藤原朝忠、逢ふことの~、おデブちゃんの恋

逢ふことの 絶えてしなくは なかなかに
人をも身をも 恨みざらまし

もし逢うことが全く無かったら
かえって、つれないあの人を恨んだり
自分の運命を恨んだりはしないだろうに

藤原朝忠
百人一首って、詳しく見ていくと面白いですね
色んな人と色んな人が関係している

この歌、
平兼盛と壬生忠見(みぶのただみ)の人生を分けた
あの、世紀の歌合戦で発表されたもの
藤原朝忠は、7回対戦し、6勝1敗の好成績

第25首
名にしおはば 逢坂山の さねかづら
人に知られで くるよしもがな
の作者 藤原定方の息子です

藤原朝忠はおデブちゃん
どの百人一首にもふっくら体型で描かれている。
昔はとてもよい時代で、歌さえうまければモテモテ
ほお そうなんだ

前の、逢ひ見ての の作者、藤原敦忠の恋人の一人
第38首の、忘らるる の作者、右近もまた
藤原朝忠の恋人

うわあ、いっぱい
狭い世界だって事なんでしょうね

鑑賞
逢ふことの 絶えてしなくは
で、もし全く会えなかったら

なかなかに
がこの歌のポイントですね
音の響きが可愛いです
かえって、という意味

人をも、は、あの人の事を
身をも、は、自分なので、自分の運命を

恨みざらまし、で
恨むことはなかったのに

一言で
ああ、全く会えなかったら良かったのに

恋心ですね
おデブちゃんでも恋心

自分だって、2年前まで立派なおデブちゃんだったくせに
失礼しました。

藤原朝忠、逢ふことの~、おデブちゃんの恋」への1件のフィードバック

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