昭和ヒット曲全147曲の真実、という本を読みました。
むちゃくちゃ楽しい。この本。
1960年から、2015年までのヒットした歌謡曲の色んなエピソードを書いてあります。
最後の椎名佐千子さんの「哀愁・・日本海」だけがなぜか急に新しく
不覚にも知らないのですが
その前の、坂本冬美さんの「また君に恋してる」までの146曲
少なくともさびの部分は、全て歌えるぞっ
ひとつひとつのヒット曲の作られた時のエピソードとか
実に興味深い
橋本テツヤさん恐るべし
いい人やわあ
ひとつひとつ口ずさみながら読んじゃいました。
自分の思い出とかも絡ませながら
シリーズで一曲一曲紹介していきますね
古い順に並んでいて、
最初は、1960年の「アカシアの雨がやむとき」
アカシアの雨がやむとき
西田佐知子
作詞 水木かおる 作曲 藤原秀行
1960年
♪アカシアの雨に打たれて このまま死んでしまいたい
西田佐知子は関口宏の奥さんですね
1960年って、私の産まれた年
なんでまた歌えるんだろう。
♪冷たくなった私を見つけて あの人は涙を流してくれるでしょうか
衝撃的ですね
暗い。実に暗い。
昔は、暗い歌で良いのありましたよね
147曲の中には入っていないんですが
♪時には 母の無い子のように 黙って 海を見つめていたい
♪フランシーヌの場合は あまりにも おばかさん
♪恋人に 振られたの よくある話じゃないか
逆に、ハチのムサシは死んだのさ、が出たときに
あまりの明るさに、こんな明るくていいんかい、と思った覚えがあります。
話を戻して、アカシアの雨がやむとき
安保闘争の真っ只中の時代です。
西田佐知子は、あまりの暗さに、お経みたいで辛気臭いと、
当初は嫌いだったらしい。
あの声に、この歌詞
ピッタリ合ってますよね
大ヒットで代表曲になっちゃいましたよね。
アカシアの雨
そう言われると考えたことも無かったけど
アカシアの雨ってどんな雨なんでしょう。
答でいうと
そんな雨は無い
まあ、そうかもね
作詞者、水木かおるさんの、全くの創作。
急に気になってきましたね
どんな雨?どんな雨?
日本ではニセアカシアの事をアカシアと呼ぶことが多いんだけど
ニセアカシアの花は、桜の花びらのようにひらひら散るのではなく
まっすぐ落ちるんですって
それを雨に例えているんじゃないかと。
そう言われると、今度は
ニセアカシアの花の散るところを見たくなってきました。