巻積雲は、はかないうろこ雲

雲シリーズ、巻雲と巻層雲までお話ししました

温暖前線で雨になる場合の三番手
巻積雲になります。

巻積雲
おさらいです。

巻が付いているので、高いところの雲。中身は氷の粒
積が付いているので、塊の雲です。

ツブツブ状や波紋などのような形をした小さな雲で構成される
薄くて白いまだら状の雲です。
秋の風物詩である、うろこ雲、いわし雲、さば雲とも言われています。
薄いために個々の雲に影はできません。

見分け方
紛らわしいのが高積雲
ひつじ雲と言われたりします。
高積雲の方は、もこもこっと構成している各要素の大きさが大きいんです。

視角度1度未満の大きさです。
おっと、急にそんな難しい言われ方されても・・

おっしゃる通り
空を見上げて手をのばし、個々の雲が人差し指に隠れれば巻積雲です

あと、高積雲(ひつじ)は巻積雲(うろこ)より大きいから光が下まで通りきらず
下の方が多少黒くなる。
巻積雲は真っ白。
純なのね。

べたーっと全体が白くなる巻層雲に比べ
なんでそんな模様が出来るかですが
巻層雲はゆっくりゆっくり全体が一緒に上がっていく。

巻積雲はもうちょっとスピードが早いので
自分の重さで落ちてこようという雲と、下から上に吹く風の間でせめぎあいが起きる
あちこちで小さな対流が発生し、雲が風の手のひらの中でコロコロ転がされている感じかな。

対流で模様が出来るイメージとしては
味噌汁をちょっと置いておいたら模様が出来る
そんな感じね

ただねえ
同じような綺麗な模様が空いっぱいに広がるんですよ
そんなうまくいきますかね
神様とは言いませんが
誰かがほら綺麗でしょうと
意図的に描いている気がするんですが。

索引はこちら
[雲]シリーズはこちら(少し下げてね)


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