江戸時代になんと未来を予想した本が出されておりました。
一冊ではなく色んな人が書いておりまして
「未来記もの」というジャンルを形成しています
真剣に理論立てて、というものではなく
そんなバカなと笑ってもらうためのものですが
中には、ドキッとするようなものも。
さあ、はたして当たっておりましたか
ズバリ未来予想
■季節感がなくなる
旬の時期がべらぼうに早まる
■高級志向となり、贅を極めた後は、マニアックな趣味に走るようになる。
個性的なファッションがもてはやされる
古典への回帰、すなわちレトロが脚光を浴びる。
■各界での女性の台頭
男性独占の分野がなくなる。
■自然破壊
山奥まで宅地化が進み、神聖な山も俗っぽくなる
■プロとアマの差がなくなる
特に芸能関係ではそうなる
■今まで家庭で作っていたものが、パックものセットものとして売られる
七夕セット、お正月セットなど
■草双紙(まんが)が大人の読み物となり
小難しい本を読む子供が増える
■子供が辛い商品を嗜好する
■日本語が乱れ、通言(業界用語)が流行り、
ついには得体の知れないカタカナ言葉が横行する
■遊女が金持ちになり、実業界に乗り出す。
■年寄りの若作り、おいらくの恋がはやり、若者は老人趣味となり
渋いことばかり喜ぶ。
■盆と正月がのべつ一緒に来る
面白いですね
面白いなあと思うのが
挿し絵にある未来人はみんなちょんまげに着物姿らしいです。
そして、技術的な話が一切ないでしょう
不思議というか
我々の子供の頃
よく本とかに21世紀はこうなる
みたいなのがありましたよね
パイプの中を電車が走ってたりしました。
ほぼ、技術的な発展を予想するものが
圧倒的だった。
この江戸時代の未来予測はそういう類いが一切ない。
技術的な発展というものに興味がないのか
以前と比べてそれほど技術的な進歩はないと認識して
この延長線で考えても、そう変わらないと思ったのか
それにしても、何だか変な感じですよね
江戸時代だって、そりゃあ未来予測もするんでしょうけど
その本を書いた人が
今の世の中をみたら、どう言うんでしょうね
ほら、こうなったでしょ
あるいは
すごぉい、全然こんなの予想してなかった
聞いてみたいな
この時代に生きたいですか?