「好き」でダイエットを成功させる(楽しく食事)

前回、「好き」と「いい」なら「好き」の勝ちをダイエットや健康で実践させる方法として、
運動面を書きました。
今度は食事面です。

楽しく食事
自分が18kg痩せたときにやったことは、2つの事だけ。
1.間食をやめたこと
2.砂糖入りの飲料をやめたこと
間食は太る大きな原因であることを実感しました。
なぜ間食をしていたかを色々あげてみたのですが、これだというほどの大きな理由が思い当たらない。
結論的には「なんとなく」なんじゃないかと。

お腹が空いたから食べていることは、事実ではあるんだけど、「ちゃんと」やれてなかった気がする。
脳疲労の本では、一日一食は「美味しいものをしっかり食べる」事で、食事することを楽しみ、脳疲労を解消させることで、ダイエットや健康に役立る事を提唱しています。
実感として大賛成。
自分は、一日一回ではなく、一日三回でしたが。

そして、いつ痩せたかを思い起こしたとき、やっぱり空腹の時なんです。
ちゃんとお腹がすくまで間食しない。
空腹を実感し、空腹の快感を味わう。
実は空腹って快感に繋がることが、ダイエットしてはじめてわかりました。

空腹のあと
私がそれ以前にやっていたダイエットの根本的な間違いが空腹の後だと思います。
空腹になったら
よしこのまま我慢すればやせるぞ、と思い
そのまま食べないで我慢する、こと。

それをやってしまうと、脳は危険な事をしようとしていると思い、防衛策に走る。
体脂肪を貯めるという防衛策です。
ほとんど食べてもらっていないのに、必要なエネルギーや筋肉に回さず、体脂肪を貯めるためにやっきになる。
ゆっくりした自殺行為を図ろうとしているカラダに対して
大丈夫、守ってやるからね
と、けなげにも貯金してくれる。
食事を減らすことが体脂肪を増やすことになると気づいていない悲劇です。

空腹さえ経由すれば大丈夫です。
空腹時に、脂肪は燃えるし、カラダ作りに不可欠な、成長ホルモンもいっぱい出る。
そこは「良いこと」で、その後空腹を続けると「悪いこと」に変わる。

脳に、空腹の後の三度のご飯はガッツリ食べるからね、
貯金しなくても大丈夫だからね、と分からせる。

空腹は最高の調味料。
とても美味しく食事をし、脳をハッピーにする。
食事する「こと」を楽しむ。
これで脳は大喜び。
どんどん痩せます。

間違ったダイエット
ところが、間違ったダイエットは頑張れるところまで頑張っちゃう。
脳はものすごいストレス。
脳は、糖分しか使えないから、徹底して糖分を要求する。
耐えきれず食べる。

どう思うか。

ああ、なんて私は意思の弱い人間なんだ。
ストレスのうわっかぶせです。

リバウンドへ
それでもなんとか食事制限を続けると、筋肉を減らしながら、脂肪が貯まりやすい体質になりながらも、「体重」だけは減っていきます。
そして、恐怖の「目標達成の日」を迎えるのです。
脳はストレスでガッチガチですから、
やったー、これでもう我慢しなくて良い。

リバウンドのスタートの日です。
脂肪が貯まりやすい体質になっちゃってますから、どんどんリバウンドします。

それでも本人は余裕のよっちゃんです。
「成功体験」を持ってるからです。
5kgやそこらじゃ、いつでも痩せられるわ。
かくして、太っちゃやせ、太っちゃやせを繰り返す、「ダイエットのプロ」が出来上がります。

楽しく食べましょう
ダイエットに関連して食事の話といえば、「何を食べるべし」「何を食べてはいけません」
とても疑問に感じていました。
どう美味しく食べるか
どう楽しく食べるか
その方が重要だと思うのですが

「好き」でダイエットを成功させるには

「好き」と「いい」なら「好き」の勝ち、を現実のダイエットや健康に活かすのはどうすればいいでしょう。

黄金ゾーンの広げ方
「好きでいい」黄金ゾーンをどう広げるかが、やはり決め手になります。

不思議なもので、ダイエットを始めようというときは、ほとんど、「好きではないけどいい」ゾーンから始まる。
私のダイエットもそうでした。
最初から、ウォーキングが好きなわけではなかった。
失礼しました。不思議ではないですね。
最初からウォーキングが好きな人は太っていません。

楽しく運動する
今私は、ウォーキングで黄金ゾーンをひた走っています。
なぜか。

あれっ、これ楽しいかも。
この、楽しさの芽生えを大切にし、
楽しいんじゃない?
むっちゃたのしいんですけど。
に高めていく

私の例で言うと
初期は何といっても体重減。
これは理屈なし。
週に0.5kgから1kgくらい確実に減っていくと、そりゃ楽しい。
でもそのペースがいつまでも続くわけないので、次なる楽しさのネタを見つける

私は速歩なのでタイム測定。進歩していくと楽しい。
いっぱい本を読んで、歩き方もどんどん工夫していく。
ブログで色々発表し誉めてもらう。
良いコースを歩くウォーキングも組み合わせる
低い山の登山もやる。頂上からの景色は言葉には言い表せない。
健康になるウォーキングを研究していく。
健康だぞって満足感がとてもいい。
毎日の通勤で人を追い抜いていく優越感。
歩いた後の理屈抜きの爽快感。
ウォーキング大会に参加しての気分高揚。
自分でも、ウォーキング大会を企画して、企画する楽しさを知る
ウォーキング同好会でいっぱい仲間を得て、絶好調。

で、今に至ります。
こんだけ楽しむネタを持ってると、いくら減量の目標を達成してもやめたくないので、リバウンドなんてあり得ないんです。

目標達成の話は以前しました。
楽しくないダイエットの場合、目標達成の日はリバウンドスタートの恐怖の日です。
ゴールですから。もうやらなくていいんです。
食事制限のダイエットなんて、100%リバウンドします。

とはいえ、これは私の例です。
楽しむための工夫や努力は是非してほしいんですが、それでも楽しいと思えないんですよ、ってことはあり得ます。
「好きではないけどいい」ゾーンでしかない。

期限を決めてください。
期限を越えて自分に問いかけて、まだ義務的にやってるなあと思えば、スパッと切り替えましょう。

運動の範疇であれば多かれ少なかれカラダにはいい。
私はたまたまウォーキングだったわけで、色んな運動がわんさかあります。
次こそは楽しいと思えそうかを第一基準に選びましょう。
昔やってたこととか、仲の良い友達がやってるとか、見学にいったら良い雰囲気で馴染めそうとか。
勝ち負けのあるスポーツも楽しむための良い要素かも。

楽しく食事する
長くなりましたので、楽しく食事するって方は次回に回したいと思います。

「好き」と「いい」なら「好き」の勝ち

「脳の疲れをとれば、病気は治る!」という本を読みました。
脳疲労という独自の考え方をもとに、健康やダイエットを考えるとても面白い本でした。

私の考え方とかなり近い部分が多く、そうそうと思いながら読み進めました。

2つの原理と3つの原則
第一原理 【禁止・禁止の原理】自分が自分を禁止・抑制することを出来るだけしない。
第二原理 【快の原理】自分にとって心地よいことを一つでもいいから始める。

第一原則 たとえ健康に良いこと(運動など)や、良い食べ物でも、嫌であれば決してしない(食べない)。
第二原則 たとえ健康に悪いこと(食べ物)でも、好きでたまらないか、やめられないこと(食べ物)は、とりあえずそのまま続ける(決して禁止しない)。
第三原則 健康によくて、しかも自分がとても好きなこと(食べ物)を一つでもいいから始める(食べ始める)。

「好き」と「いい」なら「好き」の勝ち
以上の原理原則を私なりに解釈したら
「好き」と「いい」なら「好き」の勝ち
です。
好き(楽しい)ことと、良いとされていることは、重なりあうので4つのゾーンに分かれますね
順番をつけましょう。
1.好きで良い→最高です。第三原則。GO!
2.好きだけど良くない→こっちの方が次より優先。第二原則です。続けてOK
3.好きじゃないけど良いこと→2よりは劣る。第一原則なのでやっちゃダメ。敢えてやるなら期限を決めて。
4.嫌いで良くない→論外。

今までダイエットの方法で、我慢はダメ。自分で楽しいと思えるものでないとダメ。
そうでないと間違いなくリバウンドすると言ってきました。
その後押しになり、頭の整理が綺麗についたと思います。

2つの脳(3つの脳)
面白いなと思ったのが、脳で説明していること。
大脳新皮質(大脳の外側) 「考える」。アタマ。理性。
大脳旧皮質(大脳辺縁系)「本能」。感じる。心。感情。
本では、この2つの対比で書いてあります。
話をややこしくしないためそうしているのでしょうが、どうしても私には3つめの脳の存在が気になります。
脳幹「体の制御」。カラダ。ベース。
複雑に絡み合ってはいますが、ばくっと大体で考えましょう。

健康やダイエットを考えるならば直接的なのは脳幹です。
アタマと心とカラダ、その中で心とカラダが近しい。
だから、好き(心)と良い(アタマ)では好きの勝ち。

あっち向いてホイ
アタマと「心カラダ連合」が同じ方を向いているときはノープロブレム。全く問題なし。
好きで良い、の第三原則。
このゾーンをどう広げるかはあとで又触れましょう。

違う方向を向いたとき、お互いが邪魔しあって、脳が疲労する。
全てが効率悪くなり、何をやっても、効率が上がらない。
ブレーキ踏みながらアクセル踏むようなもの。

どっちかに、まあまあまあ、と譲ってもらわなきゃいけないわけですが、
どっちが譲りやすいか。
アタマは大人だけど、心やカラダは未発達の子供みたいなもん。
大人がちょっと譲れば済むんです。
子供を押さえ込もうとするなんてナンセンス。
北風か太陽か。

こっちの方が厳しいけどカラダにいい?
あり得ません。
心とカラダがガッチリスクラム組んで反発しているという時点で「カラダにいい」は間違い。
言い方悪いかも知れないけれど「快楽に溺れた」方がカラダにいい。
簡単です。
「楽しい方が結局は良いのかも」って自分を許せば良い。

具体的にどういう順番で何をするか
ダイエットには? 健康には?
改めて、次回以降で説明することにします。

ウォーキング講習会やります(ダイエットの話もね)

ウォーキング同好会でいっぱいイベントをやっています。
目的は、仲間と一緒に歩いて、楽しむこと。

目的がそこにあるので全く問題ないのですが、
私のプロフィールを見て、18kg痩せる方法を教えてくださいと言われる方もおられます。
嬉しいお言葉なので、出来るだけお話しするのですが、イベントの途中だと、断片的にしかお話しできません。
後はコラムを読んでくださいという事になり、消化不良だなと思っておりました。

先日のイベントの食事の時に、話の流れで、ウォーキングの講習会みたいなのを企画しましょうかということになりました。

競歩でアジア大会金メダルの先生のウォーキング講習会に出た事があります。
私はそういった専門家ではありませんので、おこがましい気持ちはあります。
いっぱい本を読み、いっぱい自分で試し、呼吸法などオリジナルなやり方も加えていますので、ご容赦ください。

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■日時 10/12(月・祝) 10:00スタート
■場所 ゆりかもめ 台場駅 集合
■内容 
 ■■まず、0.5kmいつもの歩き方でタイムを計っておきましょう
 ■■実際に練習しつつ修得
 1.下半身の使い方
 2.上半身の使い方
 3.歩く速度
 4.ダメージを少なくするために
 5.呼吸法
 ■■もう一度0.5kmタイムを計ってみましょう
 ■■いろんな話をします
 ●ダイエットとして
 1.18kg痩せた方法
 2.食事面でやったこと
 3.食事面での4つの原則
 4.筋トレはどうなのか
 5.リバウンドしないための方法
 6.楽しまなければいけない理由
 ●健康として
 1.健康に良いウォーキングと健康に悪いウォーキング
 2.有酸素運動と無酸素運動
 3.代謝の仕組み、自律神経、免疫とホルモンなど
 ■■分かる範囲で質問にお答えします
 ■■5kmウォーキングしてタイムを計りましょう
   (ここはパスしても結構です)
 ■■一緒に食事しましょう
■参加費 無料
■雨天中止
■持ち物等 歩きやすい格好でご参加下さい。
 タイムはご自身で計っていただきたいので、秒針つきの時計をお持ちください
■5kmウォーキングにご参加いただいた場合には、完歩証を差し上げます。
■コメントをいただければと思います