昔、道はどこをどう通っていたのだろう
誰がどういう思いで、その道を通ったのだろう
宮田太郎さん
古街道研究家
「街道で読み解く日本史」
「鎌倉街道伝説」
の2つの本を読んだ
古街道を見つける
古街道を意識して生活はしていない。
ただ、そんなこと言ったら、歴史ということ自体の意味合いが分からなくなる
ああここで、あの人がこんなことを。
今、ウォーキングでいろんな場所に行き、思いをはせる
どんどん、繋がっていって、面白味が増してきた。
道というキーワードで、強烈にロマンを追い求めている人がいた。
宮田太郎さんの情熱ってなんだろう
古街道から歴史を掘り起こし
いや、行政や自治体に働きかけて、文字通り、街道自体を掘り起こしてしまう。
共に歩く
ウォーキング同好会で、宮田太郎さんをお招きし
教えていただきながら、現場を歩く企画をたてました
5/8(日) 小田急線 鶴川駅北口改札前に9:30集合
町田市を歩いて
実際に、ここがほら、昔街道だったんですよ
街道の見つけ方はね
と、詳しく教えていただきます。
興味のある方はご連絡下さい。
ご一緒しましょう。
古街道の見つけかた
例えば、今回は、鎌倉街道で教えていただくんですが
まず、文献から、こういう道があると推定
鎌倉街道だと主なものは、山ノ道、上ノ道、中ノ道、下ノ道、あと早ノ道
新旧2つの地図を用意します。
一つは今の地図
二つ目は明治の頃の地図
「明治時代の二万分の一地形図」というのが、図書館などでコピーできるんですって。
複数の伝承から仮の線を明治の方の地図に線引き
同様の線を今の方にも書き入れる
両方見比べて、一部残存しているか確認
緑地などが残っていれば、そこに鎌倉街道跡が発見できる可能性がある
で
現地に行く
あっ、ここ、線引いたとこ、そのまま、窪んでるじゃない。
発見したときは興奮するでしょうね
こういうことをして、地道に線を引き続けるているのが、宮田太郎さん。
ここはってところは、調査棒を差し込んで、止まるとこまで計り
下はこういう風になっているんだなと
もっと、ここは、ってところは自治体に働きかけて
ここは鎌倉街道が、こう、走っていたはずなんです
発掘しませんか。
実際に町田市立総合運動公園の建設予定地であることが分かり、
造成前に発掘調査をしてもらえたんですって。
宮田さんの情熱が行政を動かした。
発掘したときの写真が出ていますが、
きれいに道になっている。
等間隔に、小穴と言われる穴が開いている
すごいっ、ものすごく広い道
もちろん、上ノ道という言葉すら今回初めて知った、私のようなドしろうとは
複数の伝承を元に仮の線を引いてみましょう、などができるはずもなく
宮田さんのような専門家が地道に発見した場所を見せてもらい
おおおーっ、これがっ
という「興奮」のところだけ、かいつまむという
お手軽、かつ、失礼きわまりない企画を立てたという訳です。
快く了解いただきました
実際には、うちのウォーキング同好会のメンバーが
交渉から何から全部やってくれたんですけどね
何とか、当日、晴れてほしい