本屋でこんなことしました

前回、本屋のデータの話をしました。
単純に言うと、単品管理という事になります。

店の中のどこに何という本があって、
どれくらいの回転率か。
一冊ずつ全て把握する。

今日は、そこから一歩進んだ話をします。

コミックの売上
例えば、少年ジャンプとかに連載されている漫画は
ある程度すると、まとまってコミック本として発売されます。

人気があり、長く続いているものは、かなり何巻も出ることになります。

一番長いのは、
こちら葛飾区亀有公園前派出所
こち亀ってやつです。
今頃200巻超えてるかも

当時、10年くらい前でしょうか
単品管理をやっていると正確にタイトルごとの売上がわかります。
コミックの売上を集計しました。

はい、ここでクイズです。

当時、一番売れていたコミックのタイトルは何でしょう。

新しく出るたびに大量に仕入れ、積み上げても
あっという間になくなってしまう
すごい売れ行きだった漫画です。

当時、私の本屋では、という限定付きですが。

でも、当時だけでなく、ひょっとして今も売れ続けているかも知れません

と思って、ネットで調べてみました。
2015年、コミック売上ベストテン。
2位から10位は当時は無かったか、ランクインしていなかったものばかりでしたが
なんとなんと、1位は一緒でした。

どんなばけもんでしょうか。

答えはコラムの最後でね

検索
大きな本屋に行くと、検索機とかあったりしませんか

端末が置いてあって、
キーワードとかを入れて、「検索」とかのボタンを押すと
本のリストがだだっと出てきて
店の中のどこにあるかが分かる。

あれは単品管理が出来ている証拠です。
大きな本屋は金持ってますからね。
検索のシステムをいっぱい金を使って作っている。

私のいた本屋は3フロアあるので、
街の小さな本屋さんよりは大きいのですが
大規模書店には到底かないません。
もちろん、金もありません。

この規模で、単品管理している本屋ってかなり珍しいと思います
大変ですからね。
取次店の言うとおりやってれば、そこそこ何とかなる。

単品管理はできた。
全部の本の情報は入っている。
検索機、やってやろうじゃないの

検索機
正直、自分でもどうやって作ったかまで覚えていないのですが
検索のシステムは出来上がりました。

入り口入ってすぐのところに置き
お客様に自由に使って頂きました。

答え
ONE PIECE(ワンピース)です。
当時、2位はNARUTO-ナルト- だったんですが
2015年も14位
昔を知ってる人間としては嬉しい限りです。
30位以内で当時から人気があったのは
21位のBLEACH
25位の名探偵コナン
だけでした。
他は全く知りません。

という事からすると
ワンピースって、どれだけすごいんでしょう。
実は読んだことないんですが
よっぽど面白いんでしょうね。

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