中心軸

中心軸、センター
・「歩き革命」では「センター」、「ねこ背は治る!」では「中心軸」と表現されている。
・体の中に一本通ったまっすぐな線。
・実際の線が通っているわけではないが、そういう意識を持つということ。
・ヨガでも、この中心軸の中に7つの「チャクラ」というものが配置されており、いろいろなポーズはそのチャクラを「開く」ためのものという位置づけ。
・中心軸は少なくともスポーツの世界では、結構当たり前に使われていて、「体の軸をしっかり意識した上でスイングする」というような言い方はしょっちゅうある。

中心軸の効果
・コマの芯棒のようなものだから、ぐらぐらしているかまっすぐ動かないかは、効率のよい動きにはかなり重要。
・具体的な体でというと背骨になる。
・背骨に大腰筋がくっついていて、大腰筋→股関節→脚が一直線になり、一方で背骨に鎖骨が関節でつながり、鎖骨→肩甲骨→肩関節→腕となる。
・中心軸が動いていないと、下半身の動きがうまく共鳴して上半身が自然に振れる。逆に上半身(肩と腕)が自然に振れると、その反動で、自然と脚が振れて前に出る。「脚がいっちゃういっちゃう」状態が実現できる。
・中心軸がその都度揺れながら歩いていると、共鳴連動が図れないので、脚は脚、腕は腕にエネルギーが必要になる。
・もちろん、もっと手前の問題として、「背骨から脚が出ていて、腕も出ている」感覚ではなく、「股関節から脚が出ていて、肩関節から腕が出ている」感覚の普通の歩き方だと、中心軸を意識しても意味はないのですが。
・歩くことだけではなく、体重をまっすぐ支えることそのものなので、重心をきれいにかかとにのせ、頭がい骨までを筋肉ではなく骨で支えること。
・疲れない立ち方や、座り方に直結する。

中心軸をまっすぐにする方法
・中心軸をまっすぐにするというと、勘違いしがちなのが、背骨をまっすぐにするということ。
・「胸をはって背筋を伸ばす」をやってはいけない。
・背骨はS字カーブを描いているので、まっすぐにはならないし、S字カーブに意味がある。
・あくまでも身体全体が脱力した状態で、主要なポイントポイントが中心軸のまっすぐな線の上にきれいに乗っているということ。
・その意味では、ヨガのチャクラというのは、線自体ではなく、点の集合をまっすぐに配置したというところが、とてもよくわかっていらっしゃるという感じ。
・ヨガのチャクラも意識しつつ、私なりの主要ポイントを上げると、
1.臍下丹田[せいかたんでん](下腹の奥)。武道等でかなり有名なポイント。大学の時、授業で弓道をやっていましたが、その時の教授が臍下丹田好きで、熱っぽく臍下丹田を語っていたのを思い出します。腹式呼吸の要なので、呼吸法としてはかなり重要なポイント。
2.みぞおち。脚の付け根。大腰筋の上端。
3.胸の奥。胸式呼吸の要。
4.鎖骨の背骨との関節。腕の付け根。
5.首。
6.脳天の一番高いところ
です。
ちなみにヨガのチャクラで言うと、1.肛門、2.性器のあたり、3.下腹(臍下丹田)、4.胸、5.喉、6.目の奥、7.脳天です。

首を据える
・実際にウォーキングで意識しているのは1点のみ。首です。
・首を若干後ろに引いて、「首を据える」という感じ。
・そうしたのは、首のコリがつらいので何とかしたいというのが動機ですが、首を据えてそこを動かさないように歩くと、それだけで中心軸がぶれずに歩けます。
・体のねじれが自然にかなりきれいになります。
・首のコリも大分ましになってきました。

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