[昭和歌謡]52 女のみち

昭和ヒット曲全147曲の真実シリーズです。

女のみち
宮史郎とぴんからトリオ
作詞 宮史郎 作曲 並木ひろし
1972年

♪私がささげたその人に
あなただけよとすがって泣いた
うぶな私がいけないの
二度としないわ恋なんて
それが女のみちならば

出たーーっ
出ましたよ、全国のお父さんお母さん
女のみちですよ

すごかったですね、売れましたね
当時ですら、こんな古臭い歌と言われて

ドリフの加藤ちゃんが、コントの中で毎回歌うという
そういうシチュエーションに似合う歌

それが、なななんとぉ
記録を塗り替える塗り替える

記録の話になると必ず顔を出す曲ですね。
〇〇のとか限定を付けると色々1位はあるんだけど
全てひっくるめたシングル売上でも
およげたい焼きくんに続く、歴代2位ですから

そもそもが売れないコミックバンドが
まあ、よく10年も続けて来れたよなあ、と
記念に作った自主製作の300枚のレコード

人生何が起こるか分からないという夢を抱かせてくれます
変な髭はやした気持ち悪いおじさんですもんね

気持ち悪いおじさんも、堂々と生きていきましょう

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オリヅルラン

花カレンダー始めました

北海道と言えば、最上徳内と近藤重蔵

間宮林蔵の話はしました
間宮林蔵。樺太は島である。

北海道と言えば、まだいるんですね

最上徳内
もがみとくない 探検家 1754~1836

とくない くまなく のとくない?
いえ、それは都区内

貧しい農家に産まれた徳内だったけど勉強大好き。
長男にもかかわらず、家のことを弟たちに任せて勉学に励んだ。

ある時、田沼意次の企画した、蝦夷地探索に参加することになります。
田沼意次は、早くから、北の国防を重要視していたからね。

アイヌ、ロシア人と交友関係を深めた数少ない人物です。
国後、択捉にまで渡ります。

ところが、それを快く思わない人がいました。
松前藩です。

松前藩は、蝦夷のアイヌとの貿易を一手に任されていた藩なのですが
貿易とは名ばかりで
アイヌの人達を奴隷のごとく扱っていた。

松前藩にとっては、危険人物なので
なんだかだと理由をつけて、徳内を牢に入れてしまいます。
さすがに全くの無実なので釈放せざるを得なくなるんですがね

近藤重蔵
こんどうじゅうぞう 探検家 1779~1829

近藤重蔵は、貧しい武士の家に産まれ、幼い時から、超天才。

17歳で「白山義学」という私塾を作ってしまう。
もう一回言います。17歳です。

その後、松平定信の時代に行われた官僚になるための試験で、最優秀成績で合格する。
その時合格したのは3人。
あの遠山金四郎(当時43歳)もいました。
その時、近藤重蔵は、26歳

当時にわかに、ロシアの船が出没するようになり
重蔵は、蝦夷について強く関心を持ち、幕府に論文を提出

幕府としても一番の関心事。

それなら、蝦夷、調べてきて

重蔵ほどの天才なら
江戸城勤務でも何をやらせても大出世出来るだろうに
敢えていばらの道を選んじゃいましたね。
江戸城勤務だと楽なのに、えらい役割を言いつけられちゃいました。

面白い男を紹介するよ

最上徳内との運命的な出会い。

徳内としては、蝦夷に関しては既に専門家
そんな若い上司の元でやれるか
とは、ならないですね。

強い志を持つ男同士ががっぷり四つ

寛政10年(1798)に蝦夷地調査団
二人は共に、北へ

そして、徳内と懇意にしているアイヌの人達の案内で択捉に渡りました。

択捉島に「大日本恵登呂府」という柱まで立てちゃいます。
ここは日本ですよ、って宣言。

なかなかの自己主張だと思いますが
その柱にさらに何を書いたと思います?
名前です。
一緒に来てくれたアイヌの人達の名前。

日本ですよ、は
同時にアイヌの人達の土地ですよ、と

そして帰り道
道なき道なんだけど
これ余りにも道なきだよね

やっぱり道作ろ
えっ、今からですか
まっすぐ帰らないの?

重蔵や徳内の報告で
今まで噂として入ってきていた事が確信になります。

松前藩に任していちゃダメだ

翌年の1799年
突然幕府は宣言します。

東蝦夷を幕府の直轄とします。

もうちょっと続きがあるんですが
そこではもう一人重要人物が加わってきます。

続きはまたね

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ガクアジサイ

花カレンダー始めました

フランスの公使、ロッシュ

幕末明治の外国人が見た日本、シリーズ

アメリカとイギリスを行きましたので、今度はフランス

フランス
フランスの初代公使は、ド・ベルクール
性格は穏和で、敵を作らないタイプ
その頃は、イギリスの公使もオールコックで
米英仏蘭の4か国は何をするにも共同歩調

でも少しずつ、アメリカとオランダが引いていく感じ
そうなると、イギリスとフランスの宿命のライバルが
主導権争いを演じる事になります。

そして、個人的感情がそこにプラスされていく訳です。

イギリスの公使がオールコックからパークスに
フランスの公使がド・ベルクールからロッシュに変わったのです。

ロッシュ
ロッシュはお金持ちの息子として産まれ、恐いもの無し
自由気ままな生活を送るが
お小遣いをせびる技は超一流。

学業をほおり出して遊んでいる息子を見て
アフリカのアルジェリアにも大農園を経営している関係で、アルジェリア行きを強く勧められる

しぶしぶ向かったアルジェリアで彼の生き方が大きく変わろうとは

ある娘に一目惚れするんです。
それからというもの、アラビア語を猛勉強
カトリック教も捨て、回教に帰依します。

ところがまだ数回しか会っていない娘、カデイジャが忽然と姿を消します。
聞くと、年老いた醜い族長の妾となり、南部に連れ去られたとのこと

その後、クローゼル将軍がフランスから赴任
その通訳に任ぜられたロッシュは仕事の中で、大首長アブデル・カデルと親密になる
アブデル・カデルはアルジェリアのほとんどを制するほどの大種族を率いていた。

そこにクーデター事件が勃発
クローゼル将軍はアブデル・カデルと協力し、制圧に動く。

なんとその首謀者は、カデイジャを連れ去った、族長だったのです。

ロッシュは、クローゼル将軍とアブデル・カデルを前にして
私にやらせてください。

ロッシュにとって、全てはこの日のための準備だったと言える
カデイジャ奪回大作戦。

待ってろよー

奇跡のような快進撃を重ね
敵は降伏

カデイジャは?
カデイジャという娘がいる筈

はい、確かにおりましたが
カデイジャなら
昨日殺されました。

お 遅かったか

その後、数々の交渉ごとをまとめあげ
外交官としての才能を大いに花開かせます。

その評判は、フランス本国に響き渡ります。

そして、大役が任ぜられます。

日本に行ってくれ

日本で
前任のド・ベルクールがとっていた仲良し路線
燃えたぎるような熱血漢、ロッシュにとっては物足りないものでした。

アブデル・カデルに惚れ込み
この男のためならと全力で取り組んだように
ロッシュには、徳川慶喜や小栗忠順(おぐりただまさ)や栗本鋤雲(くりもとじょうん)が
惚れ込むに値する男達だった。

違和感あります?
「惚れ込んだ男」ってところ?
まあまあ、そこは

一方のイギリスのパークス
これもまた、劣らぬ熱血漢。

うまくベクトルを合わせられれば、最強のコンビになったんでしょうが
どうにもうまが合わなかった。

パークスが薩長に肩入れするならば
こっちは幕府だ
ってところは多分にあったと思う。

カションというフランスの宣教師がいるんだけど
前任者とうまが合わず、函館に住んでいた
そこで、知り合って大いにうまがあったのが、栗本鋤雲
栗本鋤雲や、塩田三郎(後にカションとともにロッシュの通訳になります)を中心として
フランス語の学校を函館で開いていました。

このカションを呼び寄せ
通訳にするとともに
横浜にもフランス語の学校を開きます。

小栗忠順と組んで、横須賀に製鉄所兼造船所を作る計画
資金面で大きくバックアップします。

そして軍事面
フランスの近代的な軍事のノウハウを幕府に余すところなく教授していきます。

具体的に指導に当たったフランスの教官たちは、やはり幕府の面々に気持ちが入り込んだんでしょうね
戊辰戦争で、榎本武揚らとともに、函館まで行動を共にします。

どんどん肩入れが極端になっていくのですが
結果はご存知の通り

イギリスとフランスは大きく明暗を分ける事になります。

結果として勝ち馬に乗れなかったし
大政奉還の時点で、勝負あった、と判断すべきだったでしょう。

でも、それがロッシュという男なんでしょう。

大政奉還か、
じゃあやっぱり幕府はやめて
なんてなことが出来ますかって

勝ち馬に乗ることだけが人生ですかって

まあ国としてのフランスは、
おいおいロッシュ
状況みたら分かるだろう
今やるべきことはそれじゃない

解任

その解任届けが本人の手元に渡ったときには
もう、幕府はありませんでした。

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アマリリス

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なぜ秋にサクラの花が咲くのか

葉っぱの不思議、という本を読みました。

読み物としてもとても面白い本でした。

その中の第一話を紹介しましょう

以前のテレビ番組
著者の田中修教授が以前テレビ出演されたときの話
2005年8月5日に放送された「謎を解け!まさかのミステリー」という結構前の番組
島田紳助さんが司会。
懐かしいです。

その年、異例の気象。
神戸に7つの台風が上陸したんだけど、その内の7つめの台風が特に大型
強風が吹き荒れたんだけど、雨が一切降らなかった。

さあ、ここで問題です。
このあと、神戸には何が起きるでしょう

この時点でその現象は起きておらず
呼ばれた予言者が予言した事を正解とする、というチャレンジャブルな企画

予言者としてVTR出演したのが、田中教授

出演者が面白おかしく好き勝手なことを言います。
若槻千夏が
分かったぁ

若槻千夏って懐かしいですね

サクラが咲く!
強風で葉っぱが飛び散って無くなっちゃって
サクラが秋なのにあれ?春だったっけと勘違いするから

島田紳助は正解を知っているんですが
良いね良いね、その訳の分からん発想

それ以外にも、強風で神戸市がちょっとずれたので
住所変更が大変
みたいな色んな解答

では、正解のVTRスタート

「秋に桜の花が咲きます。」

おおおっ
若槻千夏正解!

予言の理由
そもそも、桜の花のつぼみっていつ作られるのか

実は、春のすぐあとの夏なんです。
ということは、春と同じ気候の秋に桜の花が咲かないということの方がむしろ不思議なんです。

なぜ秋に咲かないのか
それは、秋に我慢するための仕組みがあるから。

越冬芽、って言うんですが
つぼみや次の年の分の若い小さな葉っぱができた後、
その越冬芽がくるっと囲んじゃう

問題は、その越冬芽をいつ作るかという判断
冬になってからでは遅いらしくて
冬になるまでに冬になりかけているぞ、と判断する必要がある

気温の変化より前もって、より正確に判断できるものがあります。
さあ、何でしょう。

答言っちゃいますね。
夜の長さです。

植物には、夜の長さをちゃんと測れる場所があります。
光で光合成している葉っぱです。

葉っぱは考えます。
おっと、夜が長くなってきたぞ
冬が来そうだな
つぼみさんや来年の葉っぱの赤ちゃんのところにお知らせして
クルンってしないと

でも、動物の様に神経があるわけではありません。
そこで、アブシシン酸という物質を作り、管を通じて送ります。

ガッテン承知!

さあ、クイズ番組に戻りましょう。

若槻千夏すごいね
葉っぱが飛ばされて無くなっちゃうと
アブシシン酸は作れない
とすると、越冬芽は作られない
元々、秋と春は気候が同じ。
越冬芽に周りを固められていないので
もうちょっと大きくなろうかな

はい、咲いちゃった。

ちょっとだけ違います。
強風で葉っぱが飛ばされちゃうほど、葉っぱはやわじゃない。
ここで、神戸の土地柄の特殊性が関連します。

目の前すぐ海
強風で波立ち、そのしぶきを含んで、葉っぱに吹き付けた。
雨が降っていれば、雨で流されちゃったはずが
雨が降らなかったというのがポイントです。

塩害です。
塩害で桜の葉っぱが枯れちゃった。

神戸の桜の葉っぱが枯れちゃったというのを田中教授は知っていたので
予言した訳です。

時々、桜の狂い咲きのニュースを聞きますね
その度に、田中教授は、その現場に出向いていって、ある共通点を発見している
例外なく、それらのサクラは葉っぱが虫害で枯れちゃっている。

どうなった
狂い咲きのサクラは葉っぱがない
これはそうなんですが
葉っぱが無くなっちゃったサクラが、必ず狂い咲きするかというとそうじゃない
さらに3つの条件が重ならないといけない。

田中教授はその条件をちゃんと説明しています。
理系の人って真面目ですから
そういう「条件」みたいなのを絶対言いますね

でも、番組ではそんな七面倒臭い事は一切カット

「このあと、神戸ではサクラが咲く」
これだけが強調されて、放送が終わっちゃいました。

えらいことになりました。

教授、気が気じゃありません。

あああっ、三つの条件ーーー

その時期になって
あちこちから連絡が入ります。

サクラが咲きました。

こっちでも、咲いています。

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ベゴニア

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