昭和ヒット曲全147曲の真実シリーズなので、今回含めてあと5つ
涙(なだ)そうそう
夏川りみ
作詞・森山良子、作曲・BEGIN
2001年
♪古いアルバムめくり
ありがとうってつぶやいた
いつもいつも胸の中
励ましてくれる人よ
森山良子が沖縄のグループBEGINと意気投合して
沖縄の曲を依頼
出来上がってきたテープに貼ってあった「涙(なだ)そうそう」
どういう意味?
沖縄の言葉で、涙がポロポロ流れるということです
それを聞いて頭に浮かんだのが年子のお兄さんのこと
大好きなお兄さんでいつも一緒だった
若くして亡くなって、そのあと何を見てもお兄さんのことが思い出され
すぐに泣いてばかりいた
ある日、一番星を見ると、お兄さんの声が聞こえた
いつまでも泣いてちゃダメだよ
これからもずっと一緒にいるからね
沖縄民謡
中学の頃、沖縄民謡が大好きで
毎日レコードを聞いていた
♪てぃんさぐの花や
ちみさちにすみてぃ
うやのゆしぐとぅや
ちむにすみりぃ
蛇味線がないので、友達から安くで譲り受けたバンジョーを弾きながら
コンサートでてぃんさぐの花を歌った
さとうきび畑
さとうきび畑とのカップリングです。
♪ざわわざわわざわわ
広いさとうきび畑は
ざわわざわわざわわ
風が通りぬけるだけ
全部歌うと11分にもなる長い唄
沖縄戦で自決した父親の、娘が主人公
父親だけではなく、数多くの人が自決した場所のさとうきび畑に立ち
風の音を聞く
父親の顔を知らない
なぜ自決したのか
♪知らないはずの父の手に
抱かれた夢を見た
♪お父さんて呼んでみたい
お父さんどこにいるの
♪ざわわざわわざわわ
広いさとうきび畑は
ざわわざわわざわわ
風が通りぬけるだけ