[百人一首]6 かささぎの

かささぎの 渡せる橋に おく霜の
白きをみれば 夜ぞふけにける

かささぎが、天の川に渡すという橋に
霜がかかっているのを見ると
夜もすっかり更けてしまったのだなあ

大伴家持
大伴家持(おおとものやかもち)は歌人としては超一流
この時期は、万葉集
大伴家持は万葉集の編纂者の中心人物
万葉集には4500もの歌が収められているんだけど
大伴家持の歌が1割以上の470首を占める

政治的には結局政争に敗れ、晩年は不遇であったらしい。

鑑賞
ロマンチックな歌で定評のある大伴家持

分かっている藤原定家は、百人一首にやっぱりロマンチックな歌を持ってきました。

鵲(かささぎ)とはこんな鳥

黒と白のコントラストがとっても綺麗ですね

この歌を理解するためには七夕伝説を知る必要があります。
七夕の日にかささぎが群れになり橋となって二人を繋ぐ

ってことは黒い橋に白い霜が降りている用に見える

ただ、お気づきですね
不思議です。
季節感が。

七夕で霜ってどうなの?

昔から色んな事が言われています

詠んだ時期は、夏?。
現実に霜を見ているとしたら、やっぱり冬?。
冬だとしたら、何故急に、七夕の事を連想したのか

私が、一番面白いなと思ったのが
正岡子規の感想。

全くないことを空想で現して見せたるゆえ、面白く感じられ候
嘘を詠むなら、全くないこと とてつもない嘘を詠むべし

それまでの色んな人の解説は
家持が現実に見ているものが何らしかあった。
橋、霜、天の川
そこから家持が連想を七夕伝説に膨らませていって、・・

でも正岡子規に従うなら
もうこの歌は最初から最後までがファンタジーの世界

家持の目の前には、嘘のかささぎの集団の橋がかかっており
白い霜が積もっている
それを「現実」のごとく見ている家持には、感慨が沸き上がってくる

ああ、夜も更けたなあ。

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