芭蕉記念館に行ってきました

(1/25[日]の事です)

今、おくの細道にハマっています
Audibleというアプリの存在を知りました。
とってもすぐれもので、なんと、Audibleに登録されている本なら、朗読してくれる
通勤途中とか、本を読むのが難しい時間にもってこい

Audibleは年間契約して読んでもらい放題なので、すでにかなり多くの本を読んでもらいました
その中に、ちょっと砕けた感じの解説付きで読み上げてくれる奥の細道

びっくり
奥の細道ってこんなに面白かったんですね
東北や北陸を旅しながら、俳句が50句収められている
私は俳句より短歌の方が性に合うという概念が強すぎて
俳句の世界にはあまり近づかないでいた

読んでみるもんです
奥の細道って俳句だけが書いてあるわけじゃなく
歌枕と言われる古くからの短歌の聖地を尋ねる旅であり
旅行ガイドでもあり
歴史の探究確認の旅でもあるんですね
私が好きな要素満載ですやん

ってことで、奥の細道で2冊本を通読し
さらに3冊購入
その内2冊は古文書で、現代語訳つきのもの

よしっ
芭蕉記念館に行こう
以前2回ほど行っているけど
奥の細道にハマっていた今とは違うので、サササっと見ただけだった

芭蕉記念館

2階に、俳句の色んな人の展示
芭蕉の旅行した道

一番最後に行ったおくの細道がいちばん長い

奥の細道は、元々そういう名前の道が東北にある
奥州だから奥の細道で、短い区間の道なんだけど
芭蕉は、長旅の奥州道の紀行文の名前として拝借

江東区の記念館の場所は、芭蕉が14年間住んだ芭蕉庵の近く
深川には14年間住んだけど、2回引っ越していて
それぞれが完全に特定されていない
この辺りであることは間違いない

古池や蛙飛び込む水の音
は芭蕉庵で行われた句会で作られた

芭蕉が大事にしていた石の蛙がこの辺りから出土された

装束

芭蕉自身が書いたおくの細道

まだまだ続きます
続きは明日

[お出かけ]シリーズはこちら(少し下げてね)

[ことば日本史] お目見え

ことば日本史シリーズ、江戸時代です

お目見え
将軍に直接会うことができる、つまり将軍から見える立場の人の身分を「御目見(おめみえ)」といった。

平安末期から、武家社会で主従関係をむすぶために従者となる者が主人に謁見する儀式は「見参」と呼ばれていたが、
安土桃山時代に「御目見」というようになり、
江戸幕府にいたってその言葉が幕臣の格式をも示すものとなった。
御目見することには、将軍との君臣関係を確認するという意味があったが、
御目見以上であるか以下であるかによって、家格はまったく違ってしまう。
御目見以上は、一万石以上なら大名、
一万石以下なら旗本。
御目見以下は御家人である。

この武家社会の制度をふまえて、
一般町家でも奉公人が奉公に入る前に、
まず主人に御目見して、試傭期間である「御目見奉公」をするということが行われるようになる。
こうしたことから、やがて身分の高い人に会うことを一般に、御目見というようにもなった

もう一つのお目見え
この言葉は演劇分野にも転用された
特に江戸時代の歌舞伎界で役者が名題(なだい)に昇進し、
初めて大役を担って観客の前に立つ時、
それを「お目見え」と称して特別な扱いをするようになったのです。

この慣習は、歌舞伎だけでなく文楽、能、さらには落語や講談など、広く伝統芸能に継承されました。
お目見えには、その人物の将来を占う意味や、
芸の成熟度を世間に示す目的が含まれており、
観客との初対面という以上の象徴的価値がありました。

明治期以降、西洋演劇が導入されるなかでも「お目見え」という表現は日本独自の舞台文化として残り、
俳優の初出演や新作舞台の発表などに使用され続けています。
特に、俳優や劇団が「本格的な商業舞台にデビューする」瞬間は、今なお「お目見え」として記録されることが多くあります。

[ことば]シリーズはこちら(少し下げてね)

[名字]2 冠位と律令制度

[名字]1 氏姓制度と賜姓
の続きです

氏姓(しせい)制度の欠点
天皇が、氏名(うじめい)や姓名を与える氏姓制度には欠点があった
一つは世襲制度
氏(うじ)を与えられて氏上(うじのかみ)になったら
その氏上を世襲した息子も氏上
能力と全然関係ないから、能力のある氏人(うじびと)は、いつまで経っても氏上になれない
姓の方も時代に連れて訳がわからなくなってきて、序列がはっきりしないという事態に陥っていた

冠位
この状況を打破したのが聖徳太子
冠位十二階
従来の姓とは別に、十二段階の位階を設け、
氏上、氏人の区別なく、その才能実力に応じて新しい位階を授け、
その持てる才能を引き出そうとした
徳=紫・仁=青・礼=赤・信=黄・義=白・智=黒
の六段階で、それぞれ大小

良いんじゃないでしょうか

ところが、氏姓が冠位に取って代わった訳ではなかった
氏名(うじめい)は良いとしても姓はやめちゃえば良かったのに、冠位が加わっただけ
冠位+氏+姓+実名の4つも言わなきゃ名乗れなかったからめんどくさい
聖徳太子が死んだら自然消滅

ただ、実力主義という考え方自体は良かったから
考え方を中大兄皇子(天智天皇)が受け継ぐ
七色十三階制
さらにその後、十九階制に変更
さらにその後、二十六階制に

そんな中、最大の功労者、中臣鎌足が危篤に陥る
まずい、急いで報わねば
最高の冠位、大織冠を与えた上で
藤原の氏名(うじめい)を与えて藤原鎌足となる
藤原の誕生
翌日、鎌足は亡くなる

天武天皇になって
巨大化している氏は分割するように指示
そして姓の整備
訳が分からなくなっていた姓を八つにする
八色ノ姓(やくさのかばね)
真人・朝臣・宿禰・忌寸・道師・臣・連・稲置
ここに、姓は天皇から与えられるものである事が再認識され
天皇の権威の向上につながる

律令制度
ところがこの氏姓制度の定着と並行し
何と、この氏姓制度と相反する制度が着実に進んでいた。
律令制度である
既に天智天皇の時代に近江令が作られ、庚午年籍という戸籍も作られた
天武天皇の時には飛鳥浄御原律令(あすかきよみがはらりつりょう)
そしていよいよ大宝律令
ほぼ、全国の全国民を把握するための戸籍が作られる
公地公民制なので、全国民がヤマト朝廷に所属する
あれれ、氏や姓は天皇から与えられる特別なものだったのに
それだけじゃ、戸籍なんて作れない
税金や兵役を割り振るには、年齢性別が必要
やっぱり全員に何らかの名前つけなきゃ区別が分からなくなる
戸籍では家族はみんな同じ氏名(うじめい)を付けられている

農民だろうが、既にこの時代から氏名(うじめい)今で言う名字がつけられている事になる
江戸時代まで農民は名字をつけられず、
明治になって、大慌てで名字を考えて届け出たって事になっているけど
大っぴらには言わない約束ね、という氏名(うじめい)=名字は農民だろうがずっとあったんだと思う

元々氏名は血縁関係での一族は同じ氏ってところから始まって
天皇が姓を与える賜姓(しせい)がいつの間にか氏まで与えるようになったからこんがらがるだけで
農民だろうが、家族は同じ氏名って何の違和感もなかったと思われる

まだまだ続きます
続きはシリーズの次回ね
[名字]シリーズはこちら(少し下げてね)

[天皇]109 明正天皇。859年ぶりの女性天皇

[天皇] 108-2 後水尾天皇
の続きです

明正(めいしょう)天皇

出ましたっ
859年ぶりの女性天皇です
7歳の少女です
今なら、ランドセル背負っています
以前も女帝シリーズで書きましたので、よろしかったらそちらも読んでね
江戸時代にいた!女性天皇。明正天皇

後水尾天皇としては、幕府に対する恨みの電撃作戦
早々と幕府徳川の孫を天皇にしてしまうことで
徳川の血を朝廷に残さないようにしようという意図もある
女性は天皇になると結婚できないんです
従って子孫を残すことができない

7歳にして、あなたは将来結婚できませんと通達されちゃった事になる
さらに、最初からあなたは中継ぎです、その後、弟に譲位しなさいと約束させられる

幼い天皇は歴史上珍しいことではなく、
そういう場合は摂政が置かれ
元服したあとは関白と変わって、そこからはまぁまぁ自由にやりたいことをできるのですが
明正天皇の場合は成人したあとも摂政のままだった
後水尾としては、明正天皇15歳の時に摂政を関白に変え、神事も行うように指示をした。
ところが所司代板倉重宗が猛反発

結局、後水尾は、寛永11年に幕府から「院政」を承認され、
それ以降、延宝8(1680)年に85歳で亡くなるまで、
わが子である明正、後光明、後西、霊元の
四代にわたる天皇を支え、
江戸時代の天皇と朝廷を定着させた。

明正天皇は15年間摂政のままで、神事もやらせてもらえず
弟が11歳になるや、譲位させられる

後水尾から明正天皇への譲位は幕府には知らされない無理矢理のものだったが
明正天皇から後光名天皇への譲位はむしろ幕府が主導した
朝廷を監視するための仙洞付武家と禁裏付武家という機関を新設することが交換条件だった

天皇の間は何もやらせてもらえなかったが
譲位さえすれば、院になる
院に対する法度は用意されていないから、自由にやりたい事をやれる
だから日本の天皇の歴史は、一刻も早く譲位して院になりたがる
さあ、明正院は?
残念
院に対しても幕府の監視員が送り込まれた
さらに言うと、後水尾上皇が実力がありすぎた
院になったあとも明正院があれをやったこれをやったという記録が殆ど無い

明正天皇は結局幸せだったんだろうか
バリバリやりたがりの人なのか、そっとしておいて欲しいタイプの人なのか、人によって考え方が違うので何とも言えませんね

[天皇]シリーズはこちら(少し下げてね)