雲の見分け方

雲シリーズ第三弾

雲の出来方や仕組みは、まだまだいっぱい書いてあったのですが
理解するのにかなり時間がかかりそうなので
一旦、すっと飛ばして後回し。
雲の種類分けの話に入っていきます。

十種類
雲は10種類しかありません。
便利です

世界気象機関が決めている十種雲形
権威ありますね
世界中が雲は10種類ということです。

「巻雲(けんうん)」「巻積雲(けんせきうん)」「巻層雲(けんそううん)」「高積雲(こうせきうん)」「高層雲(こうそううん)」「積乱雲(せきらんうん)」「乱層雲(らんそううん)」「積雲(せきうん)」「層積雲(そうせきうん)」「層雲(そううん)」

まずいっ
付いていけそうにない。
そういう時は、この表は見なかったことにしましょう。

でも、良く良く見ると
何か組み合わせなんだなと分かってきます。
「積」「層」「巻」「高」「乱」の5つの漢字しか出てきません。

まずは、「積」と「層」を覚えちゃいましょう
積、は団子のように固まった雲。積み重なっている訳ですね
層、横に平べったい雲。地層の層ですもんね。

次に、「巻」と「高」
巻、は無茶苦茶高いところにある雲
高、はそこそこ高いところにある雲
低いところにある雲には何にも付きません。
高、と書いても一番高い訳じゃないのはフェイントでしょうか

すごく高い団子→巻積雲
すごく高い平ら→巻層雲
高い団子→高積雲
高い平ら→高層雲
低い団子→積雲
低い平ら→層雲

あら簡単
もう、6個覚えちゃいました。

次に「乱」雨を降らせる雲です。
雨を降らせる団子→積乱雲
雨を降らせる平ら→乱層雲
微妙に順番が違っておりますが
層乱雲とか言っちゃっても、怒ってくる人はいないでしょう。

これで天気予報も出来ちゃいますね
気象予報士になった気分です。

あと、巻雲と層積雲を加えて10個
いやあ、意外に簡単でした。

こらこら、最後の二つは何なのよ?
はい、都合が悪くなると、素通りです。

絵で理解しましょう
グッと分かりやすくなりますよ。

雲の見分け方
名前が分かれば今度はもう少し詳しく、見分け方になりますね。
「雲を愛する技術」ではYesNoチャートで見分け方を書いてくれています。
こういうチャートがあれば、昔から必ずやってました。

永久保存版です
おそらく、今後雲を見分けようという時、何度もこのチャートを見返すことになるでしょう。

一つずつ参りましょう。

まずはでっかいモクモクした雲からです。

雷があれば積乱雲。これは明白
そうじゃなくてモクモクの場合
雲のてっぺんの一部が毛羽だっていれば積乱雲
そうじゃなきゃ積雲
毛羽だっているというのがいまいち分かりませんが
雨が降るかどうかの境目なのでこれからいっぱい見て、経験を「積」む必要がありそうです。
積雲だけにね

モクモクじゃない場合
層雲シリーズに入っていきましょう

ベターッと空一面に広がっている雲の場合
太陽がくっきり見えれば、巻層雲
ほの暗い灰色のシート状の雲なら、高層雲
より濃密で、雨を伴うなら、乱層雲
そうでなければ、層雲

シート状でない場合

白くて小さな束だったり、繊維状の雲なら、巻雲
そうじゃないと、塊が連続する、こぶこぶって感じの雲になりますが
その一つずつの雲の大きさが問題になります

指一本の幅より小さければ、巻積雲
指一本より大きいけど、拳より小さければ、高積雲
それより大きければ、層積雲

あとはもう数を重ねて経験ですね

このあとも、より詳しく少しずつ説明していきますからね

索引はこちら
[雲]シリーズはこちら(少し下げてね)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です