昭和ヒット曲全147曲の真実シリーズです。

卒業写真
松任谷由美
作詞、作曲 荒井由美
1975年

♪悲しいことがあると 開く皮の表紙
卒業写真のあの人は 優しい目をしてる
町で見かけたとき 何も言えなかった
卒業写真の面影が そのままだったから
人ごみに流されて 変わっていく私を
あなたは時々 遠くで叱って

荒井由美
私が強い印象を持った時は、まだ荒井由美だったので、荒井由美と言わせて下さい。
最初に荒井由美を聞いたときです。
感動したとかじゃなく、全く逆でした。

友達が、荒井由美のアルバム、コバルトアワーを貸してあげるって貸してくれた。

ユーミンっていうの
むちゃくちゃ良いから絶対聞いてね

確か女の子だったと思う。
意識していた子ではなかった気がするけど
聞かない訳にはいきませんね。

はあ?

最初からつまづいた。
何これ
次の曲に期待
でも次の曲も同じ感じ
そして次も。

何で?
何で、歌うたっているのに感情移入しないの?
自分で作ったんだよね。

全く感情移入しないスタイルが荒井由美の持ち味で
それが良いっていうのは、あとからじわじわ分かり
後には大好きになるんだけど
この時は、全く心に響かなかった。

とうとう、半分くらい聞いた時点でギブアップ

そのあとどうしたかまでは覚えていません。

ユーミンからだったと思う。
それまで、フォークと言っていたのが、ニューミュージックに変わった。
松山千春とかもそう。

フォーク同好会の会長をやっていたくらいだから
フォークが大好きだった。
より洗練されてお洒落になった事に慣れるのが時間がかかった。

甘いジュースに慣れきっていて、初めてポカリスエットを飲んだ時の衝撃
何これ、スイカの味やん

卒業写真
こんな話をしたあとで言うのもなんなんですが

ええ歌やなあ
グッとこみあげるものがあります。
ぶわーっと目の前に情景が広がります。

(おいおい)

さあ、ここでクイズです。
大学の時の卒業写真
私はどれでしょう
恐ろしいクイズですね

答えはこのあとすぐなので、答えを隠しながら考えてね





















◆◆◆答え◆◆◆
右から3番目、上から3番目です。
分かるわけないですね

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[昭和歌謡]78 想い出まくら

昭和ヒット曲全147曲の真実シリーズです。

想い出まくら
小坂恭子
作詞・作曲 小坂恭子
1975年

♪こんな日はあの人の真似をして
煙たそうな顔をして煙草を吸うわ
そう言えばいたずらに煙草を吸うと
やめろよと取り上げてくれたっけ
ねえ あなたここに来て
楽しかったことなんか
話してよ 話してよ
こんな日はあの人の 小さな癖も
ひとつずつひとつずつ 想い出しそう

良い歌ですね
好きだったなあ
何回歌ったろう
歌詞もメロディも自然な感じでゆっくりしていて。
どういう時にというのじゃなく
気がついたら口ずさんでいるような歌

歌詞に特に出ているわけではないので分からなかったけど
今回調べてみて初めて分かりました。
死に別れの曲だったんですね。
小坂恭子さん本人の体験ではないけど
死に別れた恋人をイメージして作ったらしい。

言われて見ると、この切なさは、そうだなあと思います。

沢田知可子さんの、会いたい、にもだぶります。
さらに、会いたいで思い出されるのは、
大好きだったTBSラジオ、永六輔の土曜ワイドその新世界
「会いたい」という統一したテーマで数ヵ月放送したんですけど
送られてくる内容があまりに切なすぎて
数人から、このテーマは聞いていて悲しくなりすぎます。やめてください、とお便り。
永さんもずいぶん考えて、やっぱりやめましょうとなった。
その時作られた、会いたい、というタイトルの歌
歌詞は、会いたいという言葉をただ繰り返す。
私も、当時、思い出すことが多くて、とても聞いていられなかった。

死に別れは、きつすぎます。
時間以外、何も解決してくれない。
ただ、寝ては起きてを繰り返し
時がたつのを待つしかない。

♪こんな日はあの人の想い出まくら
眠るのが眠るのが良いでしょう。

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[昭和歌謡]77 心のこり

昭和ヒット曲全147曲の真実シリーズです。

心のこり
細川たかし
作詞 なかにし礼、作曲 中村泰士
(1975年)

♪私バカよね おバカさんよね
うしろ指 うしろ指 さされても
あなたひとりに 命をかけて
耐えてきたのよ 今日まで

歌詞
素晴らしいです。この歌詞。
なんて分かりやすい
演歌の最もオーソドックスな展開

駄目な男に惚れてしまって、全てを捧げて尽くしてきたけど
ああもうだめ、別れるわ

このオーソドックスな歌詞にしておいて
一行目だけ、強烈にインパクトのある歌詞
奇をてらっていないところがすごい

私バカよね おバカさんよね
と聞いただけで
いかに、この女性が男性に翻弄されたか
疲れきっているか
新しい人生への踏ん張りを気合いつけて踏み出したか、の
全てが分かります。

王道なのに、斬新
「流行」を作り出すための最高のセオリーじゃないですか

細川たかし
こんな絶対流行するはずの歌を普通の歌手に歌わせては後悔します。
誰も知らないのに、超実力派
一声聞くだけで、印象に残って耳から離れない、独特なカン高い声

なすべくして大ヒット。

ずっと、売れっぱなしだったイメージだったけど
北酒場まで7年間、そこそこって感じだったらしい。

それから、ご存じの通り、北酒場、矢切りの渡し、浪花節だよ人生は
のレコード大賞3連チャン

天性の明るいキャラクターが良いよね

最近、良くコマーシャルで見かけます。
知らん間に、禿げ上がってましたね

あんな面白い髪型するんだったら、全部つるっぱげの方がかっこいいと思うけどなあ

ハゲ連合会支部員の独り言でした。

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[昭和歌謡]76 シクラメンのかほり

昭和ヒット曲全147曲の真実シリーズです。

シクラメンのかほり
布施明
作詞・作曲 小椋佳
1975年

♪真綿色したシクラメンほど
清(すが)しいものはない
出逢いの時の君のようです
ためらいがちにかけた言葉に
驚いたようにふりむく君に
季節が頬をそめて過ぎてゆきました

出ました!
小椋佳(おぐらけい)

最初、小椋佳が布施明に歌を提供したと聞いた時
本当に驚いた
どちらも本当に好きでしたから

布施明はその前の積木の部屋が大好きで
当時歌が一番うまいのは布施明だろうと思っていた。

小椋佳の歌をどう歌うよ
驚いたように、以降、がーっと盛り上げていくので
布施明だったらそうせざるを得ないわなと

その後、小椋佳自身が歌っているシクラメンのかほりを聞いて
そうそう、これこれ

布施明バージョンも嫌いじゃないんですけど
小椋佳って、最後まで盛り上げないから小椋佳

歌詞を味わうための歌ですから

昔、シングルとアルバムの中間と言ったら良いのか
4曲入りというレコードがあった。

小椋佳の4曲入りを買って
一時期は何度も何度もほぼ毎日聞いた。
「春の雨はやさしいはずなのに」と
「少しは私に愛をください」は絶対入っていたんだけど
後は何だったかなあ
「白い一日」と「さらば青春」だったかな

小椋佳は歌詞を味わうべき人なので
歌詞を全部書きますね

■春の雨はやさしいはずなのに
むなしさが 夕暮れと雨を連れて来て
寂しさが 夕空と街を闇にぬり
何だか涙も出やしない 出やしない
春の雨はやさしい はずなのに
すべてが ぼやけてくる
どってことないんかな どってことないんかな

■少しは私に愛をください
少しは私に愛をください
全てをあなたに捧げたわたしだもの
一度も咲かずに散ってゆきそうな
バラが鏡に映っているわ
少しは私に愛をください

■白い一日
真っ白な陶磁器を
眺めてはあきもせず
かといってふれもせず
そんな風に君のまわりで
僕の一日が過ぎてゆく

目の前の紙くずは
古くさい手紙だし
自分でもおかしいし
破りすてて寝ころがれば
僕の一日が過ぎてゆく

ある日踏切のむこうに君がいて
通り過ぎる汽車を待つ
遮断機が上がり振りむいた君は
もう大人の顔をしてるだろう

■さらば青春
僕は 呼びかけはしない 
遠く すぎ去るものに
僕は 呼びかけはしない 
かたわらを 行くものさえ
見るがいい 黒い水が 
抱き込むように 流れてく
少女よ 泣くのはお止め
風も木も 川も土も
みんな みんな 
たわむれの 口笛を吹く
———-

あまりに毎日聞いているもんで
父さんも覚えちゃって
特に、春の雨はやさしいはずなのに
どってことないんかな
のところが好きで、そこは一緒に歌う

少しは私に愛をください
は完全に歌詞を覚えているから、歌詞を見なくても歌えます

白い一日、は
歌詞が小椋佳で、作曲が井上陽水なので
二人ともの代表曲なんだけど
同じ歌かと思うくらいガラッと雰囲気が変わる
当時、二人の歌真似で歌い分けられるのが自慢だった。

シクラメンのかほりは、
小椋佳自身はいまいち気に入ってなくて布施明に提供するまで、お蔵入りにしていたらしい
北原白秋のテイストで書いているから。
教科書のような歌詞ではありますが
聞き込んでいくと、やっぱり小椋佳だなと思います。

なんといっても
知る人ぞ知る小椋佳を、誰でも知っている小椋佳に押し上げてくれたのがこの曲ですから

「めまい」「揺れるまなざし」「俺たちの旅」「愛燦燦」「夢芝居」と
完全にヒットメーカーになっていくわけですね

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