名字は、氏、姓、名字、苗字の四通りが別々なんですという話をしました。
田中さんは、名字としての意味合いの典型。
名字の王者だと言えます。
姓は朝廷より賜った正式な名前であるのに対して
名字は自分達が好んでつけたニックネームとしての土地の、
もっというと田んぼの名前。
とすると、どうしても田の付くものが多くなります。
田中
藤原氏の藤のつくシリーズや、鈴木さんとかが
辿っていくと1つや、ごく少数のルーツにたどり着くのと全く逆で
田の付くシリーズは、ルーツが無限にあります。
その中でも、一番中心的なのが、田中さん。
田んぼはどんどん開発されていって、広がっていき
そのたびに、新田さんだの、西田さんだのの名字が付いていくわけだけど
一番最初の、ここから始まった、という場所が、田中さん。
本家本元です。
一番多いはずです
全国津々浦々の田んぼグループの中で
必ずひとつは、
ここが元々の中心ね、というのがある。
古田、本田、元田
同じ意味が、古田、本田、元田さんになる
ここから始まったんですよ、の意味。
中田
じゃあ、中田もそうだよね、と言われそう。
もちろん、田中さんと同じ意味合いの中田さんもいるんだけど
田中さんや古田さんがいて、新しく広がっていった先に新田さんがいる。
その真ん中の辺を指して
中田さんという場合もある。
この辺注意が必要です。