[宇宙] 銀河。世界は広い

宇宙シリーズ
一通り太陽系惑星を終え、もう少し外側に視点を広げます。
本を読みつつ、素朴な感想を差し挟むというスタイルで行こうと思います。

天の川銀河

夜空の星たちは、「恒星」と言って、太陽のように自ら光っている星なんですって。
月とか太陽系惑星とかは、自らは光っていなくて太陽の光を反射して見えている
もっと遠いところの星は自ら光っているものだけしか見えない。
ということは、星はもっともっとあるってことです。

あの偉大なる太陽のようなのが宇宙には「星の数ほど」あって
夜空にちりばめられているっていう事ですよね

太陽がいっぱい

♪夜空の向こうには~

もし地球が自ら光っていたら大変でしょうね。
眩しくて信号が見えない。

太陽系は天の川銀河の中にある

天の川銀河は銀河群の中にあり
さらに銀河団の中

天の川銀河のような銀河の数が約1000億個あると言われています。
それ、誰が数えたんでしょう。

数えた人に私は言いたい。

ご苦労さん

アンドロメダ銀河
天の川銀河のお隣にある銀河はアンドロメダ銀河
何だか聞いたことある名前

天の川銀河とアンドロメダ銀河は少しずつ近づいている
今から40億年から50億年くらいたてば
ふたつが合体するんですと。

弥勒菩薩(みろくぼさつ)は56億7000万年後にこの世に現れるから
弥勒菩薩の見上げた夜空は
天の川だらけになっていることでしょう。

世界は広い
とてつもないスケールの話ばかりで実感はわかないけど
世界ってむちゃくちゃ広いんだなということは分かる

国境がどうのこうのなんて
アホみたいだなあ

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[宇宙]冥王星 どってんかいになっちゃった

私の子供の頃は
すいきんちかもくどってんかいめい、と覚えました。
何と、今はどってんかいだと

つらい
私の人生は一体何だったんだ!

冥王星

1916年に発見されてから、太陽系第9惑星だとされてきた。
名前は、小さな女の子が名付け親
プルートが良いわね

プルートは暗黒の死の世界の神様。
そんなに太陽から遠いんだったら真っ暗でしょ。

ということで和名は冥土の王様。

太陽を回る軌道がいびつなので、良いのかなあ、と疑問は持たれておりました。

大きさでいうと月の4分の3くらい。

その後、それくらいの大きさで、太陽の周りを回っている星が幾つか発見されてきた。
でも、そうなってくると冥王星の居心地が悪くなってきた。

君が惑星なんだったら、それ以外にもねえ
陰口を叩かれ、枕を濡らす日もあったでしょう。

2006年、この問題をはっきりしようと
国際天文学連合のお偉いさんたちがケンケンガクガク

惑星が無理なら
「準惑星」っちゅう概念を作りましょう。

そうなると、準惑星の中では最初に見つかった、冥王星は古株ってことになります。

どうだ。文句あっか

辛かった日々も今は良い思い出

プルート、という可愛いディズニーキャラクターもいるしね

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[宇宙]海王星ブルー

宇宙の歩き方シリーズです。

海王星

かなり遠いですが、せっかくですから海王星にも観光旅行に出掛けてみましょう。

海王星の売りは、この青さ
♪とーてもブルー

北海道旅行した時の、積丹ブルーを思い出します。

大気中に含まれているメタンで、こんなに青く見えるんです。

あっ、見えてきましたね。大暗班

台風です。
地球と同じくらい大きいんです。
海王星はとても風が強いんで気をつけましょう。
この宇宙船も、あまり近づくと壊れちゃいます。

ボイジャー2号が探査したとき発見され
ハッブル宇宙望遠鏡が観察したときは、消えていました。
今日はラッキーです。見えましたね。

トリトン
衛生のトリトンまでやってまいりました。
海王星の衛生のうち、一番大きいのがトリトン

ちょっとビックリされましたでしょう。
このトリトン、海王星の自転とは逆向きに回っているんです。
単純に間違えたんでしょうか。
宇宙変わり者ランキングで、堂々の一位だったんですよ。

やっぱりお互いの引力で、
1億年から4億年後には、海王星に突入して粉々になってしまうだろうと言われています。
見納めかも知れません。
合掌。

トリトンと言えば、昔、海のトリトンというアニメがありました。
面白かったですね。
♪ゴーゴーゴーゴー トリトーン

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[宇宙]天王星。夏が21年、冬が21年

宇宙シリーズ

天王星

天王星は自転軸が98度も傾いて回っている
地球だと縦からちょっとだけ傾きつつ、太陽の回りを回っているけど
天王星はほぼ横向きで太陽の回りを回っている

するとどういうことが起きるかというと
北極あたりは、随分長く、ずっと太陽に当たりっぱなし

公転の周期、すなわち太陽を一回りするのに84年かかるので
春夏秋冬それぞれ21年ずつあることになります。

春夏ものの服は、42年も使えます。
42年に一度、国家的大事業として
「衣替え」ですね

輪っか
土星ほどではありませんが
天王星にも輪っかがあります。
9本の輪っかまでは分かっていたんですが
探査機でさらに2本あることが分かりました。
いずれもとても薄いものです。

なぜ、そんな薄い輪っかが整然としているのかが分かりませんでした。

でもその後の観察で、輪っかのちょうど内側とちょうど外側に衛星があることが分かりました。

これらの衛星があたかも羊飼いのように、整然と並べている訳です。

ほれほれ、ちゃんと並びなさいよ
ぜんたーい進め、イチニッ

輪っかも、衛星もやっぱり縦に回っています。

謎の解明
なぜほぼ90度も地軸が傾いているかは長年の謎でした。

コンピュータが進化することで、高度なシミュレーションができるようになりました。
仮説として、地球ほどの大きさの星がぶつかった衝撃で傾いたのではないか

天王星は地球の4倍ほどの大きさです。

計算してね
はーい

コンピュータは賢いです。

あら残念。傾かない。

もう一度仮説の練り直し。
仮説を考えるのは賢い人間の役割です。

傾いたぞ!

天王星が出来立ての頃
地球ほどの大きさの星が
かなり短い間隔で2回ぶつかった。

そうすると、90度傾き、
二つの星の破片が、衛星や輪っかになって縦に回ります。

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