八百屋お七は、哀しき16歳

前回、振袖火事の話をしました。
哀しき16歳。

そちらは作り話っぽいのですが、
お七の方は実在。

つながった
元々は、ウォーキング同好会の皇居のイベントについて調べていたことから。

江戸城の天守閣ってかなり早い段階(4代将軍家綱の時)で焼け落ち、あえて再建しなかった。
明歴の大火。
この大火については、色々資料をあたった。

もうすぐ行う東海道を日本橋から歩くイベント。
一回目で行けるかどうかは分からないけど、鈴ヶ森刑場。
江戸時代に罪人が処刑された場所。

調べると、丸橋忠弥。由井正雪の乱というクーデターの江戸での主犯。
へえ、そうなんだ。
その時、読んだ資料では、その他にも有名人では、八百屋お七や・・・
その時は、そういう人もいたのね、程度。

忘れてしまっていましたが、別の本を読んでいると、八百屋お七の話が出てきた。
そういうと、この人鈴ヶ森だった。

つながった。

その本には、振袖火事の話ものっていた。
16歳の女の子。
えっ、これが明歴の大火なの?

つながった。

あれれ。
さっきの八百屋お七の火事も16歳の女の子だった。

今度は、両方から真ん中で、
火事と16歳の女の子という2つのキーワードで
つながった。

東京をウォーキングし始めて、一年になる。
最近、いろんなことが、どんどんつながり始めた。
点ではない。
ウォーキングは、道なので、線。
だからつながる。

さらに、歴史という軸は3次元でものごとをつなげてくれる。
イベントも20回を超えた。

最初の頃に行った、隅田川テラスと築地
去年の冬に行った明石町や佃島。

皇居の時からはまった、文明開化での「ツキジホテル」でその2つのイベントが
つながった。

面白い。

おっと、忘れておりました。
八百屋お七でした。

八百屋お七
前回の振袖火事って、色んな資料を読んだけど、少しずつしか違わない。
でも、この八百屋お七はかなり違う。

実話だから、逆にそうなるのか

実は、実話として分かっているのは、
16歳の女性が、火あぶりの刑で処刑されたという事実だけ。

そのことを元に、井原西鶴の、好色五人女をはじめとして
少なくとも3つの物語として描かれる
そして、人気を不動にしたのが、歌舞伎
はたまた、浄瑠璃

本当は八百屋だったかどうかも不明。
物語だと、お七は放火するのだけど
歌舞伎では、放火すらしていない。
火の見やぐらに登って半鐘をたたくだけ。

共通するのは、恋い焦がれた美少年に会いたい一心。
相手の名前さえ、実は様々なのです。

ややっこしいので、
お許しをいただいて、一番メジャーな話を元に、
でーこん流のストーリーにしちゃいましょう。

そうそう、
前回のコメントで、犯罪者を美談にしちゃだめというのがありました。
全くおっしゃる通り。
あくまでも、物語としてのみ、お楽しみください。

八百屋お七は
八百屋お七は、超美人
お七が通ると歯磨きの粉を挽く臼の縁を叩いてはやしたてたという、川柳が残っているくらい。

1682年、12月28日
駒込片町の大円寺から出火。
火は翌日まで燃えさかり、お七の家も焼け落ちた。
仕方なく、家族は菩提寺円乗寺に身を寄せた。

そこに、寺小姓として、2歳歳上の小野川吉三郎がいた。
2人は目を合わせただけで、ときめきを感じた。

ある時、お七は、吉三郎の小指に刺さったトゲを抜いてやる

これは、いけませんね
意識しあっている若い男女。
トゲを抜いちゃあダメでしょう。
予想にたがわず、恋に落ちる。

でも、時は無情。
翌年、1月25日に八百屋の仮店舗が完成。
戻れますよ、良かったですねって。

会いたい
会いたさが募る
文の交換。
でも、やはり会いたい。

そうだ、火事にさえなれば。

自宅の塀に火を放つ。

幸いにして、すぐに見つかり、すぐ消し止められる

お白洲
南町奉行、甲斐庄正親(かいのしょうまさちか)
江戸に火事は影響が大きすぎる
一ヶ月前にいよいよ、放火犯は火炙りの刑と、改められた。

罪状は明らか。
どうしようもない。
あとは、年齢だけ。
今でいう少年法。

奉行は祈るように尋ねる
たしか15歳であったな

いいえ、もう16歳でございます。

処刑
3/18日から開始。
まずは陸さらし。
見せしめ、ということ。
放火犯は全てにおいて扱いが重い。
通常の3倍以上の10日間

役人の一人が桜の小枝を獄衣の襟元に差してやる
お七が少し微笑む

処刑の前日
吉三郎は自殺を図るが、和尚に取り押さえられた。

そんなことをしてどうなる
あなたにはやるべきことがあるのではないか

吉三郎のその後
前回の振り袖火事のとき、とても詳しく、その後について
コメントで教えていただきました。
ぜひそちらをご覧ください

生涯をかけて、供養の日々が続くのです。

八百屋お七は、哀しき16歳」への1件のフィードバック

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