姫路城レポート

10連休後半。
くうちゃんも小康状態なので
兵庫県の実家に戻ってきています。

実家から行ける観光地
色々行きましたが
萬を持して超大物

姫路城
私、兵庫県加古川市の市民としては
姫路城は心のふるさと。

何度か来ています。
最後に来たときは、中学生だったかな

歴史に興味を持ってからは初めて。

歴史を色々調べていると
あちこちで姫路城や姫路藩の事を目にします。
今回予習して初めて分かりました。

姫路城は城主がころっころ変わっている。
それも、戦略上の要所であるゆえに
大物揃い。
役者揃い。

まずは、ざっと主な藩主とエピソードを過去のブログのリンクと合わせて。
小寺則職(こでらのりもと)・・・播州皿屋敷のお菊
黒田官兵衛(孝高)
豊臣秀吉
木下家定・・・宮本武蔵の妖怪退治
本多忠政・・・本多忠刻(ただとき)へ千姫の再嫁
池田輝政・・・今の規模の姫路城を作った超大物
榊原忠次・・・お夏清十郎の悲恋
榊原政岑(まさみね)・・・高尾太夫の身請け
酒井忠以(ただざね)・・・弟、酒井抱一と一流芸術家

こりゃどうやっても、紙面が足りないので
まずは、姫路城へ行ってきたレポートをして
それぞれの歴史エピソードについては、姫路城シリーズとして分けていきます。

姫路城へ
この7月で90歳になる父さんと出発

JR姫路を降りて、姫路城へ

マンホールも世界遺産級


あっ!この辺じゃない?
ちょっと探してみて良い?
何かというと、鼻の手術をしたお医者さん

小さいときからずっと鼻が悪くて苦労した。
西日本で一番腕が良いというお医者さんで手術
中学だったか高校だったか記憶が曖昧だけど、
夏休みをフルに使って手術。

手術後、毎日ベッドの上で飽きて飽きて
鼻が悪いだけだから、体はいたって元気。
外出は出来ず、唯一の気晴らしは屋上
暇さえあれば屋上に行った。
綺麗に姫路城が見えるんですよ。
退院したら、姫路城に行きたいなあ
私にとって姫路城は特別の場所です。

そして、退院後
今思い出しても込み上げるものがある
母さんの、常識じゃ考えられない、献身的な行動

あっ、あったぁ
ここや。思い出した。藤森さんや。まだあったんか。

ここや。この駐車場。昔屋根があってな。
ゆうても吹きっさらしで、極寒の中
母さんが、自作の布団丸めた寝袋で、毎週泊まってくれた。

話が長くなるので、詳しくはこっちを見てね
うちの母さんこんな人

姫路城
30分待ちになります。

うひょー
まさかっ。
子供の頃の記憶では、混んでる姫路城なんて見た事ない
世界遺産登録されたからなのか
10連休だからなのか

並んで暇な時は、昨日必死で調べて頭に叩き込んだ知識が役に立ちます。

一番上の屋根がこうカーブしてるやろ
あれが唐破風(からはふ)
次、三角やん、千鳥破風(ちどりはふ)
その下は三角が2つやろ
比翼千鳥破風(ひよくちどりはふ)
比翼ってどういうことかというと
中国の想像上の動物で、頭が2つ、羽が2つずつで胴体がひとつの鳥
例えば、さっきのお夏清十郎を二人一緒に弔った塚は、比翼塚

ちなみに以下はネットからの引用の、名古屋城の破風の解説です。

緑が、唐破風。青が、千鳥破風(これは特に大きいから大千鳥破風)。赤が比翼千鳥破風。

姫路城
上から、唐破風、千鳥破風、比翼千鳥破風、唐破風の順です

ようやく、入場券売り場へ
好古園との共通券だと1040円
好古園というのは、父さんが一回行ってお勧めの、日本庭園のテーマパーク
共通券2枚でお願いします。

どう回る?
西の丸からかなあ

西の丸というのは、一般的に言うと、
本丸が殿様がいるところなのに対し
西の丸は、世嗣(せし=お世継ぎ)ないしは、引退後のお殿様のいる場所

姫路城に関して言えば
何と言っても千姫の住んだ場所
徳川家康の孫。とっても美人の千姫
本多忠刻(ただとき)の嫁に入る

豊臣秀吉の息子、秀頼の嫁となった千姫
要は人質ですね。
でも、秀頼の事を愛した。
実家と、夫の大阪夏の陣

私は秀頼様と共に

お前だけでも生きてくれ

秀頼自決、千姫救出

その千姫の再婚先が、本多忠刻
姫路城なのです。

あら、イケメン

姫路城での解説だと
千姫の方が、本多忠刻を見初めたということです。
秀頼との悲劇の後なので、引きずっているのを無理矢理再婚させられたのかと思っていたから
ちょっとほっとしました。
考えてみればそうですね
引きずるのは男性で、女性は常に前向き。
元の男性の事はスパッと忘れる特技を持っています。
本多忠刻と、超ラブラブになります。

榊原政岑が、今のに換算して億の金を出して身請けした吉原の高尾太夫も
西の丸に住んだんじゃ無かったかと思うのですが、高の字も出てきません。

数々の役者揃いで
誰が一番人気だろう
秀吉、黒田官兵衛、池田輝政、千姫の順かな、と思っておりましたら
とんでもありません。
圧倒的に千姫でしたね

千姫ぼたん園とか、千姫着物展とか
それ、千姫関係ないでしょ、って思うものにも、全部千姫が付いている。
次は、何と播州皿屋敷のお菊
播州皿せんべいとかね。
秀吉?大阪城でしょ、って感じ。
やっぱり、女性中心で世の中回っとります。

百間廊下

西の丸の周りを延々と廊下が続きます。

嬉しかったのは、それぞれの藩主の時代がパネルになり
その藩主の家の家紋付の瓦と共に細かく解説されている事
これこれ、これが見たかったのよ

木組や石垣、瓦、漆喰等の話もいっぱいあったんだけど
きりがないので、ここでは一旦省略ね

そして、長局(ながのつぼね)
大奥の女中たちが暮らしていた場所

相部屋です。相部屋で一生は辛いなあ

そして、化粧櫓(やぐら)

千姫のいた場所です。
化粧料(持参金)の10万石から建設
さすが、家康の孫、すごい化粧です。塗りたくれます。

いたーっ、千姫
奥の方にポツンと一人。

西の丸だけでこんなに紙面がいっちゃいました。
続きは明日ね。

どこ行こう、そうだ!おでかけマップ

姫路城レポート」への2件のフィードバック

  1. ピンバック: 姫路城レポートの続き | でーこんのあちこちコラム

  2. ピンバック: 姫路城レポート、続きの続き。好古園、値打ちあったねえ | でーこんのあちこちコラム

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です