[明治]岩倉具視。やっぱりちょんまげ切るね

明治シリーズ
三条実美を話しましたので
タッグを組んで頑張った、お公家さん代表、岩倉具視(いわくらともみ)と参りましょう

岩倉具視

出ました。500円札おじさん
2種類あるんですって
B札

C札

私の記憶は圧倒的にC札

岩倉具視は、中級公家の堀河家の出身
岩倉家に養子に入るが岩倉家とてあまり変わりはない
貧乏生活が続く。

関白・鷹司政通へ歌道入門するが、ここから飛躍していく。

大きく浮いたり沈んだりを繰り返すが、公家の中では最も中心になって尊皇、倒幕運動に関わっていく

明治維新
明治維新のありとあらゆる改革に関わっていく。
公家としての格は三条実美に敵わないので、三条実美の上に立つことは最後までなかったけど
実質トップと言って良い

議定、副総裁、輔相、右大臣と色んな名前に変わるが
常に実質トップは変わらない

岩倉使節団
やはり一番大きいのは、岩倉使節団
この写真は何度も見ます

左から、木戸孝允、山口尚芳、岩倉具視、伊藤博文、大久保利通
超大物ばかり

真ん中の岩倉具視だけがちょんまげ姿の異様さは際立っています。

明治4年から明治6年まで。
一番大事な時期にこれほどごそっと中心人物がいなくなるって
よくもまあ大胆な決断をしたもんだなあと思います。

ただ、お陰で留守組は自分達で学制改革、税制改革、徴兵制などを手掛けて
急成長し実力をつけます

留守組トップは三条実美、続いて西郷隆盛、大隈重信、井上馨、そして渋沢栄一

少し前に断髪令が出ています。
ちょんまげを切っても良いよ
切りなさいではなく、義務だったのを解除

岩倉具視は断固拒否
日本人の誇りだ、切ってたまるか

アメリカを皮切りに、ヨーロッパも回るんだけど
外人さんたちは、ちょんまげなんて見たことないので
岩倉具視は一番人気でほくほく

ところが
息子も連れていっていたんだけど
息子が
お父さん、バカにされてるよ

えっ、そうだったのか
慌てて、シカゴの散髪屋さんで切ります。

一番の目的は、不平等条約の交渉
アメリカに渡ってすぐにビックリ仰天

チョコレートやビスケットといった食品までも工場で大量生産しているのをみて
こりゃもう話にならん
早々と交渉は諦めて方針転換

条約の更新ですが
我々、視察させてもらって勉強し、近代化しようと思っておりますので
延期してもらっていいでしょうか

延期を取り付けるのに精一杯

特に岩倉具視は、鉄道に驚き
帰ってから、特に鉄道の立ち上げに尽力することになります。

征韓論
日本に帰ってみると、留守組、西郷隆盛の征韓論で盛り上がっちゃってます

諸国を回って大きくショックを受けた使節団組は
今戦争?とんでもない
全然やるべきことがちがう

岩倉具視と西郷隆盛が大喧嘩
一旦正式に西郷隆盛の方が勝利を納めたのに
三条実美が、二人の喧嘩の板挟みになって、ノイローゼになり、ちょっと休憩
じゃあ私が代理を勤めますと宣言し
天皇に直接かけあって
正式に決まったはずの結論をひっくり返しちゃった

西郷隆盛はやっとれんと、下野
西南戦争へと続いていきます。

公家としては、三条実美と岩倉具視だけが特別に能力を備えていた
18年もの長期公家政権も
岩倉具視の死とともに終焉を迎えます。

[歴史]シリーズはこちら(少し下げてね)

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