大腰筋

大腰筋で歩く
・ウォーキングの基本として、大腰筋で歩くということが重要です。
・脚の付け根は股関節だと思われがちですが、股関節ではありません

脚の付け根は股関節ではない
・肩甲骨の構造と動きがご理解いただけたら、予想がつくと思います。
・腕の付け根は、肩関節ではなく、その先の先、背骨を支点として動かせるということでした。
・脚の付け根も股関節ではなく、背骨なんです。
・背骨のみぞおちのあたりから大腰筋という細長い筋肉がついていて、もう片方の端が骨盤の前を通り、大腿骨(脚の上側の骨)の股関節からちょっと下のあたりにくっついています。
・要するに脚の付け根は背骨のみぞおちのあたりを支点にしてそこから脚を動かせるということです。
・肩甲骨の2段階関節が脚についても言えます。
・背骨の下についている骨盤は動くのです。
・例えば右脚を前に出そうとします。
・骨盤の右端を前に出し、股関節の位置自体を前に出します。その先についている大腿骨を前に出します。
・大腰筋を縮めると自然にそうなるであろうことはお分かりいただけますでしょうか。
・みぞおちから大腰筋にそって、骨(骨盤の右端と大腿骨)が一直線に並びます。
・競歩の人が腰をふりふり歩いているのはそのためです。
・股関節を固定しておいて、股関節を支点に脚を動かすより、股関節の位置自体を動かしてみぞおちを支点に脚を動かした方が、歩幅は大きくなります。
・逆に歩幅が同じだとすると、脚の角度は支点が上に言った分小さくなります。
・すると、膝はまっすぐの位置に持っていくための仕事をそれほどしなくてよくなり、膝に負担のない歩き方ができるようになります。

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