[仏像の見分け方]大威徳明王

仏像の見分け方シリーズ。
不動明王の取り巻き(五大明王)の3人目、大威徳明王(だいいとくみょうおう)です。

span style=”font-size: 18pt;”>大威徳明王
大威徳明王は西を守ります。

サンスクリットの「ヤマーンタカ」の訳になります。
「ヤマ」即ち閻魔を倒すもの、という意味です
降閻魔尊ともよばれます。

意外です。
閻魔様をやっつけちゃって良いんでしょうか。
地獄へ行くかどうかは「自主判断に任せる!」ってことになります。

五大明王ってやることが大胆ですね。
降三世明王はヒンズー教の最高神シヴァをやっつける。
ヤマ(閻魔)もヒンドゥー教の神様

強いものへの憧れ、っていう事の象徴なんでしょうね
強いものを倒してもっと強くなる。

意外にこういった感じは現代でも人気が復活しています。
ゲームのキャラクターとしてもってこい。
一番強い筈の神をやっつけられるワイルドカードですね。

必然的にご利益は、戦勝祈願
そのためか不動明王以外の五大明王のなかでは珍しく単独で作られることもあります。
大分·真木大堂(まきおうどう)には、単独像が安置されています。

見分け方

手が6本、顔が6個です。
3つの顔の上に乗っかっている、ちっちゃな3つの顔
こんなちっちゃいのに怒っているのよね。
可愛いっ

足6本
面白いのが、足が6本
手が多いのは仏像の得意技ですが
足が6本というのは初めてです。

手足を合わせれば、イカさんにだって勝てますね。
(何の戦いや)

二人三脚をするときは、えらい騒ぎになります。

タップダンスをすると、すご技連発です。

大威徳明王チームでシンクロスイミングやると
高得点間違いなし。
秘技、イソギンチャク!

水牛
そして、水牛に乗っています。

これだけいっぱい特徴があれば
見分け方はバッチリですね。

ちょっとちょっと、
それだけ足があるんだから、
自分で歩いてよ(水牛談)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です