[歳時記]5/1 すずらんの日。幸せになってね

5/1
フランスやイギリスでは5月1日を「スズランの日」として祝う風習がある。
この日にスズランの花を贈ると、贈られた相手は幸福になるといわれている。


また、心が離れていく恋人に贈ると愛が復活するともいわれている。

スズランは、その形から「天国への階段」とか「5月の小さな鐘」と呼ばれている。
また、純白で可憐なその姿から、「純潔」という花言葉が生まれ、
「聖母マリアの花」とされている。

16世紀、ヨーロッパでスズランの栽培が始まって間もなく、
スズランを贈る風習が生まれました。
シャルル9世が宮廷の婦人方に贈ったのが始まりで、
その後、19世紀末頃には、一般の人々の間でスズランを贈る風習が定着していったそうです。

パリ近郊の人たちは、森に自生しているスズランを摘み小さな花束にして、
パリの街角でスズラン売りをします。
この時ばかりは、「誰でもスズランを売ってもよい」ということになっているのだそうです。

そんな可憐なスズランは有毒な植物でもある。
もっとも同時に薬効もあり、ヨーロッパではこの草でつくった水薬を、
リウマチや通風、ねんざなどの治療に使用していたという。
かつて、森の守護神が毒蛇退治の際に負った体の傷を、
スズランの花によって癒した という伝説があるのも、
そんなスズランの薬効をあらわすエピソードかもしれない。
また、スズランには、異性を自分になびかせる媚薬の効果もあるといわれる。

こうした効果が「スズランの日」の風習につながったのでしょう

[歳時記]シリーズはこちら(少し下げてね)

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