[巫女さん入門]巫女さんの所作

巫女さんの行事作法です。

たくさんの決まりごとがあり「祭祀概説」という本に全部書いてあります。
ただ、アマゾンで見ると、異様に高いので
ここでは基本の基本だけ


巫女さんの手の動きで重要なのはまず
何も持たない時には手をぶらぶらさせずに、
体の前側で左手で右手を覆います。

これを叉手(さしゅ)といいます。

これ、社会人になってすぐに習いました。

利き手を上から押さえて
あなたを殴ったりしませんからね
という平和のポーズ
叉手って名前が付いてたんですね

こちらの方が楽なので自然にこうなります。

これは時代に関わらず、今の人もこうしているんじゃないかな

楽だし見た目が綺麗なので
学校も、キヲツケではなく叉手を正式な立ちポーズにすればいいのに。

歩き方
巫女装束はかなり歩きにくい。
大股でガッシガシ、とはいきません

さらに特に神様の近くで歩く時は小股にしないといけません。
歩幅は、爪先からかかとまでと同じ長さ
かなりちょこちょこ歩きですね

上位下位
神社には、上位下位という基準があります。

まず神前に向かい中心は神様がお通りになるので
上位とします。
この一番上位の神前に向かって中心線を
正中(せいちゅう)と言います

正中より右側が上位、左側が
下位となります。

できるだけ上位は歩かないようにします。

正中より左側にいる場合は、正中に
近い右足が上位、左足が下位となります。

反対に、神前に向かって正中より右側にいるときは
中心線に近い左足が上位、右足が下位と覚えます、

さていま立っているとします。

そこから歩き始めるときは下位の足から前に出します。
逆に神前から戻る場合は上位の足から前に出します。

もう一回
近づくときは外側から
遠のくときは内側から

これは、慣れるまで大変そうですね

参拝者もやって悪くはないですが
基本的には、巫女さんはじめ、神職の人の作法ね

巫女さんは社務所内にいるときが多いので
なかなか巫女さんが歩いているのを目撃する機会は少ないですが

たまたま歩いておられることがあれば確認してみてください

あっ、今右から歩いたぞ

ほとんど全員、ちゃんと守っているらしいですよ

屈行
正中を横切る必要があるときはどうするか

偉いことですね
一番上位ですから

でも大丈夫。
3歩分、屈行というのをします。
お辞儀をしながら歩くんです。
3歩分で良いのでちょっとの我慢ですね。
神様に対する敬意を表すという事です。

これはそんなに難しくないので、私でもできます。

ということで
私は神社に行くと屈行するのが楽しくて
何度も行ったり来たり

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