江戸より江戸。深川に行ってきた。

昨日は3連休最終日。

ウォーキング同好会のイベントの下見として
深川に行ってきました。
駅で言うと、半蔵門線や大江戸線の清澄白河。

江戸や徳川将軍を調べていくなかで、田沼意次が好きになり
そのライバルでありながらも、魅力的な松平定信が好きになった。
地図
清澄白河
清澄白河に行ってみたい。
清澄白河ってなんで白河ってついているかというと
松平定信が白河藩(福島県)だから、というくらい
松平定信のゆかりの地。

まずは霊厳寺。
松平定信の墓があります。

そして、そのすぐ横に深川江戸資料館。

深川江戸資料館
両国の江戸東京博物館があまりに良くて、
ウォーキングのイベントでもたっぷり4時間は使った。

こっちもどうしても行ってみたかった。

深川恐るべし。

予想通りたっぷり2時間でした。

よう出来てる。
各家のバランスもものすごい良くて
一通り、大体の江戸庶民の暮らしが網羅されている。

江戸東京博物館の、あのどでかい展示スペースに比べると
5分の1くらいだろうか。
でも、天保年間(11代家斉の一番最後)の深川佐賀町の町並みに限定し
忠実に再現しているから。
とても分かりやすくなっている。

ウリの、どでかい火の見櫓の実寸大再現は迫力抜群だし
蔵も船宿も見事だった。

最近読んだ本で
深川の人、特に女性はプライドと競争心を持っていた、
というのが分かる気がする。

深川は、最初江戸に入っていなかった。
発展していくのは、綱吉の元禄期に永代橋がかかってから。
最初は隅田川を越えるだけで、川向こうの田舎もんとバカにされていた。

深川芸者とかも出来て、
武士や裕福な商人相手に娯楽地としても栄えていくわけだけど
深川芸者は共通して羽織を着ている。
芸は売っても体は売らないって証。

海に面していて、木場があるってことが大きい。
職人も多かった。
どこみてあるいてんでぇぃ、このすっとこどっこい
って感じ。
粋といなせの話は以前しましたが、
粋よりはいなせに近い。

江戸に大火事でもあれば、
木材は大儲けになる。
末端の庶民たちまで恩恵に被っていたかは分からないが
江戸の中でも一二を争うでっかい火の見櫓や
瓦を見たとき、地域全体としてはそこそこ裕福だったのかもと思った。

明歴の大火以降、何度も大火に見舞われて
どうせすぐ焼けちゃうからと
瓦は諦めて板ぶき屋根にしてたはずなので。

清澄庭園と松尾芭蕉ゆかりの地
そのあと、清澄庭園と松尾芭蕉ゆかりの地に行ったんですが
良かったなあ。

清澄庭園の石はものすごかった。
石好きにはたまらないでしょう。

鯉もでかかった。
今まで見た中で間違いなく一番大きい。

最初見たときマグロかと思った。
嘘です。

松尾芭蕉も良かったなあ。
川崎でのウォーキングイベントで
松尾芭蕉の句碑があって
投稿ポストがあったので
みんな一句入れようよ、と言ったんだけど
結局私しか入れなかった。

その反省を踏まえて
今度はイベントの時
もうちょっと面白いこと考えてますよ。
イベント終わったら報告しますね

どこ行こう、そうだ!おでかけマップ

田中さんは名字の王者

名字は、氏、姓、名字、苗字の四通りが別々なんですという話をしました。

田中さんは、名字としての意味合いの典型。
名字の王者だと言えます。

姓は朝廷より賜った正式な名前であるのに対して
名字は自分達が好んでつけたニックネームとしての土地の、
もっというと田んぼの名前。
とすると、どうしても田の付くものが多くなります。

田中
藤原氏の藤のつくシリーズや、鈴木さんとかが
辿っていくと1つや、ごく少数のルーツにたどり着くのと全く逆で
田の付くシリーズは、ルーツが無限にあります。

その中でも、一番中心的なのが、田中さん。

田んぼはどんどん開発されていって、広がっていき
そのたびに、新田さんだの、西田さんだのの名字が付いていくわけだけど
一番最初の、ここから始まった、という場所が、田中さん。

本家本元です。
一番多いはずです
全国津々浦々の田んぼグループの中で
必ずひとつは、
ここが元々の中心ね、というのがある。

古田、本田、元田
同じ意味が、古田、本田、元田さんになる
ここから始まったんですよ、の意味。

中田
じゃあ、中田もそうだよね、と言われそう。
もちろん、田中さんと同じ意味合いの中田さんもいるんだけど
田中さんや古田さんがいて、新しく広がっていった先に新田さんがいる。
その真ん中の辺を指して
中田さんという場合もある。
この辺注意が必要です。

「いつも」と「つねに」はどう違う?

「いつも」と「つねに」
どちらも、その状態がずっと続いている様子を表す言葉。
あの子はいつも笑っている、はいい感じ
あの子はつねに笑っている、だと、大丈夫だろうか、と思う。

どう違うんだろう

「ふれる」と「さわる」
どちらも英語だと、Touch
漢字でも同じ「触」を使う。
満員電車で犯罪になるのは?

「重い」と「重たい」
バッグならほぼ同じ意味。
その発言は重い、とは言うけど
重たいは?

「ので」と「から」
理由を表す言葉。
客先への電話で
「道が混んでいるので、10分遅れます」
だといい感じ
「道が混んでいるから、10分遅れます」
失礼かなぁ

◆◆答◆◆

「いつも」と「つねに」
「いつも」は断続的でもいいんですって
いつも笑っている、は
「私が見ているときは」とか「みんなの前では」
とかの言葉を補える。
「つねに」はホントに年がら年中ずっとになる
だれも見ていなくてもずっと笑っている、ってことになる。

ただ、どうでしょう
つねに笑っている方が
大丈夫?って思いつつ
いい人生なのかもね。

「ふれる」と「さわる」
これは分かった人多いんじゃない?
意識しているかどうかです。
「ふれる」は意識している場合も、していない場合も使えるけど
「さわる」は意識している場合のみ。
満員電車で言うと、
手のひらだと「ふれる」も「さわる」もあるけど
手の甲だと「ふれる」だけ

同じ話が、永さんのラジオ番組で有ったとき
外山恵利アナウンサーが
「さわる」は、ぴとっ、よね
と言ったのを思い出します。
ナイス!

「重い」と「重たい」
「重い」は実際に重量がある場合でも、比喩的な意味(心にずしんとくる)
でも使われる
「重たい」は実際に重量がある場合がほとんど。
また、「重たい」の方が口語的で、文章ではほとんど使わない。

本には書いてあります。

でも、どうでしょう。
口語文の中ではかなり崩れてきている気がします。
彼の気持ちが逆に重たいのよね
みたいに。

「ので」と「から」
これは予想通り、「ので」の方が公式的。
「から」は本人の主張を主観的に述べている。
ビジネス上は、「ので」を使った方が無難です。

変態じゃんけん、じゃんけんほい

世界のなぞなぞの本の中で、
世界のじゃんけんの話が書いてありました。

じゃんけんといえば
じゃんけんについては書きたいことが山ほどあります。

兵庫県内でのじゃんけんの違い
志村けん
じゃんけんを作った思い出
定番ギャグ
世界のじゃんけん
江戸時代のじゃんけん

何回かに分けてお話ししたいと思います。

兵庫県内でのじゃんけんの違い
子供の頃、父さんの仕事の関係で、兵庫県内を転々と引っ越ししました。
明石、加古川、尼崎、西宮、また加古川。
そんなに遠くはないものの、微妙に地域差があって面白かった。
印象深かったのがじゃんけんの違い。

明石は赤ちゃんだったので覚えていない。

加古川は一番オーソドックス。
じゃんけん、ほい

尼崎(ひょっとしたら西宮と逆かも)が一番個性的。
インジャン、ホッス
かっこ良くないですか
カタカナで書くのがピッタリくる。
これ、好きでした。

西宮はやたらゆっくり
じゃ~い~け~ん~で~ほ~い
い、のところで出す。
で~、が入るのがみそ。
ひとタイミングずらされるので
ついつい、つんのめって先出ししてしまう。
私のような転校生にはとても不利でした。

志村けん
ずいぶん経つけどまだ馴染めません。
志村けんが一般化させたじゃんけんスタイル。
最初はグー、じゃんけん、ほい
ってやつ
なんで、最初はグーなの?

ググってみると、予想通り賛否両論あるんですが
意外なことに、賛成派の方が多い。
タイミングが合いやすいんだって。
反対派は、いい大人がやることではない
と、大人がやる場合に限定しての感情論。

私としてはあくまでも個人的なノスタルジー。
じゃんけんするシチュエーションは
むしろ、一瞬「いい大人」を捨て去って子供の頃に戻っている。
その時に、最初はグーってやられると
あなたたち若い世代ではそうかもしれないけど
せっかく子供の頃に戻ってるんだから
あのときのやつでお願いしたかったなあ
というちょっとした抵抗感。

勿論私のような年配者がその場の雰囲気を壊してはいけませんね。
じゃんけんほいのところだけ声を合わせておくと
抵抗している事はばれません。

とか言いながら
ちょっとだけ文句言わせてもらうと
あれやると、チョキ出したら勝てますよ。

人間の心理として同じものを続けて出すのは抵抗感があり
違うものを出したくなる。
とすると、グーではなく、パーとチョキを出す確率が高くなる。
相手がそうだとすると、
こっちはチョキさえ出しておけば
勝つかあいこしかない。
若干の確率論ですが。

ってことは、ひょっとして
この事を知ってる人は
最初はグー、をやってもらった方が得なのか。
賛成派に回ろっ

じゃんけんを作った思い出
小学校何年生だったか
仲良しグループ何人かの間でだけ、はやった事がある
自分達で作ったオリジナルのじゃんけん。
こういう自分達で作った遊びって、
ごくごく仲間内だけでしか通じないので
やたらに夢中になりません?

いわゆる三すくみな訳ですが
石、紙、ハサミ、ではなく
あほ、変態、白痴
あほは変態に勝ち、変態は白痴に勝ち、白痴はあほに勝つという、
ほんまにそうかと言われれば、
そらそうやがな、と言い切るしかない理屈。
手だけではなく、体全体でそれぞれのポーズを決めてある。
シェーみたいな感じ。
絵も書いてみんなで認識合わせ。

何といっても、関西の子供はあほが大好きなので、
あほが変態に勝つ快感がたまりません。

おそらく、白痴という言葉を覚えたんだと思います。

おいおい、知ってるか?
白痴っちゅうのがあってな
むちゃむちゃ強力なあほらしいで。

ほんまか、そらすごい。
あの無敵のあほに勝てるっちゅうことやな。

それは、変態にも勝てるんか

それはどうやろ
変態は変態で違う意味で強力やもんなあ。

おそらく、こんなやり取りの中で生まれた
その名も「変態じゃんけん」

勝負に勝つだけではなく
どう見事な、あほっぷりを体全体であらわして相手を笑わすかが重要。
お前のあほには勝てんわ
とか
見事な変態、おそれいりました
みたいに

ぜひお試しあれ。

定番ギャグ
じゃんけんと言えば、
私が考え出したオリジナルギャグがあります。
使える場面が結構あり、突っ込んでもらえる確率が低いです。
ぜひお使いください。

シチュエーションは絶対に断られるむちゃむちゃな頼み事をするときです。

〇〇してくれない?

えっ?ダメに決まってるでしょ。

分かった、じゃあこうしよう。
じゃんけんで決めよう。

いまだにじゃんけんに持ち込めた事はありませんけどね。

肝心の世界のじゃんけんの話はまた次回という事で。