[桜]緑色した桜の花

「桜の科学」という本から
毎年、桜の時期だけちょっとずつ紹介しています

花の色
桜と言えば染井吉野(ソメイヨシノ)をイメージしますが
桜の種類はもっともっといっぱいあって、
実は色んな種類が一年中咲いている

色は薄ピンクをメインにしつつ濃淡色々あって
その中でも異色を放つのが緑色の桜

数年前、Tさんとウォーキングイベントの下見で
芝離宮恩賜庭園を訪れたとき
入口で「今ぎょいこうが綺麗に咲いていますよ」

それ何ですか?

花が緑色した桜です

えええっ

実に見事でした
その時の写真が見当たらなかったので、ネットから拝借

御衣黄(ぎょいこう)と書きます

さらに、桜の科学の本からも

緑色の桜にはもう一種類あって、鬱金(うこん)

葉っぱが緑色なのは当然として、花が緑色ってどういう事なんでしょう

緑色ということは、そこで光合成をしているということになります。

大きく言うと、花は花弁と萼片(がくべん)

ガクは基本的には光合成をする緑色

ガクアジサイのように、ガクの方が目立って見えているものもある

鬱金や御衣黄の場合、見えているのは花弁
こっちは花弁がガク的になっちゃっている
鬱金よりも御衣黄の方がガク的割合が強いのでより緑色

ハナミズキは花のように見えているのはガク
これらは、ガクでありながら花弁的になっちゃっているから
緑色ではない

ハナミズキの花はっていうと、真ん中のこちょこちょっとしたのが花
緑色ですね
って事は
ハナミズキはガクが花的になって、花がガク的になっているって事ね
恐るべしハナミズキ

[植物]シリーズはこちら(少し下げてね)

[桜]緑色した桜の花」への1件のフィードバック

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