[迷信]13 暗いところで本を読むと目が悪くなる

暗いところで本を読むと目が悪くなる
何度も言われた気がします。

私もそう思っているし
「迷信」というより「常識」に近い気がします。

見えにくいからと顔を近づければ目は疲れるし、
目をこらして文字を読めばなおさら視力が下がるのでは?

目が悪くなる原因には大きく分けて2つある。
ひとつは近くを見すぎたことでふくらんだ凸レンズの水晶体が
一時的に元に戻らなくなっている屈折性近視。

これは、遠くを見るなどして目の回りの緊張を解くことで
視力を回復させることができる。

もうひとつは軸性近視といって、
眼球の奥行が伸びて焦点が合わせられなくなることで起こる。
人間は生まれたときは遠視で、近くのものをはっきりと見ることができないのだが、
成長とともに眼球が伸びていくことで近くにもピントが合うようになっいく

しかし必要以上に眼球の奥行が長くなり、近視になってしまう。

一度楕円形に伸びた眼球はもとのように丸く戻すことはできないため、
軸性近視になると視力の回復は望めない。

現在の日本では子供の近視が大きな問題になっていて、
小学生の3人に1人の視力が1.0未満だという。

また、京都市にある小学校で、
新型コロナによる一斉休校」が明けた2020年以降に行われた視力検査では、
児童の2%の視力が0.7未満となっていて、前年度よりも6ポイントも増加していたのだ。

自粛期間中に、子供たちがスマホやゲームに夢中になっていたことと無関係ではないだろう。
また、長い時間家の中に閉じこもっていたこともひとつの原因だと考えられる。

というのも、最近の研究で視力の低下と太陽光不足がわかってきたからだ。

慶応大学医学部の眼窩学(がんかがく)教室研究チームによると、
目には近視を抑制する遺伝子があって、これを活性化させると
視力の低下を抑えられるのだという。

そのカギとなるのが、太陽光に含まれる「バイオレットライト」だ。
昔から、屋外で過ごす時間が長い人ほど視力が良いということはわかっていたのだが、
その原因は突き止められていなかった。

この長年の疑問を解明したのがバイオレットライトで、
この光をたくさん浴びることで 「EGRI」とい
遺伝子が働き、ピントを調節している眼軸長が伸びるのを防ぐと考えられている。

バイオレットライトは、UVカット効果のあるレンズや窓ガラスでカットされてしまうので、
たくさん浴びるためには2時間以上屋外に出ることが推奨されている。

とはいえ、太陽光には目に有害な紫外線も含まれている。
そこで、最近では紫外線をカットしながらバイオレットライトを透過する
メガネレンズも登場している。

目の疲れとバイオレットライト不足のダブルパンチにならないよう、
晴れた日には外に出て目を休ませましょう。

最近どんどん目が悪くなってきています。
原因は分かっているんですけどね
暗いところで本を読んだわけでもなく
上の二つの原因でもないでしょう

加齢

恐ろしいです。加齢ってやつは

[迷信]シリーズはこちら(少し下げてね)

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