ノンプログラミング、もう死んでもいい

前回、新しく入った会社で
そこで既にあるツールについて、ちょっとした改善を言われ出した話をしましたね

さらに
そして、こんな事出来る?と
かなり難しい機能を言われた

業務のシステムには良くある機能
でもかなり複雑で難しい

それをやるのであればかなり大きく変える必要があるだろう

それはさすがに、すぐには難しいでしょうね

今まで、何度かその壁にぶち当たり
何回か、挑戦はしたもののうまくいかなかった

やってみて
やってはみたものの、やっぱり難しい
困った

そうこうしているうちに、年末年始の休みに突入した。

これが良くなかったというか何というか
ある程度まとまった時間ができた

迷う
実は結果はほぼ見えている
出来ない
あることをしない限り

あることとは
まるっきり作り直すことと
考え方を根本的に変えること

考え方とは、ソースコードジェネレータという考え方
ある情報を与えるとプログラミングの元となるソースというのが出来上がるのが
ソースコードジェネレータ
どうしても限界があるし、お客さんからするとそんなものが出てきたところで
その後プログラムを組む技術を持っていないと
どうにもこうにもやりようがない

どうしたもんか
それまでその会社はソースコードジェネレータ屋な訳です
ソースコードジェネレータには限界があるなんて言ったら
全員に喧嘩を売っているようなもんです。

ずいぶん考えて

ソースコードジェネレータと
今まで私がやって来た方法
(後にエンジン方式と命名しますが)
比較する資料をパワポで作った

とはいえ、おそらく言っている意味は分からない筈なので
簡単に動くサンプルプログラムも作った

年が明けて
会社のトップに
ちょっと話があるんですけど

すると

そんな良い資料があるんなら
みんなの前で発表してくれ

いえ
かなり抜本的で
みなさん、気を悪くされるかも知れないので
事前に聞いていただいてよろしいでしょうか
その上で発表して良いものかご判断ください

いや、うちの社員はそんな風には絶対に思わない
大丈夫だから発表してくれ

困った
大変なことになった
もうこの会社にはいられなくなるだろう

自業自得
やっぱり資料なんて作るべきじゃなかった

後悔するくらいだったら最初からやるな、ですね

発表
言葉には最大限気を使い
顔色を見ながら少しずつ話していく

反応は、というと
正直よく分からない

喧嘩を売られたと即思われた感じではない
おそらく、
言っている意味が良く分からない
って反応かな

ソースコードジェネレータは分かるけど
デメリットの一部も感じてはいるけれど
そのエンジン方式になると
それが解消されるんだと言われても
そっちは経験したことがないから良く分からない

まあ、当たり前です

翌日から
いずれにしても
どっちが良いかなんてよく分からない
佐々木は、その新しい方式とやらをやってもらっても良いんじゃないか

実は明確には言われてないんだけど
そんな空気が流れる

首はまぬかれた

組んでいく

考え方は完全に分かっているし
細かいレベルでどうするのが良いのか
全部分かっている

今までのソースコードジェネレータ版を参考にすることも一切しなかった
この辺が可愛く無いところだけど
根本的な考え方が違うと参考にならないんです

かくして、全く一から
エンジン版ノンプログラミングが作られていくことになります

そして
開発が進み
ある程度みんなに見せられるようになったなとなると
みんなに見せる

みんなとしては
あれっ、みるみるうちに出来上がっていくぞ

3カ月くらいしたでしょうか
今までのソースコードジェネレータ版で出来ていたことを8割位網羅し
そして、より便利な機能を倍くらい付け加えたものに
気がつくとなっちゃっていました

そうすると
目に見えるものがどんどん出来上がっていくと
みんなとしても意味がわかってきます

これはかなり意味のあることのようだ

そしてこういう質問が出だします

これはいつから実際に使えるようになるんだろう

はい、もう、すぐに使っていただいて結構です
あとは、バージョンアップすれば良いわけですから

どう呼ぶか
この商品をどう呼ぶかが検討されました

結論としては、今まで世に出してきた
ソースコードジェネレータ版と同じ名前にし
次期バージョンと位置づけよう

すなわち、その意味するところは
私がやって来た、ノンプログラミング
会社の次なる商品として、認められたということになります

長かった
社会に出てすぐに入った大手ソフト開発会社
そこで、ノンプログラミングの原型を作った
お客さんにもとても喜んでもらえた
でも、会社には認められなかった
そして、会社にはいにくい空気になって
会社をやめた

思えばあれから始まっているのだ
私のこの流浪の人生

IT業界を辞め
宅配寿司の会社を作ったりすることも経て
結局IT業界に戻ってきた

ひたすらブランクを取り戻すべく
頑張った時期を経て
頭にもたげてきたのが、ノンプログラミング
業務のシステム開発において
プログラムなんて組んでちゃダメだ
どうしてもその思いを押さえられなかった

ひたすら土日に自分で組んでいった
日の目を見る日が来るかどうかなんて分からない

誰か一人でもこの事の意味を本当に分かってくれる日が来たら
もう、その時は死んでもいい
そう思った

潰れる事が分かっていて入った会社
社長の
ノンプログラミングをやってもらおうと思っている
そのひとことだけだった
給料遅配になって、ようしひとつでもいいから売ってから散ろうと
ほんとに頑張って、でも一つも売れなかった

その次の会社では
仕事がなくて、営業して
次第にノンプログラミングもやる流れになって
ほんの小さな成果だったけど
成果もあげた
でも、会社として採用されたとはとても言える感じではなかった

そして

会社の商品になった
佐々木のところに人をつけよう
人もつけてくれた

この為に数々の危険をおかして来た人生だった

もう
いつ死んでもいい

このあと、どうなっていくか
次回お話しします

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