疲れない座り方

疲れない座り方
ねこ背は治る! ──知るだけで体が改善する「4つの意識」という本からの紹介です
・骨盤にうまく重心をのせる。具体的には坐骨に乗る。
・自分がおしりの骨を触ってみた感じだと椅子にあたるコリっとしたところがあって、ここに乗るとうまく重心が安定した。
・皆さんもやってみて、脱力して状態のバランスが取れる箇所があったらそこだと思う。
・ただ、これだけ、両脚を床につけて3点で体重を支える必要はなかったんです。
・問題はそのあとです。
・何も仕事しなくていいならそれでいいのですが、私の場合は一日パソコンを打つ必要があります。
・特に今はノートパソコンなので首はどうしても下向きになります。
・今まで、ここ数日椅子の座面を高くしていましたが、逆で低くすべきかも知れません。

疲れない座り方2
「首の痛み」は自分で治せる (医師がすすめる「頸椎エクササイズ」)
という本を読みました。この本から紹介します。
・「ねこ背¨」で坐骨に重心を乗せてまっすぐ頭の重量を背骨の上に乗せる。
・ここまでは「首の痛み¨」でも同じ趣旨。
・違っていたのはここからです。
・「ねこ背¨」の方では趣旨からしてそのまままっすぐの状態をキープしておくことになるでしょうが、「首の痛み¨」の方では次のステップがあります。
・「背もたれに寄りかかる」のです。
・これには少し驚きました。
・せっかくその前のステップで、まっすぐの状態を作り上げ、頭の重量をきれいに支えているはずの姿勢。
・後ろに倒して傾けると首から上が背骨のちょうど上にはのらないはずです。
・ただ、「首の痛み¨」では、「背もたれを使わないことがよい姿勢だと勘違いされていることが多い」と書かれています。
・さあ困った。
・ただ、「背もたれを使うこと」には実感としての説得力があります。
・やっぱり、せっかくの背もたれは持たれた方が楽だという気がする。
・とすると、両方正解なのではないか。
・両方正解とするには、「首の痛み¨」にある次の一文を引用したい
・「どんなによい姿勢でも、三十分以上同じ姿勢を続けることは首への負担になります」
・まっすぐの姿勢、背もたれに寄りかかった姿勢を三十分ごとに繰り返せばよい。

結論?追加
・図書館で、たった3センチで人生が変わる座り方という本を借りました。
・上の2つの記事から1か月以上たち、新たな本を読んでまとめなおしています。
・結論から言うと、長らく揺れ動いてきたこの問題に結論が出そうです。
・上の2つの方法を両方満足させるやり方だからです。
・重心の乗せ方は、上の2つの方法と同じです。
・坐骨に重心を乗せる。
・ここからが違うのです。
・椅子に手を置いて、お尻を後ろをずらし直すのです。
・背もたれにお尻を押し付ける感覚だと思います。
・なるほど、これは気づきませんでした。
・「首の痛み¨」では、せっかく重心に乗せて姿勢を作ったのに、そのあと背もたれに寄りかかると書いてあったので、せっかくのまっすぐがまた斜めになるじゃないかと思いました。
・まっすぐの重心のまま、お尻を後ろに持っていけばいいのですね。そうすると、「まっすぐの重心」「背もたれの利用」の両方が満足できる。目から鱗です。
・ちょっと今までの自分の感覚と違っていたのが首の角度です。
・首は前に突き出したり、後ろにぐっと引いたりするとどちらもつらい。その真ん中で、すっと楽になる角度がありますね。その角度が正しい角度です。となります。
・となると今までは多少きつくても後ろに引く感じにしていたので、それよりは前になります。
・「えっこんなに前かがみなの」と思われるかもしれませんがまっすぐ重心がのっています。となっているのでそうなのでしょう。
・何よりも自分が楽なところというのが信憑性が高いです。
・さらに補足すると、反り腰にしてはいけませんと書いてあります。頑張ってそらしてはいけませんということなので、コンセプトも一致します。
・首が思ったより前かがみということになれば、安心して背もたれに甘えても首はちゃんと重心に乗るのでしょう。
・少なくとも理論的には完全解決です。
・後は実践で、本当に長く楽に座っていることができ、首がこらないかということです。
・年明けに仕事が始まったら、実感を報告していきたいと思います。

疲れない立ち方(姿勢)

疲れない立ち方(姿勢)
・日常活動の基本、立つ、座る、歩くのうち、歩くはウォーキングでかなり詳しく話していますので、
のこりの立つ、座るのより良い方法を紹介していきます。
主には「ねこ背は治る!」からの引用になります。

良い姿勢とは
・世間で当たり前に思われている「胸をはって背筋を伸ばす」がいい姿勢ではないと断言します。
・親や教師に「背筋をピシッと」と言われた経験はおありでしょう。
・そのたび、胸を張ってビシッとするのだけれど、がんばってもがんばっても少し気をゆるめるとすぐに元に戻ってしまう。
・「背筋をピシッと」はもともと無理なので、習慣化不可能である。
・ではどういった姿勢が、「良い姿勢」なのか
・膝立ちをしているとき。これは、大腿骨(太ももの方の骨)だけで立ち、ねこ背だと思われている人も、背筋がまっすぐになってしまうらしい。
・重心が大腿骨にしか乗りようがないかららしい。

疲れない立ち方
・立った時には、その下にすねの骨があるので、そこまでまっすぐにしてそのすぐ下に重心を持っていけばいい。
・すねの骨は2本あるので内側の太い方の骨のすぐ下になる。
・かかとよりちょっと前になる
・そこで重心に乗れたら、全身の体を抜く。徹底的に脱力する。決して胸を無理して張る必要はない。
・これが立つときの良い姿勢。
・ところがねこ背の人は、それより前に重心を持ってきている。
・そうすると、倒れてはまずいので、無意識に腰が引ける。そうなると状態がくの時にまがり、前のめりになる。
・逆のパターンは肥満の人に多い。
・もっとかかとよりに重心がいくと、腰を前に突き出すことになる。そうすると状態が逆のくの字に曲がる。
・何を隠そう私も半年前まで、よくカミさんに反り返って立っているといわれた。
・ちょうどお相撲さんが歩いているイメージ。
・ただ、肥満の場合は、そうしないと前後のバランスが取れないので仕方がない。
・常に腰痛に悩まされることになる。残念ながら、減量が先ということになる。
・ねこ背の人が、前よりに重心を置いてしまった理由は特にない。
・知らなかっただけ。それが癖になっているから、それが楽だと思いこんでいる。

・疲れない座り方に関しては「疲れない座り方」をご覧ください

索引はこちら
[疲れない]シリーズはこちら(少し下げてね)

ねこ背は治る!

ねこ背は治る!
・古本屋で何とはなく手に取ったこの本を後で読んでみて本当にびっくりした。
・私が求めていたことにドンピシャだった。
・副題が【知るだけで体が改善する「4つの意識」】というのだが、この4つが4つとも目からうろこ。
1.呼吸を深くする→肺はでっかいということを知るだけ
2.良い姿勢とは胸を張って背筋を伸ばすことではない→「重心を正しくするだけ」
3.肩甲骨をただしく使う→構造を知り、使い方の意識を変えるだけ
4.脚の付け根は股関節ではない→大腰筋で歩く
・タイトルはどうなのかと思う。そんな局所的な話ではない。健康法のベーシックなところをかなり広範囲にカバーしている。
・ねこ背に興味がない人には手に取ってもらえないのではないかと思うとこっちが悔しいくらいの内容です。
・あんまりすごいので、Amazonでこの著者、小池義孝さんの本をあと4冊買ってしましいました。
・ただ、この「ねこ背は治る」の本だけがカスタマーレビューが群を抜いていて、79人の人がほぼ5点満点。そんなに多くの人が揃って高評価って見たことがない。
・レビューの中身を見ても、「本当にねこ背が治った。」「すぐに治った」のオンパレード。
・いや、ねこ背だけじゃなくて、もっといいこといっぱい書いてあるじゃない、と突っ込みたくなるのだが、確かにこのタイトルに引かれて買った人は、ねこ背を治したくて買ったわけだから当たり前ですよね。
・すごいなと思ったのが、健康法の本で、体操の類が一切書いていない本を始めてみたということ。
・今までどの本でも、イラストか写真かの違いはあっても、絶対に○○体操や○○ワーク、○○ストレッチが絶対あって、それをやらなきゃいけないわけです。
・こっちも当然それを求めているところがあって、今度はどんな体操かな。そんなにあれもこれもできないしな、とか思いながら読むわけです。
・この本はまったく視点が違っていて、このからだのしくみを「知って」ください。そしてここだけちょこっと変えてもらえれば、あとは身体の方でうまい具合にやってくれますから。ということになっています。
・それだけ聞くと「そんなうまい話があるか」と思うでしょうが、4つの意識すべてがものすごく理論的で、実際に読みながら多少やってみると本当に実感できるし、今までこの半年間いろいろやってみて感じている実感とぴったり合う。
・何はともあれ、中身を紹介していきますが、あくまでも紹介ですので、絶対に本を読まれた方がいいと思います。
・オリジナルの説得性と同じようにはいきませんので、私は自分が今まで試してみたことの実感を中心に書いていこうと思います。

呼吸を深くする
・ほとんどの現代人が酸欠状態といってもいいほど呼吸が浅いといい切っています。
・解決方法がすごくて、肺がそんなに大きくないとの思い込みを改善し、肺はでっかいと知るだけ。
・付け足しのように胸式呼吸と複式呼吸を組み合わせた「全体呼吸」を推奨していますが、これは必須要素ではなく、要するに呼吸を深くして、いっぱい酸素を取り入れれば、からだじゅうのあちこちで起きている酸欠状態が解決され、からだじゅうが生き生きとしてくる。
・あまりにもベーシックなテーマなので、別ページを立てようと思います。詳しくはこちら
・私がやっている「すやすやウォーキング」はこの全体呼吸を取り入れてほぼ完成形に近くなったかなと思っています。

良い姿勢とは
・ここが一番衝撃的でした。
・まあ、ねこ背を直すための本ですから、直接的にはここが重要なわけです。
・この数日間本当にきつかった。「疲れない身体」をいっきに手にいれる本、を読んで疲れない座り方を身につけようとしてからです。
・「疲れない身体」…の本は、それ以外の箇所はとっても素晴らしいのですが、一番期待していた疲れない座り方がどうしても身につかない。
・むしろ首のこりが余計に強くなった気がしますし、脚を組まないと決めたのに、どうしても組みたくなってしまう。それが逆にストレスになってしまっていた気がします。
・この本では、世間で当たり前に思われている「胸をはって背筋を伸ばす」がいい姿勢ではないと断言します。
・ご自身の体験からも親に「背筋をピシッと」といわれ続けて20年、がんばってもがんばっても少し気をゆるめるとすぐに元に戻ってしまう。
・20年後に諦めたそうですが、そういえば昔の教育って、親も教師もみんなそうでしたよね。もちろん子供の側も信じて疑わなかったから、できない自分を責め続けるしかなかったわけです。
・「背筋をピシッと」は習慣化不可能なんですって。ちょっとそれを早く言ってよって感じです。
・「良い姿勢」は重心を変えるだけでいい。
・課題であった首と背中のコリですが、この数日間むしろ逆をやっていた気がします。
・試しにこうしてみてくださいと書いてあるところをやってみると、ドンピシャで今コっているところに同じ痛みが出ます。
・疑う余地がありません。何だそうだったのって。
・脚を組むことに関しても、全然問題なしと。そんなことで骨盤がゆがむことはあり得ないと。
・「いいんだーっ」って。罪の意識から解放されたこの幸せ感。
・これも別ページで紹介したいと思います。詳しくはこちら

肩甲骨をただしく使う
・これですこれ。
・「歩き革命」で書いていた「やじろべえ」理論。
・なんだかものすごい気がして、人骨模型まで買ってしまいました。
・でも結局よくわからなくて、もやもやしていました。
・肩甲骨の動画もいくつか見たりして、実践もしてみて、これで肩こりも治るかなって。
・この本では、肩甲骨の構造と動きを実に丁寧に分かりやすく書いています。
・詳しくはこちら
・「歩き革命」や肩甲骨の動画は、肩甲骨は本来もっと自由な動き方をするんですよとまでは言っています。
・もうちょっと丁寧に具体的な動きを教えてほしかったというのはあるとしても、全然間違いではなくただしいことを言っている。
・ここからです。
・「ねこ背」本以外は、自由に動かしていない理由を「動かせないから」としているのに対して、「ねこ背」本は「動かせるのに構造を知らないから、動かそうとしていない」においています。
・ある動画では「こういうストレッチをしないと肩甲骨は肋骨にべったりとくっついちゃっています。さあ肩甲骨はがしのストレッチをしましょう」って感じです。
・「ねこ背」本はもともとはがれていますから、そういう風に動かしていいんですよってことになる。
・動画で伊集院光や所さんや東MAXが最初に肩甲骨可動域チェックをして、そのあと肩甲骨はがし体操を5分だけするとほらこんなに変わったよって見せるのですが、もともと意識がなかった人が、無意識にでも本来の動きをしちゃっただけと考えられなくもない。5分ってやっぱり変なんじゃないでしょうか
・肩甲骨は肋骨より前にまでスライドしてこれるということは、腕をまっすぐ前に伸ばして手の甲を合わせてみると、風呂場で鏡に映してみたのですができてました。確かに前からそれくらいのことはできてると思うし、肩甲骨が肋骨にくっついちゃってるとこれは絶対に無理だよなって思います。

脚の付け根は股関節ではない
・肩甲骨の構造と動きがご理解いただけたら、予想がつくと思います。
・腕の付け根は、肩関節ではなく、その先の先、背骨を支点として動かせるということでした。
・脚の付け根も股関節ではなく、背骨なんです。
・詳しくはこちら
・実は、理屈は分かっていませんでしたが、これはもうやっています。
・ウォーキングの世界では「みぞおちから脚を振りだす意識を持って」というのはよく本に出てきます。
・腰は前後に振りながら歩いているので、今考えるとちゃんとできているのですが、「意識を持つ」ということなんでしょうと思っていて、まさか本当にそうしているとは思っていませんでした。
・以前もブログで書きましたが、脚で歩くのではなく「胴体で歩く」というのはいくつかのウォーキングの本でも出ていますし、腰を振ることがそういうことなんだろうとは思っていましたが、その「胴体」なるものが明確に「大腰筋」だと分かったわけです。

「疲れない身体」をいっきに手に入れる本

疲れない方法
・「疲れない身体」をいっきに手に入れる本に基づいて紹介していきます。
・著者は藤本靖さんで、「ロルフィング」という技術をもとにしたボディーワークのセラピストをしておられます。
・考え方として、痛みや疲れがある個所に対処しても、すぐにもとに戻ってしまう。
・それは、現象に対する原因があるからで、原因を解決することが重要だとするもの。
・これは、最近読んで感銘を受けた3つの考え方に共通している。
・人体力学では、関連しあう筋肉がフォローしあうことで、悪いところが伝播していくメカニズムを解明。
・ヨガは体全体の血流等の大きな流れや呼吸法や心理面(瞑想)と絡めて総合的に解決しようとする。
・ここからが、この本の独自なところで、原因はセンサーの使い方が悪いとする。
・センサーとは、耳口目鼻で要するに最初に何かを感じるところである。
・感じたなにかが、嫌なことであるとセンサーの近くの筋肉が緊張する。その緊張が特定のメカニズムで伝播していき、体のほかの場所を緊張させ、こりや疲れを引き起こす。
・そのメカニズムを解明し、センサーの緊張をゆるめることで間接的にコリ等を解消。さらに進んで疲れにくい体を作る方法を説いている。

センサーをゆるめる例
・詳しくは本を読んでいただくとして、耳をゆるめる例を説明する。
・両耳を両手でつまんで横にやさしく引っ張る。ただそれだけ。
・頭蓋骨の中には脳を支える骨で蝶形骨という骨がある。
・真ん中にあるので14もの骨と接しているが、ふつうは接している隙間がぴったりしすぎて自由がきかない。
・耳を引っ張ることで、蝶形骨を自由にし、周りに通じ関連している骨や筋肉の緊張をほぐす。
・横隔膜まで連動しているというから、かなり重要な位置をしめる骨であることには違いない。