[歳時記]7/17 江戸が東京(とうけい)になった日

7/17
慶応4(1868)年、天皇の東幸の詔勅が出された。
「江戸を称して東京とせん」というこの詔勅によって、
江戸は「東京」と改称された。

ただ、「東京」を何と読むかについて書いていなかった

とうけい?
とうきょう?

最初はむしろ、とうけいと読ませる事の方が多かった
漢字としても「東亰」という字が使われる事があった

亰は、京の異字体で、特に意味の違いはなく、どっちでも良い

どちらかというと、とうけい、と呼んだり
東亰と書いたりするのは、
東の京都なんかじゃないぞ、という反発というか
わだかまりというか
抵抗してやろう感がある表現

旧幕臣系の人や、昔から江戸に住んでいる人

ほぼ統一されるのは、実に明治20年頃だった

ちなみに、東京が首都になったのは、明治4年
府県の順序で東京が第一だとなったんだけど
実は、日本には、首都なる概念がなかったので、首都という表現はされていない

驚くべきことに、東京を首都として、表現した法律が、
今現在、ひとつもない。

2018年2月には衆議院議員逢坂誠二が質問
日本の首都はどこですか

面白い質問しますね。

「首都を東京都であると直接規定した法令はないが、
東京都が日本の首都であることは、広く社会一般に受け入れられているものと考えている」

これが、日本国政府としての公式見解ということになっています。

また「遷都」という言葉なんだけど
東京遷都とは言われていない
東京奠都(てんと)

どう違うかというと
遷都は、前の都を廃止して、新しい都に移す
奠都は、新しい都を作るだけで、前の都を廃止するという意味を含まない

東京が奠都だとすると
京都はいまだにまだ都なんですね

大阪都構想が通ったら
都が3つになっちゃうのかしら
華やかな方が良いかな

[季節]シリーズはこちら(少し下げてね)

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