魚には苦労させません

実用寸前のすごい技術、という本を読みました。

いくつか紹介して行きたいと思います。

理系にはめっぽう弱い私ではありますが、
私なりの理解と私なりの言葉で説明させていただくつもりです

好適環境水
魚は苦労している

淡水魚にしたって
海水魚にしたって
周りの水と、自分の血液の浸透圧の違いを
調整しながら生きている

生まれた時からそうなので
特にその事に、苦労やわぁ
と思っている訳じゃないと思いますがね

海水を構成する約60の成分の中から、ナトリウムやカリウムなどが重要だと分かったんですと。
そのわずかな成分だけを水道水に加えたのが、好適環境水

どうなるか

あれっ
何か分からんけどむっちゃ楽

調整に使っていたエネルギーが不要になるから
成長のスピードが1.7倍まで上がるそうです。

コストは激安
今、水族館とかでは人工海水というのを
使っているらしいんだけど、
それと比べると実に1/60

また、土地の安いところにドーンとプールを池を作れる
なんと、淡水魚と海水魚を一緒に育てられるらしい。

埼玉、山梨みたいな海なし県が、フグの名産地になるなんて、全然あり

気になるのがそんな訳の分からん環境で魚食べて大丈夫?
って事だけど
通常の養殖だと病気にならないように、色んな薬品を投与している
でも元々が水道水だと病原菌がいないから、病気にならないんですって
逆に安全ってこと

追加で
追加情報のために色々ぐぐってみたら
結構テレビとかでも取り上げられているんですね

岡山理科大学ってところが開発した技術で
すでに、ふぐとうなぎとマグロを出荷しているみたい

書いてあったので面白かったのは
今、海は漁業権とかあって権利問題がかなり大変らしい。
海水を勝手にくみ上げるのも、NGなんだって。
そういうめんどくささがないって、結構普及に一役買うかも

水そのものの販売は、まだしていないみたいだけど
特許がとれたみたいで
もう安心という事で、逆にそれぞれの成分の量を公開している
ナトリウム大さじ2杯と・・・、みたいな感じでね

家庭でも出来そうですね
味の素とかが、「好適環境水の素」みたいなのを出せば良いのに。

あんまりいいとこだらけで、
ひねくれ者は、何かデメリットあるでしょうと思っちゃいますね

色々読んでると、今は水温を一定にするために苦労しているっぽい。
まだ、現段階では水温が一定でないとうまく行かないんだろうか
さっき山の中でもと言ったけど、最初は、温泉地とかが一番現実的なのかも
地熱を利用して、みたいに書いてあったから。

今一番アピールしているのは、安心安全ってとこでしたね
本来一番のメリットであるはずの価格のアピールまでは
まだいけてないのかも

少なくとも自然の環境に左右されず、
常に安定して出荷できる訳だから
コストが、市場価格より少しでも下回るようになったら
一気に出回るかもね
近大マグロもかなり見るようになってきましたもんね。

気になる
気になることと言えば、性格的なこと。
苦労知らずで育てられた新世代の魚たち。

昔かたぎの魚から

今どきの若い魚と来たら
がまんてーものを知りゃあしねえ
って言われるんだろうな

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です