世界のなぞなぞシリーズです。
今日は、日本です。
それも室町時代です。
なぞなぞ
母には2回会うけれど、
父には1回も会えないもの、
な~んだ
はっきり言いまして
今回絶対分からないと思います。
最高級難度です。
おそらく、答えを見ても
そんなん分かるかいってツッコミが入ると思います。
ヒントは、室町時代という事です。
その時代に生きていた人には分かると思います。
◆◆◆答え◆◆◆
唇
今から約500年前の「体源抄」(1512年)
「後奈良院御撰何曾」(1516年)などにのっている
言語学的に有名ななぞなぞです。
なぜ有名なのか
かつての日本語の発音が現在と違う証明になっている貴重ななぞなぞだからです。
母(はは)と発音してみてください。
唇どうしは会いませんよね。
ハ行は h音だから
ha hi hu he ho
でもね。
実は、昔はそうじゃなかった。
ハ行は p音の
pa pi pu pe po
それパ行やん
と、当時の人にツッコミを入れても仕方ないですよ
ぱぁ?
何ですか、その丸、変なの
と、笑われるだけです。
は と ぱ を区別するようになって、丸をつけたのは、
後々の人ですから。
母はパパ
そうです。
当時の人は、母に向かって
パパ!
例えば、娘は、カミさんに向かって、パパ!
おお、おそろしや。
ところで、父は昔から、発音は変わらず、ちち
で
このなぞなぞが成り立つわけですね。
そして
pa が ha に変わったと思うでしょう
ところがどっこい
えっ、さっき、言ったやん。
違うんだなあ。
pa は fa になってから ha になった
パパは ファファを経由して ハハになった
回り道っ
最近のなぞなぞ
父と母には会わないけれど、パパとママでは会うものな~んだ
答えは唇
このなぞなぞを聞いたことある人
今回のなぞなぞは、ピーンと来て、あれっ?
でーこん、間違えてるわ
馬鹿じゃないの?
はい、残念。
続き
実はこのハ行の発音の変化の話
最近読んだ、日本語150の秘密、の本にものっていました
おおっ
やっぱりそうなんだ。
そして、その本によると、続きがあるんだなあ
その続きは次回ね