[昭和歌謡]68 襟裳岬

昭和ヒット曲全147曲の真実シリーズです。

襟裳岬
森進一
作詞 岡本おさみ 作曲 吉田拓郎
(1973年)

♪北の街ではもう 悲しみを暖炉で
燃やしはじめてるらしい
理由のわからないことで 悩んでいるうち
老いぼれてしまうから
黙りとおした 歳月を
ひろい集めて 暖めあおう
襟裳の春は 何もない春です

嬉しかったなあ
岡本おさみと吉田拓郎のコンビです。
「旅の宿」
♪浴衣の君はすすきのかんざし
「祭りのあと」
♪祭りのあとの淋しさが
いやでもやってくるのなら
祭りのあとの淋しさは
たとえば女でまぎらわし
もう帰ろう、もう帰ってしまおう
寝静まった街を抜けて
人を怨むも恥ずかしく
人をほめるも恥ずかしく
なんのために憎むのか
なんの怨みで憎むのか
もう眠ろう、もう眠ってしまおう
臥待月の出るまでは
「落陽」
♪みやげにもらったサイコロふたつ
手の中でふれば
また振り出しに戻る旅に 陽が沈んでゆく

こんな歌詞を書ける人がいるのかと仰天した。
何度も繰り返し歌った。
もちろん、あの独特な歌詞を歌詞とも思わない拓郎の曲があってのこと。

そして

森進一?
あの森進一か

ああ
森進一史上、最高の森進一だ
しかも明らかに拓郎だ
レコード大賞?

これはひょっとしてこういう事ではなかろうか
吉田拓郎がレコード大賞

襟裳の春は何もない春です。

実際に岡本おさみが襟裳岬を訪れた時
何もないけどお茶でも、と、とても温かいもてなしをしてくれた。
感謝のお返しの歌詞
最高の歌詞です。

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