[昭和歌謡]143 涙そうそう

昭和ヒット曲全147曲の真実シリーズなので、今回含めてあと5つ

涙(なだ)そうそう
夏川りみ
作詞・森山良子、作曲・BEGIN
2001年

♪古いアルバムめくり
ありがとうってつぶやいた
いつもいつも胸の中
励ましてくれる人よ

森山良子が沖縄のグループBEGINと意気投合して
沖縄の曲を依頼
出来上がってきたテープに貼ってあった「涙(なだ)そうそう」

どういう意味?

沖縄の言葉で、涙がポロポロ流れるということです

それを聞いて頭に浮かんだのが年子のお兄さんのこと
大好きなお兄さんでいつも一緒だった
若くして亡くなって、そのあと何を見てもお兄さんのことが思い出され
すぐに泣いてばかりいた

ある日、一番星を見ると、お兄さんの声が聞こえた

いつまでも泣いてちゃダメだよ
これからもずっと一緒にいるからね

沖縄民謡
中学の頃、沖縄民謡が大好きで
毎日レコードを聞いていた

♪てぃんさぐの花や
ちみさちにすみてぃ
うやのゆしぐとぅや
ちむにすみりぃ

蛇味線がないので、友達から安くで譲り受けたバンジョーを弾きながら
コンサートでてぃんさぐの花を歌った

さとうきび畑
さとうきび畑とのカップリングです。

♪ざわわざわわざわわ
広いさとうきび畑は
ざわわざわわざわわ
風が通りぬけるだけ

全部歌うと11分にもなる長い唄
沖縄戦で自決した父親の、娘が主人公
父親だけではなく、数多くの人が自決した場所のさとうきび畑に立ち
風の音を聞く
父親の顔を知らない
なぜ自決したのか

♪知らないはずの父の手に
抱かれた夢を見た

♪お父さんて呼んでみたい
お父さんどこにいるの

♪ざわわざわわざわわ
広いさとうきび畑は
ざわわざわわざわわ
風が通りぬけるだけ

[昭和歌謡]シリーズはこちら(少し下げてね)

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