江戸では、かなは、こう書いていた

「江戸のマスコミかわら版、寺子屋式で原文から読んでみる」という本を読みました。

実は、結構前に読んでいて、その時は、すごいっと思ったのですが
習得するのがなかなか難しく今まで時間が経っちゃっていました。

江戸のマスコミかわら版~
どういう本かというと
江戸時代に書かれていたかな(ひらがな)を習得し
江戸時代のかわら版をはじめとする出版物を直接読めるようにしましょう。
その上で、色んな事件のかわら版を解説してくれています。

何とも贅沢なてんこ盛りの内容です。

江戸かな
実は、この本ではじめて「江戸かな」の存在を知りました。
(著者の吉田豊さん命名。一般的には変体かなに含まれちゃっています。)

お恥ずかしい限りですが
そう言われてみると、江戸に関わる本は結構読みましたが
本とか狂歌とかかわら版とかが原文で「元はこんな感じ」的に添えられている事はありました。

大体は絵にだけ眼が行って
横の字は、何だかよく読めないなぁ、程度
いずれにしても書かれている内容は解説されているので、全く気にもとめなかった。

ひらがな、カタカナの成り立ち的なことも「ん」の話やいろは歌や五十音表の話等で
ちょこちょこ書きました。

それでも「江戸かな」の存在は知らなかった。
ひらがなはいつ頃できましたよ、って時点で
今のあいうえおがそのままの形で出来ちゃったものとばかり。

江戸時代は、今のひらがなの形と違う文字も存在していた。
大体は、今のひらがなに近い文字もあるんだけど
第2バージョン、第3バージョンの文字が一部に存在していて
それを覚えないと当時書かれたものを読みこなせない。
(以下、引用は全て「江戸のマスコミかわら版、寺子屋式で原文から読んでみる」からです)

そういうと見たことある!って思ったのが「し」

あれこれ
簡単そうなものからまいりましょう
1.今のひらがなと字母(元となる漢字)が一緒のもの
くずし方がちょっと独特
や が ゆ みたいで若干戸惑います。

2.字母は違うが、字母となる漢字がなんとなく思い浮かび、分かりやすいもの
とは言え、き とか め とかは、かなり頑張って覚える必要があります
み は得意ですよ

3.字母も違うし、とにかく機械的に覚えるしかないもの
これの、※のところはぜひ覚えるべしということです。

難しい

字母が今のひらがなと違う場合がなんとも難しい。
た、はようやく覚えましたけど

かわら版?
なかなか覚えられないということで
自分に言い訳しだします。

かわら版一枚も持ってないしなぁ
結局この本でも出ているかわら版は、現代の中にしてくれている。

いけませんね
こういう言い訳。

そんなこんなで、結構長い間、ほおっておきました。

ところがです。
ウォーキングで色んなところに行っていると
江戸かなに出会う事が以外に多いことが分かってきた。

橋に書かれていたり。

あっ、これあの本に有ったなあ
何だっけ
えーっと

もちろん、困るという程のものではない。
より楽しめないというだけのこと

この前、明治神宮に行ったとき
宝物殿に入った。
明治天皇、昭憲皇太后に関わるお宝が展示してある

そこで、明治天皇か昭憲皇太后かが詠まれた和歌があった

まさしく江戸かな。

よし

今後も覚えては忘れの繰り返しだろうけど
再挑戦することにしよう。

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