背骨

背骨はバネ
・「ねこ背は治る!」の小池義孝さんが書いた本を4冊ほど買ったといいましたが、大体は繰り返しでした。
・唯一「ねこ背は治る!」で触れていない大きなテーマが背骨。
・「背骨はバネ」ということです。
・背骨はS字型に湾曲しているので、上下に伸びる。
・また、ねじることも思った以上に可能。
・ということが基本的な趣旨で、背骨がバネであるということを意識した体の動かし方をしましょうということ。
・確かに大腰筋で歩くということからすると、背骨をねじるということはかなり重要な要素。最初にそこまで言及されていればもっと説得力があったかも知れません。

背骨の大切さ
・「ねこ背は治る!」以外でも、背骨関連を書いていく。
・背骨は脊髄の入れ物となっている。
・脊髄は、脳の一部が下の方まで細長く伸びたもの。というくらいの位置づけ。
・もし、背骨が曲がってしまうと、脊髄から出ている神経に直接的なダメージを与えてしまう。
・体の中心中の中心であることは間違いがない。
・接しているものはあまりにも多い。
・ただ、大事だから恐る恐る扱うのも違うだろう。
・背骨の本来の動きをちゃんと活かせていないというのが小池義孝さんの言いたかったことだろうから、ねじり、まがり、伸び縮みを積極的に使っていくことで、その周りも活性化していくのだろう。

中心軸
・重要な要素なので、別ページで書くが、背骨が大きくかかわる。こちら
・簡単に言うと、体の真ん中に一本まっすぐな線が通っている意識を持つということ。
・背骨は中心軸そのもの。

大きな流れ

大きな流れ
・食物や酸素がエネルギーになるまで、そしてその後を大きくとらえる。
・まず一つ目の出発点が食物
・これが胃や腸から吸収され、血液に渡される
・もう一つの出発点が酸素。
・これが肺から取り入れられ、血液に渡される。
・血液がこの栄養分と酸素を全身で60兆個ある各細胞に渡す。(動脈)
・細胞内のミトコンドリアで栄養分と酸素を使い「代謝」を行う。
・代謝の結果、エネルギーが発生する。
・エネルギーは1つには、「動くこと」に使われる
・筋肉が動くことや内臓や脳などの働きをいう。
・2つ目には「作ること」に使われる。
・筋肉(タンパク質)を作ったり、脂肪を作ったりする
・この時点でできるものとして、熱や二酸化炭素、老廃物がある。
・この要らないものを血液に渡す。(静脈)
・二酸化炭素は肺に運ばれ、体外に
・老廃物は尿等で体外に

大腰筋

大腰筋で歩く
・ウォーキングの基本として、大腰筋で歩くということが重要です。
・脚の付け根は股関節だと思われがちですが、股関節ではありません

脚の付け根は股関節ではない
・肩甲骨の構造と動きがご理解いただけたら、予想がつくと思います。
・腕の付け根は、肩関節ではなく、その先の先、背骨を支点として動かせるということでした。
・脚の付け根も股関節ではなく、背骨なんです。
・背骨のみぞおちのあたりから大腰筋という細長い筋肉がついていて、もう片方の端が骨盤の前を通り、大腿骨(脚の上側の骨)の股関節からちょっと下のあたりにくっついています。
・要するに脚の付け根は背骨のみぞおちのあたりを支点にしてそこから脚を動かせるということです。
・肩甲骨の2段階関節が脚についても言えます。
・背骨の下についている骨盤は動くのです。
・例えば右脚を前に出そうとします。
・骨盤の右端を前に出し、股関節の位置自体を前に出します。その先についている大腿骨を前に出します。
・大腰筋を縮めると自然にそうなるであろうことはお分かりいただけますでしょうか。
・みぞおちから大腰筋にそって、骨(骨盤の右端と大腿骨)が一直線に並びます。
・競歩の人が腰をふりふり歩いているのはそのためです。
・股関節を固定しておいて、股関節を支点に脚を動かすより、股関節の位置自体を動かしてみぞおちを支点に脚を動かした方が、歩幅は大きくなります。
・逆に歩幅が同じだとすると、脚の角度は支点が上に言った分小さくなります。
・すると、膝はまっすぐの位置に持っていくための仕事をそれほどしなくてよくなり、膝に負担のない歩き方ができるようになります。

肩甲骨

肩甲骨
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・肩の構造って本当に面白い構造をしています。
・よくまあ神さんもこんなうまいこと作ったなって感じです。
・腕の付け根は肋骨の横あたりに漠っとしたイメージで肩関節があってくっついているのではありません。
・鎖骨が背骨に関節でくっついていて、ある程度上下前後に動きます。
・その先に肩甲骨が関節でくっついていて、形は天使の羽のような感じ。
・その肩甲骨のさらに先に肩関節があってこれは球状関節といって肩甲骨側がうす、腕の骨がきねのようになっていて、180度くらいまではいろんな角度に動かせます。
・ポイントは腕は2段階の関節でくっついているということと、肋骨とは全くくっついていないということ。
・肩甲骨はなにもしないと肋骨の後ろっ側に寄り添う感じで存在しますが、前後上下左右に動かそうとすると、本来邪魔になるはずの肋骨を避けるように一つ目の関節から角度を変えられます。
・例えば肋骨より前に肩関節を持って来ようとすると、肩甲骨は天使の羽を立てるように角度を変えて前までスライドできます。
・2段階の関節が組み合わさりながら角度を変えていくので、腕はかなりいろんな方向に動かせるのです。
・ところが普通の人は完全に腕の付け根を勘違いしているから腕の動かし方が肩甲骨のメリットをいかす動かし方になっていない。

どう応用するか
・さあ、これをどう応用できるかですが、腕を動かしたいときに2つの関節の意識がないひとは、肩関節の場所を固定してその先だけで動かそうとするから不自由だし、筋肉としても大きく無理に動かす必要がある。
・2つの関節の意識があるひとは、肩自体も動かして腕を動かそうとするから、可動域も広がるし、複数の筋肉が少しずつ助け合って動くからそれほど負担にならない。
・ここからは私の予想ですが、肩こりの原因の僧帽筋は肩甲骨を動かす筋肉なので、日ごろからよく動かして強化し錆びつかないようにしておかなければならないのではないか。
・ウォーキングの腕ふりに関していえば、肩関節を固定してそこから腕をふると、てこでいう支点が肩になる。肩自体から振ると支点が背骨になる。4つめの意識「脚の付け根」と連動して大きな軌道になる