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「スッチー」の愛称で、男性たちからモテモテの存在だったスチュワーデス。
日本でスチュワーデスが最初に空を飛んだのは、1931(昭和6)年4月1日のことだ。
この年の3月、東京航空輸送会社がエアガール(当時はこう呼んでいた)を募集したところ300名以上の応募があり、その中から厳しい競争率を突破して、
18~19歳の3人の女性が採用され、日本のスチュワーデス第1号となった。
彼女たちの初フライトは、AB1型水上機に搭乗して
東京の大井海岸から清水港真崎沖に至るコースだった。
こうして時代の花形職業についたものの、給料は安く、
大卒男性の初任給の3分の1程度だった。
足代と食事代を出したらなくなってしまうという薄給だったのだ。
世界ではじめてスチュワーデスを採用したのは、アメリカのユナイテッド航空。
1930年に8人を採用したが、彼女たちは全員、
公認看護婦の資格を持つ看護婦だった。
当時のスチュワーデスは、旅客の看護がおもな仕事だったためらしい。
ところで、「スチュワーデス」という言葉にはもともと意外な意味があった。
なんと「豚小屋の番人」。
これが、豚などの家畜の世話をし、食物をやる者ということから、
「主人の食事の準備をする者」という意味になり、
さらに「執事」のことをスチュワードというようになった。
スチュワーデスはその女性形というわけだ。
キャビンアテンダント
最近はとんとスチュワーデスって言わなくなりましたね
関西人は必ず「スッチャデスのねえちゃん」と呼んでいましたが
最近は「キャビンアテンダントのねえちゃん」
先程お話しした、スチュワードの女性形、ってところに原因があるようです。
女性だと特定される職業名は性差別に繋がるんだと。
カミさんは自分の事を絶対看護婦とは言わず看護師と言いますので
そういう世の中の流れなんでしょう。
世の中には男と女がいてうまくいっている気がしますが
区別しちゃいけないようです。
その考え方に馴染めはしませんが
私は素直なものですから、世の中がそうだと言うのなら、そういたしましょう。