[ことば日本史]大げさって大きな袈裟?

ことば日本史、鎌倉時代から
禅宗にまつわる言葉です

大げさ
僧侶が着る袈裟には三種類あって、一番外側に着るものが大袈裟と呼ばれた。
それが「大げさ」の語源らしい
あれ?良いことのような

禅僧が正装とした袈裟のものものしさを他宗派のものたちがバカにしたことからとする説もある
なるほど、ちょっとした妬みから来ているのかも

普請(ふしん)
禅寺では、人々をあまねく請いあつめて、上下の区別なく作業してもらうことを、普請といった。

普請には、茶摘み、本の虫干し、すす払い、大掃除など、
さまざまな作業があったが、もっとも大きな労役は建築工事だった。

そこから、禅寺の事業にかぎらず、土木工事一般をも普請というようになり、
やがては民家の建築にまで使うようになった。

蒲団(ふとん)
禅とともに渡来した、座禅のとき尻に敷く円形の座布団が、
「蒲団(ふとん)」と呼ばれていた。

もとは、字にあるように蒲(がま)で編まれたもので、
布で綿をくるむようになったのは、綿花栽培が始まった室町時代末のことだった。

江戸時代には、綿の栽培が普及したことによって大型化し、寝具ともなった。
ただし日本人がみな蒲団で寝るようになったのは、明治以降のことだった。

いやあ
現代に生まれて良かった良かった

[日本語]シリーズはこちら(少し下げてね)

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