「僕」と「君」は高杉晋作が広めた

きーみとぼくは、きーみとぼくは、ふたりでひと~り

君と僕
君と僕って人称代名詞の王者ですね

でも、これが一般的になったのは、それほど古いことではないそうです。

高杉晋作が広めた。

奇兵隊
高杉晋作といえば、幕末の長州の志士ですね。
長州を守るため、奇兵隊を組織しました。

奇兵隊は身分に関わらず、誰でもやりたい人が入れる。
う~ん、画期的。

でも、晋作は思った。
ややこしいー

何がややこしいかというと、お互いの呼び方。
これだけ身分が色々だと、呼び方もばらっばら
貴様、貴方、貴君、・・
俺、我輩、手前、拙者、・・

よし、こうしよう。
相手のことは、君
自分のことは、僕
これで統一させてもらっていいかな。
悪いね。

かくして、君と僕は、広まっていきました。

人称代名詞
多いですよね。
人称代名詞

日本語ではやたらに多いけど
英語圏だと、I、We と You
アメリカ人になったことないから、正確なことは分からないんだけど
ホントにそうなのかなぁ
何か隠し持ってるんとちがうやろか
少なすぎるよ。

日本語では何故多いのか
歴史的経緯が大きいようです。
最初は、自分と相手との距離感が問題だったようです。
例えば、関西弁の「うち」というのは、その名残。

ところが、中国から文字や言葉が入ってくると
上下関係という新しい概念が入ってきた。

わたし、や、あなた、の呼び方は
あくまでも、自分と相手との相対的な関係を表すものとして
距離感と上下関係が組み合わさって、
その場その場で多種多様に変化します。

英語圏だと、抽象的なものとして私とあなたが存在する。
あなたがどうあれ、わたしはわたし。
わたしがどうあれ、あなたはあなた。
お互いに独立したもの。

これは、良い悪いの問題じゃないですね。
考え方の違い。

私は
みなさん、どうでしょうか
私の場合

話し言葉では
僕、6割
私、3割
俺、1割

書き言葉では
私、7割
僕、2割
俺、1割かな

ブログではずっと「私」で通しているけど
実はとても違和感がある。

堅めの話題でも柔らかく
をモットーにしておりますが
急に、私かいっ、かたくるしー

でも、書き言葉で、「僕」は
これはこれで、かなりの違和感。

私と僕の、間ぐらいのないんかなぁ

て、位だから
どんどん増えていく一方ですよね。

あーいしてる~あーいしてる~
そーらにたーいようがあーるかぎ~り~

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