「夫は犬だと思えばいい」という本を図書館で借りてきました。
あまりに面白いタイトルで、つい手に取りました。
そうそう、って笑いながらうなづける箇所がいくつもありました。
「話を聞かない男、地図が読めない女」という本が世界的に超ベストセラーになったことがありましたね。
私も読みましたが、むちゃくちゃ面白かった。
外国のベストセラーであそこまで面白かったのは後にも先にもないんじゃないかな。
「夫は犬だと思えばいい」は、その「日本の夫婦」に限定したバージョンと言ってもいいかも。
そうそうそう、と膝を打てます。
女性と男性の違い
どっちの本にも書いてありますが、一番大きいのは、「理屈」で考えるかどうかでしょうね。
結婚したての頃、ちょっとしたことで言い争うことがあって
一生懸命こっちは積み上げて、
これはこうだよね。
で、これはこう。
てもって、こう。
全部、了解を得ながら進んでいって、
ということは、こうだよね。
するとカミさんは、
だって嫌なものは嫌なの
ええーーっ
それでしまい?
今までのは何なのよ。
嫌かどうかだけなんかいっ
これ聞いたとき、
あっ、違うんだ。
そういう世界が存在しているんだ。
と思った。
どちらかというと、前向きにとらえた。
兄弟が、姉と妹で、女性の感覚には、ある程度親しんでいたからかもしれない。
この感覚に慣れるのは「修行」だと思った。
なぜそう思ったかと言うと、仕事でお客様に接するから。
お客様はお金をいただけるので、理屈で論破することなんてできるはずがない。
お客様の「気持ち」が最優先。
ただ、ちょっと修行しすぎたかも。
あまりにも、独裁政権。
本に戻って
話を本に戻します。
著者は、「花まる学習会」という、学力だけではなく野外体験などもやりつつ、「メシが食える大人に育てる」ことをコンセプトにしているちょっと面白い学習塾を経営している。
そんな中で、問題点にぶち当たった時、どうも子供より、親にこそより問題があると気づいていく。
そこで、母親にいっぱい話を聞くようになっていくのだが、そこで、いっぱい出るのが、父親のこと。
たとえば「夫が話を聞いてくれない」
そこで、今度は父親に「お父さんダメですよ。ちゃんと女性の話を聞きましょう」と言い続けたらしい。
ところが、それでは解決できなかったらしい。
お父さんから「どうにも無理なんです」と。
ここです。私が膝を打ったのは。
いやあ、よかった。
世の中のお父さんは、やっぱり無理なんだ。
ようしゃべる
女性はなんであんなにずっとしゃべり続けられるんでしよう。
特にうちのカミさんは、いつ息つぎしとるんやろうと思うくらい、ずっとしゃべっとる。
最近、うちにセキセイインコのくうちゃんが来て、
くうちゃん、おはよう、元気?
みたいに話し出すんだけど、あとが続かない。
カミさんはものすごい。
赤ちゃんに話しかけるような、口調で。
くうちゃーん。今日はとっても元気でちゅねえ。
今日お母さんはねえ。〇〇が〇〇でねぇ。
そうなんだぁ。くうちゃんもそうなんでちゅねえ。
・・・(えんえん)・・・
女性が赤ちゃんを育てられるのは、これができるからなのか
セキセイインコ相手に、いないいないばあが出来るのは、才能だと思う。
結婚して以降、すぐに全部聞くのは不可能だと悟った。
聞いてるようで聞いていないという技を会得する。
どうせ、全部内容まで聞いて欲しいと思ってる訳ないし。
ところが、その中に重要なことがちらほら混じる。
当然、こっちは分かっていない。
何でやってくれてないの。
あれだけ言ったじゃん。
ごめんごめん。
いっつも人の話聞いてないよね。
完全にばれている。
ずっと、この繰り返し。
不思議だったこと
今度は「えっ、そうなの」と思ったこと
と思いましたが、長くなりそうなので、続きはまた。