姫路城レポートの続き

姫路城レポート
の続きです。

天守閣
さあ、次はいよいよ天守閣だっ

あれっ?

天守閣まで、2時間待ちになっておりますーっ

ええっ
入口で30分も待ったのに、中でも待つなんて、全くの予想外。
2時間って何よ
最初に言ってくれれば、西の丸より先に天守閣に来たのに。

でも、すぐ横よ天守閣
いくらなんでも、どうやって2時間かかるよ
絶対オーバーに言っているに違いない。
ほとんどの関西人はオーバーに言いますからね

並び始めたのが10:50

いの門、ろの門、といろは順に門を辿っていく訳ですが
全ての門の前がこの状態

早い話がずっと繋がっております。
先で入場制限しているのか
どどっと進んではピタッと止まり、の繰り返し。

ただ、ずっと天守閣が見えておりますので、
ただ退屈な訳ではありません。

石垣の石が何であるかとか、積み方は、秀吉が作った時代はどうで、池田輝政の時はどうだとか

瓦の家紋は、ええっとこれはどの藩主の時だっけ
西の丸の展示でいっぱい見たけど多すぎて分からん。

途中、瓦に十字が書かれているものがあって
黒田官兵衛がキリシタンだったからじゃないか、という説もあったんだけど
時期的にあり得ないようです。

あっ、姥が石

これ、子供の頃に来たときに覚えてます。
秀吉が城を作るとき、石垣の石が足りなくて困っていた。
庶民のお婆ちゃんが、使っていた石臼をどうぞ使ってくださいと差し出した。
心温まる良いお話です。

近づいて来ました。

いやあ、昨日頑張って予習して、色んなネタを頭に叩き込んだおかげで
何とか行列している間もネタギレせずに持ちました。

ようやく着きました。
12:05。
1時間15分
ほらね。関西人はオーバー
大袈裟に言って盛り上げようというむしろサービス精神

地下も含めて、7階建て。
外から見ると5重なんですが、2階になっているところもありますので。
ちなみに、再建されたりとかじゃなく、そのまま残っている天守閣は
12個しかないんですが、その中では姫路城が一番高い。
当然ですね。世界遺産ですから。

とても急な階段を登り、1階へ、2階へ

くぎ隠し

槍置き

外から三角に見える千鳥破風(ちどりはふ)って内側は部屋になっているのね

3階で
ええーっ、嘘でしょう。

ここへ来て、また行列

理屈で言うと、上の階の方が小さくなっているから込み合うわけですね。
ピタッと動かなくなりました。

ようやく4階
5階への階段前で長蛇の列
うひょー、毎階なのね

結局最上階に登れたのは、
12:35
並び始めてから、1時間45分。

結論
関西人は、ちょっとしかオーバーに言いません。




城主は全て見渡せて、気持ち良かったろうなあ。
これが、俺の城下町だっ

備前丸
池田輝政が藩主の時、殿様の住む場所として作られた、いわゆる本丸
池田一族で、岡山藩や鳥取藩を治めた事もあって
特に、備前丸と呼ばれるようになりました。

今、建物は残っておらず、広ーい空き地になっています。
ここから眺める天守閣は、真ん前なのでど迫力


一時期、平成の大改修後に、白すぎると話題になりましたが
今は、若干くすんだのかな。ちょうど良い感じです。

お菊の井戸
出ました、播州皿屋敷、お菊の井戸

とても美人だったお菊
青山鉄山という藩士が、
女中のお菊という絶世の美女を我が物にしようと口説いた

嫌でございます。

何をっ

可愛さ余って憎さ百倍
お菊に預けてある超高価な10枚セットの皿の一枚を隠した

お客様が来られるので、10枚並べるように

なにっ一枚足りないとな
さては盗んだな

滅相もない、そのような事は絶対ございません。

ええい、このごに及んで、わしに口答えするつもりか
折檻の上、井戸にドボン

それ以来、毎晩、井戸からお菊の亡霊が出て、
恨めしそうな声で「一枚、にまああい」
九枚まで数え終わると「ヒヒヒヒヒ」

鉄山は狂い死にするというお話。

ようく耳を済ますと、この井戸から聞こえて来ます。
いちまーい、にまーい
きっとね

落語の皿屋敷では、続きがある

噂が噂を呼んで、幽霊を見てみたいと
お菊井戸の周りに、人が詰めかける

丑三時にいちまーい、にまーいが始まると
やんやの大喝采

もともと器量よしだったことも手伝って
人気はうなぎ登り
そうなると、お菊本人も嬉しくなってきて
関西人のサービス精神が目を覚ます。
お客さんとのやり取りもさまになってきた。

そんなある日、
いつものように、はちまーい、きゅうまーい

じゅうまーい、じゅういちまーい

えええっ

いやあ、明日休みをもらいたいんでね
明日の分まで数えとくのよ

鯱(しゃちほこ)
しゃちほこが時代別に並んでいました。



さあ、ここに令和時代が並ぶのかなあ

ああ、面白かった
お腹空いたあ
姫路名物のおでんを食べよう。

そして、そのあと
父さんお勧めの、好古園
武家屋敷跡に作られた日本庭園のテーマパーク

続きは明日ね

どこ行こう、そうだ!おでかけマップ

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