体温と免疫の関係

体温を調整しているのが、自律神経。
体の基礎の基礎的役割には、間違いなく自律神経が顔を出します。

体温が保たれる、即ち、体が温かくなるのは、筋肉が動いて、エネルギーが消費され、その引き換えに熱が出るからです。

交感神経が優位になりすぎると
交感神経が優位な状態では、血管が収縮するので、血液の流れが悪くなり、体温が下がってしまいます。
夜遅くまで仕事したり、無理な生き方をしていると要注意です。

副交感神経が優位になりすぎると
じゃあ、楽な生活をして、副交感神経を優位にすると、体温は大丈夫かと言うと、残念ながらそうはなりません。
筋肉がそもそも動かないからです。
血管は広がりすぎると、また、血流が悪くなるそうです。

適正な体温
体の中っかわの体温を深度体温と言うそうですが、37.2度がベストです。
我々が計る表面の方の体温は、36.2~37度です。

交感神経と副交感神経のバランスが、白血球内の顆粒球とリンパ球の割合を決めると言いましたが、
リンパ球の割合が30%を下回る(交感神経優位)と体温が36度以下の低体温になり、
逆に50%を超える(副交感神経優位)と又、体温は下がって36度以下になります。

なぜ低体温はだめなのか
熱は、代謝によってエネルギーが作り出される行為によって出てきます。
よって結果です。
でも、代謝は、一定の熱がないと効率が上がらないのです。
燃えたらあったかくなるけど、あったかくないと燃えないってことです。

ここだけ見ても悪循環になるのが分かりますね。

症状として低体温でまず現れるのが、疲れやすさです。
そうすると、すぐに横になりたくなる。
動かないから、筋肉からの発熱がなく、また低体温になる。
悪循環です。

顆粒球とリンパ球は、お互いに専門分野を別にしつつ外敵と戦います。
顆粒球は細菌等の比較的でっかい敵。
リンパ球はウィルス等の比較的小さな敵。
ただ、基本、毒をもって毒を制すな訳で、微妙なバランスを超えると毒が自分自身も傷つけてしまいます。

どちらの方向でバランスがくずれても低体温になりますから、
我々とすれば、体温を計って低体温になっていないかチェックすると、もっとも手軽なバランスチェックになります。

もし、低体温になっていれば、自律神経が偏っています。
生活を見直し、バランスを整えれば、体温も上がっていくのです。

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