[赤穂浪士]6 大高源吾は有名芸能人

赤穂浪士シリーズ6人目です

大高源吾
表門組 玄関固め 膳番元方・腰物方・金奉行 32歳

有名人という意味では、特に当時は、堀部安兵衛に次ぐ有名人。
俳句で有名なんです。

「子葉(しよう)」という俳号で、本を2冊を出しています。

何と言っても、元禄文化の頃ですから
芭蕉を中心にして、俳句が大フィーバー。

四十七士にも、俳諧三羽がらすといって
「子葉」「涓泉(けんせん)」萱野三平、「竹平(ちくへい)」神崎与五郎

でもやっぱり子葉が有名かな

茶道でも有名で、そんなこんなで人脈が広い。

12月14日に吉良上野介(きらこうずけのすけ)の屋敷でお茶会がある、
という貴重な情報を入手した一人
お茶会の情報なら任せとけ

平安時代から続く名門である大高家に生まれます。
さすが文化人。
おなじ赤穂義士である小野寺幸右衛門とは兄弟で
小野寺十内、岡野金右衛門とは親戚。

神文返し
人間として一味違うので、大石内蔵助からの信頼はとても厚かった。

貝賀弥左衛門とともに、神文返しという重要な役目をおおせつかります。

一旦、赤穂の武士たちは、大石内蔵助の指示に全て従いますという誓約書(神文)を提出しています。

御家再興の道が絶たれた時点で、討ち入りに一本化
となると、完全に自分達は切腹決定になるので、
空気に流されるのではなく本当にやる気のあるものにだけ限定したい。

ひとつ芝居を打ってくれ

内蔵助殿が申すには、御家再興を願っていたけれど完全にその望みは絶たれた。
そこで、計画は取り止める。
それぞれも、勝手次第に致してください。
このため、この神文はお返しします。

その時、なんだとおっ、内蔵助の腑抜けがっ
と怒り出した人にだけ

実はさっきの嘘!
と本当の計画を切り出す。

宝井其角(たからい きかく)という俳句では超有名人と、
討ち入り前日に街で偶然に出会った。

宝井其角
年の瀬や 水の流れと 人の身は

さすがですね。
このクラスになりますと、こんにちは、というかわりに
俳句で話しかけます。

子葉
あしたまたるる その宝船

すかさず大高源吾も下の句で返します。

あれれ、あしたまたるるはまずいんじゃないの?

大高源吾ってそんな繊細な人ではあるんだけど、体は四十七士で一番でかい

吉良上野介の屋敷へ一番乗りしたのは大高源吾です。
塀を乗り越えた。
薙刀(なぎなた)のような長太刀で戦いました。

辞世の句
梅で香む茶屋もあるべし死出の山

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