小林さんは小さな林?いえいえ

今回は林のつく名字

小林さん
小林さんって小さな林があったんでしょう?

普通、そう思いますよね。
そういう、小林さんも絶対いないかと言われると多少いるんだけど
あくまでも少数派。

多数派は「おはやし」に由来する小林さん
漢字で言うと「お囃子」もしくは「小囃子」

神楽などで、楽器を担当する人を「囃し方」という。

お祭りとかでの盛り上げ役。

いよっ、あっぱれあっぱれ

楽器で神様と人とを結び付ける

御林
次に多い由来が、御林。
これも神様がらみ

神は木に宿るとされていたから
聖なる植え込みを御林と呼んだ。

そのまま、御林とすれば良かったんでしょうけど
自分の名前に御を付けるのもなあ
と、小林に字を変えた。

まあ、控えめな。

鎮守の森
林を開墾して、農地にした場合
全てをまっ平らにしちゃうんじゃなく
多少、木を残す。
神様が木に宿るからですね。

そういった残した木は、鎮守の森と言ったりもするけど
古林とも言う。
そのままの古林さんもいるけど
そこから転じての小林さんというケースもある

林さん
じゃあ、林さんは?

林さんも小林さんと似た感じ。

古くは、拝師、と書かれた林さん。

やっぱり盛り上げ役です。

何にも無いところを盛り上げるためには
木を植えるのが一番ってことで
植えたんだけど、
その木がだんだん増えていった。

それを林と呼ぶようになったわけで

囃子、の方が実は早く
その音が林に転じていった。

人をたてる
盛り上げるってことは、人を持ち上げるってことなので
自分は目立っちゃいけなくて
あくまでも謙虚。

林のつく名字の中で
大林さん、中林さんを押さえて
圧倒的に小林さんが多いのは
謙虚さのあらわれなんだという。

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